この記事では、タイの出入国カードのルールや注意点、記入例を紹介します。
タイの出入国カードは2018年に新しくなりました。
そこで現在のタイの出入国カードを記入する時に知っておくべき以下のことを解説していきます。
- タイの入国カードと出国カードのルール
- 出入国カードに書かれている英語の意味
- 具体的な記入例
タイに入国する予定の人で、入国カードを書くことに慣れていない人は参考にしてください。
これを読めば、何を書くべきか分かるので、入国する時に戸惑うことはなくなります。
タイの入国カード・出国カードについて
タイの出入国カードは、タイ人は書かなくてもいいですが、タイ国籍ではない外国人旅行客はみんな書かなくてはいけません。
空路の場合は、移動中に飛行機内で出入国カードをCAさんが配ります。
この際、ノットスクートなど、タイ人がほとんどのような航空機では、手をあげないともらえないことが多いです。
ただ、CAさんが配っている時に寝てたりしても、いつでも言えばくれます。
また、入国審査前にも空港に設置されているので、飛行機の中でもらえなくても心配する必要はありません。
陸路の場合は、タイのイミグレーションオフィスの近くに設置されているか、係の人が配っているので受け取ってください。
タイの出入国カードは両面印刷
タイの出入国カードは入国用と出国用が1枚になっています。
入国審査で入国カード(ARRIVAL CARD)の方は切り離されて、回収されます。
出国カード(DEPARTURE CARD)の方は出国時に必要になるので、無くさないよう保管してください。
無くした場合は警察に行って手続きする必要があります。
出入国カードの表記ルール
タイの出入国カードは「署名」の箇所以外は全て英語記入です。
また英語は、小文字ではなく、全て大文字の英語で記入するのがルールとなっているので気をつけてください。
記入には黒か青のインクのペンで記入しないといけません。
入国カードは今後廃止される予定
タイの入国カード・出国カードは今後廃止される予定です。
廃止されることが発表されたのは2019年ですが、2021年現在でも廃止されていません。
したがって、現時点でもタイに入国する際には必ず記入し、提出する必要があります。
タイの入国カード表面の書き方・記入例
それでは、まずタイの入国カードの表面の記入例を具体的に紹介します。
特に難しいことは書かないので、落ち着いて記入してみてください。
①FAMILY NAME(姓)
自分の名字を記入します。
②FIRST NAME(名)
自分の下の名前を記入します。
③MIDDLE NAME(ミドルネーム)
ミドルネームがある人は記入します。
ない場合は空白のままでOKです。
④Gender(性別)
男性の場合は「Male」にチェック。
女性の場合は「Female」にチェックします。
⑤Nationality(国籍)
日本国籍の人は「JAPAN」と記入しましょう。
他の国籍の場合は、国籍がある国名を記入します。
⑥Passport no.(パスポート番号)
自分のパスポート番号を記入します。
日本のパスポート番号は「アルファベット2文字と数字7桁」になっています。
⑦Date of Birth(誕生日)
自分の誕生日を数字で記入します。
「DD」に誕生日、「MM」に誕生月、「YYYY」に誕生年を記入します。
例えば、1990年10月13日生まれの人であれば、以下のようになります。
- DDに「13」
- MMに「10」
- YYYYに「1990」
⑧Flight no. / Vehicle no.(フライト番号または車両番号)
タイに空路入国した場合は、飛行機の便名を記入します。
陸路入国の場合は、タイに入国に使ったバス会社の名前や車のナンバーを記入します。
⑨Visa no.(ビザ番号)
ビザを事前に取得している人のみ記入します。
タイはノービザでも入国できる国なので、ビザを持ってない人は空白のままでOKです。
⑩Occupation(職業)
自分の職業を記入します。
英語だと分からない人も多いと思うので、いくつか例を出しておきます。
- 会社員:OFFICE WORKER
- 学生:STUDENT
- 主婦:HOUSEWIFE
- 個人経営者:PROPRIETOR
- フリーランス:SELF-EMPLOYED
- 国家公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
- 地方公務員:LOCAL GOVERNMENT OFFICIAL
- 無職:NONE
⑪Country Where You Boarded(出発国)
タイに入国する前に滞在していた国名を記入します。
⑫Purpose of Visit(滞在目的)
タイに来た目的を記入します。
入国カードの裏面に同じことを質問されているので、下記で説明しています。
下のリンクを選択すると、裏面の「観光目的」の質問までスクロールします。
⑬Length of Stay(滞在日数)
タイの滞在予定日数を記入します。
ここに書いた日数はあくまで「予定」なので、滞在が延びても問題ありません。
ノービザの人は30日以内の日数にしておきましょう。
ノービザであっても、滞在を延長することはできますが、入国審査での質問が多くなります。
⑭Eesidence(居住地)
自分が現在住んでいる場所を記入します。
「City / State」には、日本の場合だと、TOKYO(東京)やOsaka(大阪)など「都道府県」を記入しましょう。
「County of Residence」には、住んでいる国名を記入します。
日本の場合だと「JAPAN」です。
⑮Address in Thailand(タイでの滞在場所の住所)
タイで宿泊するホテル名、住所を記入します。
正式には、住所まで書くべきですが、ホテル名だけでも大丈夫です。
⑯Telephone(電話番号)
自分の電話番号を記入します。
基本的にタイでつながる電話番号がいいですが、持っていなければ日本の電話番号でかまいません。
書いたところで、基本的に電話がかかってくることはないので安心してください。
タイのSIMをAmazonで購入している場合は、どこかに電話番号が書かれているので記入しましょう。
⑰Email(メールアドレス)
自分のメールアドレスを記入します。
メールアドレスを記入しても、基本的にメールはきません。
⑱Signature(サイン)
パスポートと同じように日本語でサインをしましょう。
これで入国カードの表面の記入は終わりです。
つづいて、裏面を記入しましょう!
タイの入国カード裏面の書き方・記入例
タイの入国カード裏面は、すべてチェックマークをつけるだけです。
自分に当てはまるものをチェックしましょう。
Type of flight(航空便の種類)
航空便の種類としては以下の2つから選択します。
- Charter(チャーター便)
- Schedule(定期便)
普通の飛行機であれば、「Schedule(定期便)」をチェックしましょう。
Is this your first trip to Thailand?(タイに来るのは今回が初めてですか?)
タイの訪問についての質問なので、自分のタイに来た回数によって
- Yes(今回が初めてのタイ入国です)
- No(2回目以降のタイ入国です)
のいづれかを選択してください。
Are you travelling as part of a tour group?(団体旅行ですか?)
- Yes(団体旅行です)
- No(一人旅行です)
1人で旅行している場合以外は、「YES」を選択します。
Accomodation(タイの宿泊先)
タイで宿泊する場所について選びましょう。
- Hotel(ホテル)
- Friend’s House(友達の家)
- Youth Hostel(ユースホステル)
- Apartment(アパートメント)
- Guest House(ゲストハウス)
- Others(その他)
Purpose of Visit(タイの入国目的)
タイになぜ入国したのかを選択します。
- Holiday(観光目的)
- Meeting(会合目的)
- Sports(スポーツ目的)
- Business(ビジネス目的)
- Incentive(インセンティブ)
- Medical & Wellness(医療・治療目的)
- Education(就学目的)
- Convention(会議目的)
- Transit(トランジット目的)
- Employment(就業目的)
- Exhibition(展示会目的)
- Others(その他の目的)
Yearly Income(年収)
自分の年収をアメリカドルに換算して考えてください。
- Less than 20,000 US$
- 20,001 – 60,000 US$
- More than 60,000 US$
- No Income(無収入)
タイの出国カードの書き方・記入例
タイの出国カードの表面の記入項目はは次の通りです。
- Family Name(姓)
- First & Middle Name(名前とミドルネーム)
- Date of Birth(誕生日)
- Passport no.(パスポート番号)
- Nationality(国籍)
- Flight no. / Vehicle no.(出発便名)
- Signature(サイン)
見て分かる通り、タイの入国カードの表面とほぼ同じです。
入国カードより記入項目が減っていますね。
小さな違いとしては、「FIRST NAME」と「MIDDLE NAME」に分かれていたものが、「First & Middle Name」と一緒になっています。
「Flight no. / Vehicle no.」が乗ってきたものではなく、これから出国するのに使う移動手段の便名を記入するのだけ注意しましょう。
タイの出国カード裏面はイミグレーション用となっており、出国する人は何も記入する必要はありません。
タイの出国の際は、表面だけを記入し、パスポートと一緒に渡すだけでOKです。
タイの滞在期間中に出国カードをなくさないように気をつけて!
タイの入国カードと出国カードの書き方・記入例まとめ
タイの入国カード・出国カードについて解説しました。
この記事を見ながら記入すれば、何も困ることはないと思います。
画像は保存することができるので、ぜひスマホなどに保存しておいてください。
空港からの移動方法は別の記事にまとめているので参考にしてください。
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