海外旅行中に写真のデータを紛失したくはないと思います。
しかし、海外では予想外のことがたくさん起こる可能性が高いので、スマホやハードディスクに保存していた場合盗まれたりする可能性があります。
そこで使いたいのが「クラウドサービス」です。
クラウドサービスにデータをアップロードさえしておけば、たとえデータを保存していたデバイスを盗まれたとしても、クラウド上のデータは無傷です。
この記事では海外旅行中に使えるおすすめのクラウドサービスを5つ紹介します。
それぞれのサービスに特徴があるので、目的ごとに使い分けるようにしましょう。
海外で使いたいおすすめクラウドサービス
自分の大切な写真やファイルなどのデータを守るためのクラウドサービスはたくさんあります。
その中でも、海外で使うことができる上に、使いやすいものを5つに厳選して紹介していきます。
今回紹介するクラウドサービスは以下の5つです。
この記事ではオススメな順番に書いています。
- プライムフォト
- Googleフォト
- Dropbox(ドロップボックス)
- Flickr(フリッカー)
- Evernote(エバーノート)
これらのクラウドサービスはアプリを使えば、スマホでも簡単に利用することができます。
それぞれアプリのダウンロードリンク(iOS用・Android用)も貼っているので、合わせてダウンロードしてみてください。
そもそも「クラウドサービスとは何か」、「クラウドサービスを使うメリットは何か」という方は別の記事にクラウドのことをまとめているので、そちらを参考にしてください。
Amazonプライムフォト
AmazonプライムフォトはAmazonが提供している画像ファイルを保存するのに役立つクラウドサービスです。
保存容量が容量無制限な上に、画像ファイルを圧縮することなく保存できます。
他のクラウドサービスには珍しい「RAWファイル」の画像も無圧縮で保存できる上に、こちらも無制限での保存が可能です。
写真にこだわりたい1眼レフ・デジカメ使用者なら必須のクラウドサービスになります。
プライムフォトは、普通の画像ファイル形式であるJPEGのファイルでもRAWの写真でも無圧縮で無制限で保存できる。
つまり、撮影した写真全てを無劣化で保存できるクラウドサービスということです。
画像ファイル以外の動画やPDFファイルはAmazonフォトとは違うサービス「Amazon Drive」に保存することもできますが、それらは5GBまでの保存しかできません。
プライムフォトを利用するにはAmazonプライム会員になる必要がある
AmazonプライムフォトはAmazonプライム会員の特典の一つです。
そのため、Amazonフォト利用したい場合は、Amazonプライム会員になる必要があります。
Amazonプライムの年会費は4,900円で、1カ月あたりの料金は408円になります。
学生版のAmazonプライム会員の「Prime student」だと年間2,450円です。
Amazonプライム会員になる必要はありますが、無制限の保存容量を手に入れる他にも、映画やドラマが見れたり、100万以上の曲が聞けたり、何かとAmazonプライムは便利です。
Amazonプライムは30日間、Prime Studentは6カ月間の無料体験ができます。
自分に合わないと思えば、無料期間中の退会なら一切お金はかからないので、まずは体験してみてください。
Amazonフォトの公式アプリについて
Amazonが出しているプライムフォトの公式アプリがあります。
これを使えば、スマホで撮影した写真も簡単にクラウド上にアップロードすることができます。
アプリの自動アップロード機能も便利です。
Googleフォト
Googleフォトは、Googleが提供している写真向けのクラウドサービスです。
Googleアカウントを持っている人は、すぐに利用することができます。
「高品質モード」と「元のサイズモード」の2つの保存設定があります。
「高品質モード」を選べば、写真を圧縮して保存することになりますが、容量無制限で保存することができます。
「元のサイズモード」は圧縮なしで画像ファイルを保存できますが、無料で保存できるのは15GBまでになります。
元のサイズモードで15GB以上の容量の画像ファイルを無圧縮で保存したい場合は、有料になります。
Googleフォトのアプリについて
Googleフォトでは写真を自動的に解析し、人や場所ごと自動的に分類してくれます。
また、クラウドにアップロードした写真やビデオは定期的にまとめて1つの映像を作ってくれたりします。
アプリを使えば、Amazonフォトと同様に自動的に写真をクラウドにアップロードしてくれます。
Dropbox
Dropboxは画像やファイルを保存できるクラウドサービスです。
パソコンと同期することで簡単にファイルを共有することができます。
僕は主に「パスポートの顔写真のページ」、「海外旅行保険の保険証」、各地で撮った写真を保存しています。
飛行機移動がある前には、E-ticket(電子航空券)のPDFファイルを事前に保存し、オフラインでも見れるようにしています。
無料でも十分使えますが、有料バージョンにすると保存できるデータ容量が増えます。
- Basic:年会費無料。保存容量:2GB。
- Plus:月会費1,000円。保存容量:1TB。
- Professional:月会費2,000円。保存容量:1TB。ビジネス向け。
普通の人なら無料会員「Basic」の2GBで十分です。
Dropboxを利用するためには、無料の場合でも会員登録をする必要があります。
名前、メールアドレス、パスワードを入力するだけなので簡単です。
Flickr
FlickrはアメリカのYahooが提供しているクラウドサービスです。
無料で1TBの容量までの写真を保存することができます。
保存する画像ファイルはプライムフォトと同様に圧縮されることはありません。
ただしアメリカのYahooのサービスなので、Flickrを使用するためには、アカウントの作成が必要になります。
無料で1TBまでの保存が可能ですが、英語でアカウントを作成するのが面倒臭いという面もあります。
また、上記で紹介したPrimeフォトやGoogleフォトと比べるとアップロードや写真一覧の表示のスピードが遅いです。
したがって、PrimeフォトやGoogleフォトをメインに使って、Flickrは補助的な位置で使用するのがいいと思います。
Evernote
Evernoteは主に文章を保存するためのクラウドサービスです。
手に入れた情報などをメモとして書き込んで使います。
公式Evernote
こちらもパソコンと同期することで、ファイルを共有することができます。
他にも写真やウェブサイトをクリップして保存することもできます。
無料プランと有料プランの選択肢があります。
- ベーシック:年会費無料。月間アップロード容量60MB
- プレミアム:年会費5,200円。月間アップロード容量10GB。
- Evernote Business:月会費1,100円。月間アップロード容量20GB。ビジネス向け。
Evernoteも普通の人なら無料会員のベーシックで十分です。
EvernoteもDropboxと同じように無料の会員登録をする必要があります。
Evernoteのアプリについて
Evernoteのアプリでは指紋認証やパスワードでロックをすることができるので、しっかり設定しておきましょう。
無料会員のベーシックだと1つのアカウントにつき、2台までの端末でしか利用できないので注意してください。
おわりに
この記事では、海外旅行中に使えるクラウドサービスを紹介しました。
1番使えるAmazonフォト以外は無料で利用することができるので、「使えるな」と思ったものから利用して見てください。
どのサービスも大きい会社が運営しているので急にサービスが中止になる可能性は低いですが、万が一のために複数のクラウドサービスを利用することをオススメします。