カンボジアのシェムリアップからタイのバンコクまでバスをを使った移動方法を解説していきます。
約400kmの長旅で、移動にはほぼ1日かかります。
何も知らないと少しとまどうと思うので、
- シェムリアップからバンコクまでのバスチケット
- カンボジアの出国手続き・タイの入国手続き
などを含め、どのような流れで移動をするのかを書いていきたいと思います。
カンボジアからタイまで陸路移動する予定の人は参考にしてください。
シェムリアップからバンコクまでのバスチケットの購入について
今回は、自分の泊まっていたイキイキゲストでバスチケットを8USドルで買いました。
僕は出発の前日の朝に買えましたが、夕方に買いに行った人は売り切れたと言われたそうなので、早めに買っておきましょう。
他のゲストハウスやツアー会社でバンコクまでのバスチケットの値段は9ドルや10ドルのところが多いので、イキイキゲストハウスでチケット購入するのをオススメします。
国際バスという選択肢もある
値段は高くなりますが、タイの国営企業であるトランスポートという会社が出しているバスは、一台のバスでシェムリアップからバンコクまで直通で行けます。
値段は約30ドルと普通のバスよりも高いですが、移動が楽なのは間違いありません。
ご飯も付いてくるそうです。
お金に余裕がある人はこちらの選択肢も考えてみたらいいと思います。
シェムリアップからバンコクに向けて移動の流れ
ピックアップの車でバス乗り場に向かう
朝8時のバスを予約していました。
7時半頃に宿泊していた「イキイキゲストハウス」にピックアップが到着。
毎回トゥクトゥクやピックアップトラックなのですが、今回は初めて乗用車で来ました。
ゲストハウススタッフ一人と一匹に見送られました。
バスに乗りこみシェムリアップから国境へ向かう
その後、何人かの人を拾い、バスへと到着。
すべての乗客が集まったところで出発します。
走っている途中に、エアコンが使えなくなるトラブルが発生し、20分くらい路肩に止まって修理してましたが、結局直らずに、窓開けっ放しで走行。
たまにこういうトラブルがあります。
途中、2回の休憩をはさみました。
2回目の休憩の時に、バスチケットを確認された後に服に小さなシールを貼られますが、大切なシールなのではがれないようにしましょう。
そして、シェムリアップを出発して約4時間後、カンボジアの国境に到着しました。
カンボジア出国手続きの流れ
バスから降りた後は、トランクに入れていた荷物を取って、向かって右側の出国ゲートに歩いて向かいます。
いつも誰かしら人が並んでいるので、すぐに分かると思います。
カンボジアの出国審査の場所
カンボジア出国審査
混み具合によって時間が変わりますが、約10分くらい並び、自分の番が来ると、パスポートを渡します。
出国管理官が指紋の機械を指さしたら、指紋をスキャンされます。
それが終わり、パスポートを返してもらったら、出国手続き完了です。
カンボジアからタイまで歩く
そこからは、自分でタイの国境まで歩いていきます。
ここの道路は交通が盛んで、カンボジア側からもタイ側からも、車、バイク、人力車などが行き来する場所なので、それらに気をつけましょう。
また、お金をねだってくる子供がいることがあります。
今回は、小さい女の子が途中からついてきて、2分間ぐらいずっと服を軽く引っ張られたり、指でツンツンされたりしました。
タイ入国手続きの流れ
途中からカンボジアの国旗から、タイの国旗に変わっています。
歩いてタイ側に入ったら、向かって左側に入国ゲートがあるので、左側を歩きましょう。
タイの入国カードに記入する
「Information」と書いてあるところにいる人がタイの入出国カードを持っているのでもらいます。
そこに行けば、何も言わずにもらえます。
タイの出入国カードは2018年に新しくなりました。
裏表一枚の出入国カードになっています。
入国側(Arrival)の方のみ、ボールペンで必要事項を記入しましょう。
書き方のルールや注意点、記入例は別の記事にまとめているので、参考にしてください。
書き終わったら、目の前にある建物の2階に上がります。
タイの入国審査の建物の場所
タイ入国審査を受ける
2階に上がると、外国人用とタイ人用に入国ゲートが分かれているので、左側の外国人用に並びましょう。
自分の番が来たら、パスポートと先ほど書いた入国カードを入国管理官に渡します。カメラを指さされたりしたら、設置されているカメラの方を見ましょう。
写真を撮られます。
そして、パスポートを返してもらったら、入国審査完了です。
この時に、日本人なら、ビザなしで30日まで滞在できる入国スタンプが押されています。
タイ国内で延長手続きをすることでさらに30日滞在を延長することができます。
階段を降りると、エックス線で荷物を見る機械があるので、すべての荷物をその機械に通します。
そして、歩いていくと、「Gentleman(男性)」と「Lady(女性)」に分かれている手荷物検査ゲートがあるので、自分の性別のゲートを通りましょう。
この時に、ランダムで手荷物検査が実施されます。呼び止られたら、軽く荷物をチェックされるだけなので、従いましょう。
今回は、ここまでの出国審査、入国審査で1時間かかりました。
タイに入国後にバンに乗りバンコクへ向かう
手荷物検査ゲートを過ぎれば、通りに沿って歩きましょう。
左側の通りを少し歩くと、タイ側のバス会社の人がいて、ステッカーを確認されます。バス会社によってシールの色が違います。
そして、色が確認されると、シールに番号がかかれます。
ここからは、バンに乗ってバンコクに移動するので、バンの人数がいっぱいになり次第出発します。
なので、早く入出国審査を終わらせた人から先にバンコクに向かうことになります。
早く行き過ぎても、バンの人数がいっぱいになるまで、後の人を待たないといけませんが。
人数が集まれば、バンに乗るメンバーで、少し歩いてバンに向かいます。
この時、できるだけ前の方を歩きましょう。
なぜなら、バンの席は早い者順で決まるからです。
ここの国境から約4時間、狭いバンに乗り続けることになります。
そのためどの席に座るかが重要です。
体の大きな欧米人の間に挟まれたまま4時間はとんでもなくキツイです。
なので、できるだけ早くバンに着き、1人席など自分が座りたい場所を確保しましょう。
バンが出発して、5分くらい走ると、小さなレストランで30分ほど休憩を取ります。
メニューを渡されますが、何も頼まなくても、テーブルに座って待って大丈夫です。
ここから2時間ぐらい何も食べれないし、トイレにもいけないので、ここでトイレには行っておきましょう。
このレストランを出発すると、バンはずっと2時間ぐらい走りっぱなしです。
ガソリンスタンド(セブンイレブン)で休憩
2時間ぐらい経つと、バンのガソリン給油のために休憩に入ります。
このガソリンスタンドの横には、セブンイレブンがあるので、食べたり、飲んだりできます。
カンボジアから来たら、このセブンイレブンの商品の充実度に感動するはずです。
このガソリンスタンドは、すべてのバンの給油所になっているので、似たような時間に出たバンが何台も停まっています。
自分の乗ってきたバンのナンバーや運転手、同じバンに乗っていた人の顔などを覚えておきましょう。
バンコクに到着後は宿に向かう
上記のセブンイレブンを出発すると、高速道路を走り、バンコクに到着します。
バス会社によって降ろされる場所は違いますが、ほとんどのバス会社の到着地は、カオサン通りの近くです。
今回の僕の場合は、カオサン通りから歩いて3分くらい離れた場所に降ろされました。
カオサン通り近くにあるバスを降りた場所
そこからバンコク市内を走っている市バスに乗り移動し、目的地のバンコクの安宿「デタラクホステル」へ行きました。
その他のバンコクの宿については下記の記事にまとめています。
シェムリアップからバンコクまではバスでの移動まとめ
シェムリアップからバンコクまでのバス移動の流れについて解説しました。
結局今回は、朝8時出発、夕方6時到着の10時間移動でした。
ほぼ1日費やす移動になります。
到着した後にすぐに休めるように、事前に宿は予約しておきましょう。