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南米のおすすめ周遊ルートをまとめてみた

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この記事では、南米のおすすめルートを紹介します。

南米はとても広いでので、南米に初めて行く人はルート作りが大変ですよね。

ただ、何も決めていないと無駄に移動することが増えるので、広い南米を効率よく回るのにルートは大事です。

そのルートづくりに少しでもやりやすいように、6カ月南米にいた経験を元に、南米のおすすめ周遊ルートを紹介します。

実際にこのルートは人気で、多くのバックパッカーが使っているものとなっています。

この記事を読めば、南米を効率よく回るルートができますよ。
南米に行く前にルートを決めておきましょう。

大まかなルートだけでなく、国ごとの細かなルートも解説しているので、南米を長期的に周る予定の人はルートを立てるときの参考にしてください。

目次

南米のおすすめルート

南米は広いので、無駄なく回るためにはルートはとても大切です。

僕が考える南米のルートを訪れる国を順番に並べると以下のようになります。

  1. コロンビア
  2. エクアドル
  3. ペルー
  4. ボリビア
  5. チリ
  6. アルゼンチン
  7. ウルグアイ
  8. パラグアイ
  9. ブラジル

後で説明しますが、コロンビアとエクアドルは南米の最後にまわしても構いません。

またこの記事で想定している読者は以下のとおりです。

この記事で想定している読者
  • 陸路移動が基本
  • バックパッカー
  • 世界一周・長期旅行者向け

この記事では僕が思うベストなルートを全て書き出していますが、全て行くとかなり時間がかかります。

そのため、自分が使える時間に合わせて削ってください。

ちなみに僕が南米を旅行したときのルートは以下のとおりです。

この記事で紹介するルートは僕が全て行ったところでありませんが、ネットで事前に調べた情報や途中で出会った旅人の情報をもとにしています。

ベネズエラとギアナ三国(ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ)はルートから除く理由

南米の右上にある「ベネズエラ」とギアナ三国と呼ばれる「ガイアナ」、「スリナム」、「フランス領ギアナ」ですが、この記事では行かないことを想定しています。

実際にこの4カ国に行く日本人はほとんどいません。

この4カ国を南米のルートから除く理由は、ベネズエラにある「エンジェルフォール」以外は目立った観光地がないからと、治安が悪いからです。

スリナムとフランス領ギアナは行ってもいいかもしれませんが、ベネズエラとガイアナの治安は世界の中でも悪いので、行かないことをオススメします。

出発地点はコロンビアかペルーがオススメ

南米周遊の出発地点はコロンビアかペルーがおすすめです。

この2つの国は立地が効率的に回るスタート地点としてふさわしいです。

また、コロンビアの首都「ボゴダ」とペルーの首都「リマ」は様々な国からの国際線が多いのも優れています。

コロンビアから入れば反時計回りに綺麗に回ることができます。

ペルーから入った場合は、反時計回りに周り、ブラジルのまで行った後に、飛行機で飛んでエクアドル→コロンビアと進むのもいいでしょう。

南米を1カ月だけの短期旅行者は3〜4カ国がおすすめ

南米に数カ月もいられない、短期旅行者の人は上の星マークの数を参考にして計画を立ててみてください。

せっかく南米に行くのだからなるべくたくさんの国を旅行したいという気持ちはわかりますが、1カ月程度であれば、3〜4カ国ぐらいがいいと思います。

中でもペルーとボリビアは観光地も多い上に、物価も安いので予定に入れておくことをオススメします。

短期旅行の場合は飛行機移動をうまく取り入れて移動時間を節約するようにするしましょう。

コロンビアのルート

  1. ボゴダ
  2. メデジン

ボゴダ

コロンビアの首都です。

コロンビアは治安が悪いところがありますが、首都であるボゴダは比較的治安がいいです。

ボゴダの中でも治安がいい場所と悪い場所があります。
簡単に分けると、低所得者が多く住む「旧市街」は治安が悪く、新市街は治安がいいです。

街自体も新市街は大きなビルが建ち、国際的な会社のオフィスがあります。

ただし、観光名所は旧市街に多いです。
日中の観光であれば問題ありませんが、最低限の注意はしておきましょう。

コロンビアはパナマと国境を接していますが、現在は国境地域にゲリラが潜むことから陸路入国をすることはできません。

メデジン

旅人の中でも人気の高い都市であるメデジン。
コロンビアの第二の都市です。

日本語を勉強しているコロンビア人が多いこともあり、親日である人が多いです。

メデジンから2時間で行ける「グアタペ」が人気。
長い階段を登る必要がありますが、有名な「ピエドラ・デル・ペニョル」もオススメです。

メデジンはコロンビアの中でも「治安がいい」とされていましたが、2016年11月に世界一周中だった日本人大学生が殺害される事件が発生しました。

その大学生が宿泊していた日本人宿「シュハリ」が有名でしたが、事件以降閉鎖。
一度営業開始したものの再び閉鎖し、再開することはないそうです。

コロンビアからエクアドルの国境地帯は危険

コロンビアからエクアドルまでは国際バスが運行していますが、この陸路移動は危険とされています。

日本の外務省も「この地域の陸路移動は避けるように」と言っています。
コロンビアとエクアドルの国境地帯では、過去にコロンビア反政府軍とエクアドル軍がコロンビア政府軍と戦っており、現在でも治安が不安定なままです。

2018年1月にも国境地域にある警察署で爆発が起こっています。

何も知らずに、普通にバスに乗って国境移動する人が多いですが、安全を考えれば空路移動がオススメです。

エクアドルのルート

  1. キト
  2. ガラパゴス諸島

キト

エクアドルは赤道直下にある国で、首都のキトには赤道の場所を示している記念碑があります。

偽物の記念碑と、本物の記念碑があるので間違えないように気をつけてください。

赤道上では水が垂直に流れたり、卵が立ったりするなどのほかでは見られない不思議な光景を見れます。

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島にしかいない生き物がたくさんいるので動物好きの旅行者にとっては是非行っておきたい場所です。

ダイビングもすることができ、南米の隠れたダイビングスポットとなっています。

ただし、島内の物価は高いです。

ペルーのルート

  1. リマ
  2. イカ・ワカチナ
  3. ナスカ
  4. アレキパ
  5. クスコ
  6. プーノ

ペルーは南米の中でも真ん中に位置しているので、南米旅のスタート地点にする人も多いです。

物価が安く、ご飯も美味しい国です。

リマ

ペルーの首都です。
北米、中米、南米、ヨーロッパなど各地を結んでいる飛行機が発着しています。

リマの中でも治安がいいところと治安が悪いところがあるので注意してください。

リマにある日本人宿「お宿桜子」は日本人が集まるのでオススメです。

イカ・ワカチナ

ワカチナという街は「砂漠の中のオアシス」と呼ばれ、その言葉通り砂漠に囲まれた場所に小さな街と湖がある街です。

ワカチナに行くには、リマからイカ行きのバスに乗って移動。
そして、イカからワカチナまでタクシーで移動するのが一般的です。

サンドバギーなどのアクティビティが人気です。

ナスカ

ナスカと言えば、言わずと知れた「ナスカの地上絵」がある街です。

セスナに乗って上空から地上絵を見ることができます。

ただ、セスナの値段が安すぎるものは運転が荒かったりするので注意しましょう。

セスナに乗らなくても、地上絵を見ることができる塔もあり、そこからでも見ることができます。

アレキパ

アレキパは「白い街」として有名です。

目立った観光名所はありませんが、「アレキパ市の歴史地区」として世界遺産に登録されています。

アレキパの名物といてば「サンドラの家」という日本人宿です。

宿泊代の中に朝食と夕食が含まれており、このご飯がめちゃめちゃ美味しいです。

クスコ

クスコは高地にある街で、世界遺産のマチュピチュに行くための中継の街にあります。

高度が高いので、高山病には注意してください。

クスコからマチュピチュまで安く行くには、クスコからバスでマチュピチュ村の近くまで行き、そこから歩くというルートになります。

「時間がない」または「快適に移動したい」という方は電車で行くことができます。

ペルーに行く人のほとんどはマチュピチュに行くと思いますが、マチュピチュの標高は富士山の8合目ほどなので注意してください。

リマからクスコへのバスはありますが、移動にほぼ1日かかるのと、標高を一気に上げるため高山病になりやすいです(僕自身もなりました)。

そのため、クスコに行く前にどこかの街を経由して少しずつ標高を上げることをオススメします。

プーノ

プーノは世界一標高が高い場所にある湖「チチカカ湖」がある街です。

草でできている浮島「ウロス島」と「タキーレ島」に行くツアーがオススメです。

ボリビアのルート

ボリビアの国自体が高地にあります。
基本的に富士山の山頂とそれ以上のところ

そのため高山病に気をつけてください。

  1. コパカバーナ
  2. ラパス
  3. トロトロ
  4. ポトシ
  5. ウユニ

コパカバーナ

目立った観光地はない静かな街です。

コパカバーナもチチカカ湖に面しています。

コパカバーナにある高いところに行けばチチカカ湖を上から見ることができます。

魚料理が有名で、いろんなレストランで食べることができます。

ラパス

ボリビアの首都です。
世界で1番標高が高い首都になります。

あんまり有名ではありませんが、「月の谷」がオススメです。

首絞め強盗の被害が多い街なので注意してください。

特にバスターミナル付近は治安が良くありません。

トロトロ

恐竜の足跡があることで有名です。
ラパスからバスで行くことができます。

ポトシ

ポトシは、ポトシ鉱山が有名な街です。

ポトシ鉱山とは、たくさんの銀が取れたことで栄えましたが、現在でも低賃金で鉱山の中で働いている人がたくさんいます。

その鉱山にはツアーを通して入ることができます。

鉱山内部はアスベストなど舞っており、空気が非常に悪いので、バンダナやタオルなどで口元を覆うようにしましょう。

ここからウユニは近いので、バス一本で行くことができます。

ウユニ

ウユニは言わずと知れた「ウユニ塩湖」がある街です。

ウユニの街とウユニ塩湖は離れているので、ツアーを利用して行くのが一般的です。

日本人に人気のツアーは「穂高ツアー」です。

チリのルート

  1. サンペドロ・デ・アタカマ
  2. イキケ
  3. ビーニャ・デル・マール
  4. サンティアゴ
  5. イースター島

サンペドロ・デ・アタカマ

サンペドロ・デ・アタカマはウユニからツアーで行くのが一般的です。
2泊3日で有名な観光名所を見ながらチリに行きます。

チリに入ると、宿の設備が綺麗になり、宿の人が英語を話せるようになり、先進国に来たのを実感します。
ただ、それに伴いいきなり物価が上がります。

サンペドロ・デ・アタカマは星が1番綺麗に見れると言われています。
あと、月の谷のツアーは面白いのでオススメです。

イキケ

イキケは、世界遺産の「ハンバーストーン」があります。

このハンバーストーンとは、昔使われていた工場で、今は廃墟となっています。

個人的なことになりますが、サンペドロ・デ・アタカマからイキケへの夜行バスで盗難にあいました。

この2つの街の間にある「カラマ」は治安が悪く、この街を中継するバスは盗難が多いので注意してください。

ビーニャ・デル・マール

ビーニャ・デル・マールはチリの港街です。

日本人宿の「汐見荘」が人気です。
汐見荘から歩いて行けるところに魚市場があり、新鮮な魚を食べることができます。

バスや電車で隣街の「バルパライソ」に行くことができます。

サンティアゴ

チリの首都です。
特に目立った観光地はありません。

ビーニャデルマールやイースター島、南のパタゴニア地方に行く際の中継地点になっています。
ケチャップ強盗の被害も多いので気をつけてください。

イースター島

イースター島はモアイがある島です。

島内の物価は高いので、サンティアゴなどで食料を買い込んでおくことをオススメします。

また、イースター島への航空券は基本的に高いので、前もって購入するようにしておきましょう。

公式

アルゼンチンのルート

  1. メンドーサ
  2. ブエノスアイレス

アルゼンチンは物価が高いです。
宿代はともかく交通費が特に高いです。

アルゼンチンは牛肉が有名で、スーパーで安く購入することができます。
牛肉を焼いて、塩コショウをかければ、それだけで美味しいです。

アルゼンチンはワインの生産地としても有名で数百円で美味しいワインを買うこともできるので、牛肉とワインを一緒に安く楽しむことができます。

節約のテクニックとして、宿泊料金はクレジットカードで払うと、税金が免除されてお得になります。

メンドーサ

メンドーサはワインの生産が有名な街です。

自転車に乗りながら、ワイナリー巡りをするのがオススメです。

ブエノスアイレス

ケチャップ強盗をはじめとして犯罪が多い街なので、気をつけてください。

無料で楽しめる観光地も多いので、飽きることはないでしょう。

フェリーでウルグアイに行くことができます。

ウルグアイのルート

  1. コロニア・デル・サクラメント
  2. モンテビデオ

ウルグアイは小さな国であまり知られていませんが、牛肉の消費量が世界一です。

国自体小さく、人も穏やかなのでオススメです。

特に、ウルグアイ料理である「チビート」は本当に絶品なので一度食べることをお勧めします。

ただし、物価がかなり高いです。

コロニア・デル・サクラメント

アルゼンチンのブエノスアイレスからフェリーに乗って行くことができます。
日帰りで行くこともできます。

ものすごいのどかな街でした。

宿の人に教えてもらったチビートの店が絶品でした。

モンテビデオ

サッカーワールドカップの第一回大会が行われたサッカー場および記念館があり、サッカー好きは訪れたい場所です。

国会議事堂も無料のツアーに参加することができます。

パラグアイのアスンシオンまでバス1本で行くことができます。

パラグアイのルート

  1. アスンシオン
  2. イグアス居住区
  3. シウダー・デル・エステ

パラグアイには目立った観光地はありません。

ただ、世界一周などの長期旅行者にはとても人気があります。

その理由は治安が良く気を張る必要がないこと加えて、のどかであり、そして沈没必至の日本人宿があるからです。

パラグアイは南米で疲れた体と心を休む国としておすすめです。

アスンシオン

アスンシオンは、パラグアイの首都です。

首都ですが、全然首都っぽくなく、こじんまりしています。

日本人宿である「民宿ラパちょ」 は長期旅行者に人気です。

アスンシオンのブラジル大使館では、ブラジルビザも取得することもできます。

イグアス居住区

イグアス居住地とは、日本から移民してきた人たちが作った街で、たくさんの日系人が住んでいます。

日本の食品を売っている商店や ラーメン屋さんなどがあります。

このイグアス居住地には、「民宿小林」と「ペンション園田」という2つの日本人宿があります。

人気が高いのは「民宿小林」です。

すき焼きやごまプリンが食べれます。

普段長期滞在しない人もついつい沈没してしまうのが「民宿小林」です。

シウダー・デル・エステ

シウダー・デル・エステは「パラグアイの秋葉原」と呼ばれ、いろんな電化製品を売っています。

電化製品を安く購入できるため、隣国のアルゼンチン、ブラジルからの観光客も多いです。

ブラジルのルート

  1. フォス・ド・イグアス
  2. サンパウロ
  3. リオデジャネイロ

ブラジルは治安が悪い所が多いです。

特にサンパウロやリオデジャネイロなどの大都市圏では銃などを使った強盗なども頻繁に起こります。

一人での行動はなるべく控えるようにしましょう。

フォス・ド・イグアス

フォス・ド・イグアスは、イグアスの滝に行くための街です。

イグアスの滝はブラジル側とアルゼンチン側のどちらからも見ることができます。

簡単に説明するとアルゼンチン側は近くまでことができ、船に乗って滝坪に突入するアトラクションなどもあります。

反対に、ブラジル側はここまで滝に近づくことができない代わりに、滝の全体像を見るのに適しています。

僕はどちらも行きましたが個人的にはアルゼンチン側がおすすめです。
ただしアルゼンチン側の入場料が年々高くなっています。

サンパウロ

サンパウロはリオデジャネイロに次いで大きい街です。

かつて日本から移住した人たちが作った「東洋街」と呼ばれる街があります。

そこには日本語の看板が並び、日本食材も数多く販売しています。
移住した人の歴史をまとめている「ブラジル日本移民資料館」は日本人なら行っておきたい場所です。

リオデジャネイロ

リオデジャネイロは治安が悪いので、常に警戒するようにしましょう。

貧困層が住むファベーラはツアーでも行けるようになっていますが、本来はとても治安が悪いところです。

間違っても個人で行くようなことはしないでください。

まとめ:南米のルートは反時計回りがおすすめ

これから南米に行く人に向けて南米のおすすめルートを紹介しました。

大体の南米のルートは決まったでしょうか。
この記事が南米のルート作りに少しでも役に立ったら幸いです。

このブログでは南米の安宿や移動手段について個別の記事にまとめているので参考にしてください。

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