南米にはいくつかの日本人宿があります。
その中でも僕が実際に宿泊してよかったと思うオススメの日本人宿を5つ紹介していきます。
ここでいう日本人宿とは「日本人向けの宿」という定義です。
今回紹介するのは
- ペルー2カ所
- チリ1カ所
- パラグアイ2カ所
の計5カ所です。
南米に行く人は参考にしてみてください。
南米の日本人宿に宿泊するメリット
南米を旅する際、日本人宿に宿泊することをおすすめします。
それは、南米を安全に旅行できるためのものが手に入りやすいからです。
情報を手に入れられる
南米は他の地域と比べて、治安がよくない場所があります。
特に都市部には多く、強盗などの被害にあう可能性も高いです。
そのような危険をできるだけ回避するために必要なものは「情報」です。
「どこの地域が危険か」「どのような犯罪があるのか」を事前に知っておくのと知らないのとでは危険な目に合う確率が全然違ってきます。
日本人宿では、南米を旅する日本人の旅人と情報交換もできますし、過去の旅人が書いてくれた情報ノートがあれば、ネットにはない情報を手に入れることができます。
宿のオーナーが日本人であることも多いので、現地の生の情報を聞くこともできます。
一緒に行動する人と出会える
危険を回避するためには、情報だけでなく、「一緒に行動する人」がいればさらにいいです。
強盗は圧倒的に一人で行動する人を狙うので、誰かと一緒にいることは防犯対策として有効です。
「一緒に行動する人は日本人宿でなくても見つけることもできる」という人もいると思いますが、日本人宿のほうが簡単に見つけることができます。
日本人宿には多くの日本人が集まりますし、日本人であれば英語を使って会話するよりも日本語でコミュニケーションが取れるので、一緒に行動する人を見つけやすいのは間違いありません。
このような理由で、日本人宿に宿泊することによって、一般的な宿に泊まるよりもこの2つが比較的簡単に手に入れることができます。
情報と一緒に行動する人を手に入れる他にも、宿内でモノを盗まれるリスクが極めて低いので、日本人宿内では気を張る気を張る必要もなく、心も体もリラックスしながら旅することに繋がります。
それでは、これから南米にある5つのオススメ日本人宿を紹介していきます。
ペルーの日本人宿
お宿桜子【リマ】
ペルーの首都リマにある日本人宿「お宿桜子」。
ペルー人の旦那さんを持つ日本人なつきさんがオーナーの日本人宿です。
宿の名前の「桜子」というのは飼われている犬の名前からきてます。
なつきさんはリマに長年住んでいるだけあって、リマの観光情報、オススメレストランなども詳しく、聞けば丁寧に教えてくれます。
チェックイン時にもらえる案内地図もかなり役に立ちます。
嬉しいことに宿泊者には無料の朝食付き。
これはなつきさんの毎朝手作りしてくれます。
朝食の内容もいつも同じではなく、日によってメニューが違うの嬉しいポイント。
宿にはプール、サウナ、ジムがあり、有料になりますが利用することができます。
たまに規定の日数以上宿泊した人に対して無料で利用できるキャンペーンもしています。
お宿桜子に宿泊するときに注意してほしいのは、宿自体がリマの中でも治安のよくない場所にあるので、宿に初めて来るときと夜間の外出時はタクシーを使うようにしてください。
サンドラの家【アレキパ】
ペルー人のサンドラさんがオーナーの日本人宿です。
サンドラさんは日本語は話せませんが、アレキパにある会社で働いている日本人が常駐しているので、予約のメールや電話は日本語で問題はありません。
サンドラの家では朝食と夕食の2食が無料で付いてきます。
朝はパンですが、夕食は毎日メニューの違うペルー料理を食べることができます。
この夕食が美味しくて、宿泊者はみんな夕食を楽しみにしています。
レパートリーも多く、一カ月以上いる人もメニューがかぶったことはないと言っていました。
この宿に宿泊しながら、アレキパでスペイン語留学をする人も多いです。
僕は年末年始にに宿泊しましたが、年末の夜には特別な料理を食べたり、みんなで花火をあげたりして思い出に残りました。
ペルーでは年末に各家庭が打ち上げ花火をあげるのが恒例行事になっています。
チリの日本人宿
汐見荘【ビーニャ・デル・マール】
チリの首都サンティアゴから西にバスで2時間行くとある港街にある日本人宿です。
ここの一番の特徴と言えば「新鮮な魚介類が食べれる」ことです。
宿から歩いていけるところに魚市場があり、そこで魚介類を入手し、宿泊者でシェア飯を作ることが多いです。
年末には花火があがり、綺麗に見えるそうです。
パラグアイの日本人宿
民宿らぱちょ【アスンシオン】
パラグアイの首都アスンシオンにある日本人宿です。
元長期旅行者だった日本人夫婦により運営されています。
宿は2階にあり、1階では日本食レストランを経営されています。
ドミトリー部屋しかなく、その部屋はオーナー夫妻の家の一室にあるので、実質ホームステイしているような形で滞在します。
朝食は無料でついています。
漫画がたくさんあり、ついつい沈没してしまう人も。
映画などのデータもゲットすることができます。
アスンシオンではブラジルビザが取得できるので、ここに滞在してブラジルビザを取得する人も多いです。
民宿小林【イグアス居住区近く】
長期旅行者の人たちの「世界中の宿の中でも1番居心地がいい」と言う人が多い日本人宿。
普段沈没しない旅行者でも、ここには長期に渡って宿泊する人が多いです。
この宿には長期旅行者を癒す要素がたくさんあります。
それは日本を思わせるイグアス居住地、何もない田舎、たくさんの犬と猫、そしてオーナーの小林夫婦の人柄。
また、朝食には卵かけごはん、夕食にはすき焼きなどの日本食も食べることができます。
僕がいた時には近くの池でワニが捕れたということで皮をはぐという滅多に見れない光景を見ることができました。
おわりに:南米では日本人宿をうまく活用しよう
南米では日本人宿に泊まった方がいい理由、南米にあるおすすめの日本人宿を紹介しました。
僕自身も他の地域ではあまり日本人宿に泊まることはないのですが、南米ではできるだけ日本人宿に宿泊するようにしました。
その結果、楽しい思い出もできましたし、誰かと一緒に行動することも多かったです。
その結果、幸運にも強盗などの凶悪犯罪にもあわずに南米を旅することができました。
世界には日本人宿であっても、良くないところもありますが、この記事で紹介した日本人宿は全部オススメできる宿です。
ぜひ南米に行く際には、宿泊してみてください。
また、日本人宿に宿泊しない場合は宿泊先は値段だけで決めないようにしましょう。
宿泊料金が安い宿は、治安が悪い地域にあることが多いです。
この記事では紹介しなかったアルゼンチンのブエノスアイレスにある日本人宿「上野山荘」は治安の悪いレティーロ地区にあります。
日本人宿で集めた情報やネットの情報などをもとにして、しっかりと場所を確認し、治安の悪い地域にある宿は避けて予約するようにしてください。