世界一周中は誰もが自分の荷物は自分で守らなければいけません。
そのために防犯グッズを使った対策は必須です。
今回は、僕が世界一周に持っていった防犯グッズである
- 「セキュリティベルト(マネーベルト)」
- 南京錠
- ワイヤーロック
- 防水ケース
紹介していきます。
うまく利用して、自分の持ち物を盗まれないようにしましょう。
海外旅行中に貴重品を隠す「セキュリティベルト(マネーベルト)」

セキュリティベルト(あるいはマネーベルト)とは、パスポートやお金を隠して持ち運ぶための道具です。
パスポートなどの貴重品をベルトの中に入れ、体に巻きつけ服の下に隠すことで、スリなどから貴重品がどこにあるか知られないようにします。
種類もたくさんあり、
- 腰に巻くタイプ
- 足に巻くタイプ
- 首からさげるタイプ
などがあります。
セキュリティベルトを使うと、スリからすれば、服の中に手を入れて盗らないといけないので、モノを盗られる可能性を低くすることができます。
ただ、犯人側も「貴重品はセキュリティベルトに入れ、腰に巻いている人が多い」ということを知っていて、まれにセキュリティベルトごと盗られることもあるようです。
そのため、セキュリティベルトを付けたからと言って100%安全ではありませんが、確実にスリから貴重品を守れる確率は高くなります。
最近では名前の通り、ベルトの中にお金を隠せるモノもあります。
パスポートを入れることはできませんが、お金を隠すことができるので、スリにお金を盗られる可能性は低くなります。
もしもの時のために、お金は財布とセキュリティベルトだけに入れるのでなく、複数に分散して持つようにしましょう。
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海外旅行中にバッグパックやロッカーを施錠する「南京錠」

続いて紹介する防犯グッズは「南京錠」です。
南京錠を使うことで
- ドミトリー部屋のロッカー
- 自分のバッグのチャック
を開かないようにすることができます。
ゲストハウスなどに泊まると一人に1つロッカーを使用することができるところが多いです。
しかし、中には鍵が付いていないものもあり、自分の鍵が必要な場合があります。
鍵を用意していないのは、
- ほとんどのバックパッカーは南京錠を持っていることが一般的だから
- ゲストハウス側の用意した鍵で貴重品を盗まれた場合、ゲストハウスの人が疑われることを避けたいから
という理由があります。
そんな鍵のないロッカーしかないところで、自分で南京錠を持っていなければ、ロッカーがある意味がありません。
また、最初から鍵がついているロッカーでも、自分の南京錠を使い二重に施錠することで、さらに防犯効果が高まります。
そして、自分のバッグのチャックに南京錠を付けることで、他人にバッグを開けられないようにできます。
普段から自分のバッグに南京錠でロックしておくことによって、貴重品が盗まれにくくなります。
ドミトリー部屋だと荷物は基本的誰でも触れる状態にあり、南京錠をしていなければ中身を盗まれる可能性がありますし、歩いている時も、知らないうちチャックを開けられ、モノを盗られることもあります。
その他、長距離移動時、寝ている間にバッグを開けられ、中身を盗まれる事件も頻発しています。

バッグのチャックに南京錠があれば、犯人たちは簡単にバッグを開けることができません。
もちろん、バッグをナイフで開けられたら終わりですが、ある程度の予防をすることができます。
南京錠は大きく分けると、
- 暗証番号を合わせて開け閉めする「ダイヤルロックタイプ」
- 鍵で開け閉めするタイプ
- ワイヤーロックタイプ
- スマート南京錠
があります。
それぞれ特性が違っています。
ダイヤルロックタイプ

このタイプの南京錠は自分で番号さえ覚えていればいつでも簡単に開け閉めできるので便利です。
しかし、デメリットとして時間さえあれば、1つずつ数字を変えていくことで誰でもあけることができます。
そのため100%安全とは言えません。
ダイヤルロックタイプは3桁のものと4桁のものが一般的で、当たり前です開けられる確率は3桁のほうが高くなります。
鍵で開け閉めタイプ

鍵で開け閉めするタイプは、鍵がなければ開けることができないので、ダイヤルロックよりも防犯効果は高いと思います。
しかし、鍵をなくすと自分も開けることができなくなるので鍵の管理には注意が必要です。
ただ、ドアのピッキングがあるように南京錠のピッキングをする人も稀にいるという話を聞いたことがあります。
ワイヤーロックタイプ
南京錠といえば錠のところが金属になっているのが普通ですが、ワイヤーになっているものもあります。
ワイヤーは細いですが、金属で作られているので丈夫です。
このワイヤータイプの南京錠のいいところは、ロッカーの穴やバッグのチャックの穴が小さかったりした時に、問題なく施錠できるところです。
また、穴同士の距離が遠かったりしても、ワイヤータイプのものだとある程度のものに対応できることができます。
高価だけど防犯性能が高いスマート南京錠
上記で紹介してきた南京錠は昔からあるものですが、最近ではテクノロジーを使った「スマート南京錠」も販売されています。
例えば、指紋認証で開く南京錠。
数字を合わせてロックを解除する南京錠だと、時間はかかりますが全ての組み合わせを試せば、絶対に開いてしまいます。
その点、指紋だと同じものがないので、自分の指紋でしか開けることができません。
しかも、指をかざすだけで開くので楽ですね。
また、スマホで開け締めを制御できるスマート南京錠もあります。
Amazonではこちらの方が人気ですね。
海外旅行中にバッグごと持っていかれないようにする「ワイヤーロック」

バックパッカーだと長距離移動や空港泊をすることが何度もあるものです。
そんな時に、ワイヤーロックを使ってバッグと固定された座席や柱などを繋いでおくことで、バッグそのものを持ち運ばれることを防ぐことができます。。
インドの電車は寝ている間の盗難が多いです。
実際に僕もたくさんの被害者に会ったことがあります。
僕はインドで何度も電車移動しましたが、ちゃんとワイヤーロックを使って柱に固定していたので、盗難にあったことことはありません。
ワイヤー自体は細いですが、鉄でできているので、特別な道具を使わないかぎり切断されることはありません。
ワイヤーロック本体を買わなくてもワイヤーだけでも販売しています。
南京錠を余分に持っている人は、そちらを買えば安上がりになるだけでなく、荷物の体積も減らすことができます。
海外旅行中にスマホの防犯グッズにとして使える「防水ケース」

防水ケースは海などに行った時にスマートフォンを水から守るためのものですが、海外旅行中にはスマホをスリなどの盗難から守るための防犯グッズとして使うことができます。
スマートフォンは海外で泥棒に狙われるものの1つです。
なぜなら、スマートフォンは高価で、どこで売っても高く売れるから。
特に日本人に人気のiPhoneは泥棒側にも人気です。
日本人は基本的に世界的に見て裕福な人が多いので、日本でポケットにスマートフォンを入れていてもスリに盗まれる可能性は低いです。
しかし、海外ではたくさんの人がスリの被害にあっています。

iPhoneは特に高く売れるぜ。
世界の中でも、特にヨーロッパのイタリヤやスペインはスリのレベルが高いと言われており、気づかないうちに盗まれる人がたくさんいます。
防水ケースは首にかけるタイプがオススメです。
スリ側からすれば、スマートフォンを盗むためには、服の中に手を忍び込ませチャックを開けるか、防水ケースごと盗らなければいけません。
よって、スリから盗まれる可能性が低くなります。
もちろん防水ケースとしても使うことができます。
川や海に行くときだけでなく、タイで行わる「ソンクラーン」やスペインの「トマティーナ」などでも活躍します。
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まとめ:世界一周には防犯グッズが必須
今回紹介した防犯グッズを使用しても100%安全ではありません。
ただ、ちゃんと対策することで、貴重品を盗まれる可能性は確実に低くなります。
世界一周中の貴重品の管理は完全に自己責任です。
特にパスポートを盗まれると、いろいろな手続が必要になるため、ほぼ間違いなく旅に悪影響が出ます。
治安が悪い国だけでなく、治安がいいと言われている国でもしっかりとできるだけの防犯対策をして、旅を安心して楽しみましょう。