毎年海外で詐欺の被害にあう日本人旅行者は後を絶ちません。
海外であなたは詐欺師に騙される可能性もあります。
もし、あなたが被害にあってしまったら、他の日本人旅行者にも間接的に迷惑がかかります。
それはどういうことなのかをこの記事で説明していきます。
あなたが騙されることは、他の日本人に迷惑がかかる
「俺なんて◯◯万円騙されたわ」
自分の騙された過去を笑いながら話す人。
インドでよく会いました。
僕が直接話を聞いた中で騙された金額が一番大きいのが40万円。
ネット上には100万円以上騙された人もいます。
日本人は詐欺の被害のターゲットになりやすいので、何も知らないと簡単に騙されてしまいます。
騙されて、その被害がその人だけで終わればいいのですが、騙されたということは、騙された人だけでは終わりません。
お金を騙し取られるということは、その人自身の被害だけで終わらず、間接的に未来の日本人旅行者に迷惑がかかります。
あなたが日本人なら、日本人同士で繋がっているということを意識しないといけません。
あなたが騙されるとします。
それは、詐欺師に「やっぱり日本人は簡単に騙せる」と思わせてしまいます。
また、あなた(日本人)を騙した成功体験は、自信になり、また他の日本人が狙われることにつながります。
他の詐欺師仲間に「日本人はちょろい」と伝わるかもしれません。
そうやって未来の日本人旅行者がまた狙われます。
あなたが詐欺にあわなかったら
もし、あなたが警戒して、詐欺にあう前に断れば、他の旅行者の被害を防げる可能性があります。
詐欺師は一人だけ失敗だと「今回はダメだった」で終わりますが、それが何人も続けば、「日本人を騙すのは難しいな」と思う詐欺師がでてくるはずです。
詐欺師全員は無理でも、そのような思考の詐欺師を一人でも増やすことで、将来その詐欺師に騙される人を間接的に救うことができる可能性があります。
このように、1人でも多くの日本人が詐欺に騙されないことが大切になってきます。
騙されてしまった人が近くにいれば優しくしよう
近くに騙されてお金や物を盗られた人がいたら、優しくしてください。
騙された人は、ほぼ間違いなく自分を責めています。
「なんでもっと注意しなかったんだ。」「どう考えたっておかしかったのに」と。
また、疑心暗鬼になって、人が怖くなってるかもしれません。
そのような騙された人をあまり1人にさせない方がいいです。
一人でいれば、暗い考えばかりが浮かんでくるからです。
かといって無理やり励まそうとする必要はなく、そっと一緒にいてあげることが大事です。
僕自身、詐欺ではないのですが、チリで盗難被害にあったので、後悔してしまう気持ちは理解できます。
あなたが騙されたら情報発信をして教えてあげよう
あなたが詐欺しに騙され、お金やモノを騙された場合は、ゲストハウスなどで他の旅人たちに自分の経験を伝えるのがいいでしょう。
僕自身も騙された人の話を直接聞いて、身を引き締めたことがあります。
ただ自分が被害にあったことをほかの人に話すのに抵抗がある人が多いと思います。
その場合は、あなたの経験を宿の情報ノートやブログなどに書くことをオススメします。
あなた一人だけが騙され傷ついてるだけでは、ただあなたは損をして、詐欺師が得をしているだけです。
あなたが何らかの形で情報を発信して、その情報が誰か一人でも詐欺から守れることができたならあなたの経験が活きたことになります。
その場合、その人は得をして、詐欺師は損することにつながります。
あなたが騙されないことが1番大事
「命取ららなくてよかったね」。
詐欺にひっかかった人に対して周りの人がよく言う言葉です。
確かに命を取られるより、お金やモノを取られる方がマシです。
命さえ取られなければ、またお金を稼げばいいだけの話ですから。
でも、詐欺は情報を知っていれば、ほぼ防げる犯罪です。
そのためには自分自身が警戒して、詐欺を未然に防ぐことが大切になってきます。
あなたが騙されないことは、あなた自身だけでなく、未来の他の日本人旅行者を助けるということを覚えておいてください。
おわりに
詐欺に騙されることが、他の日本人にも影響を与えてしまうということはわかってもらえたでしょうか。
下のリンクにあるブログに書かれている文章は、詐欺に関してではありませんが、僕が今回伝えたかった「あなたの行動一つで他の日本人に迷惑がかかる」ということが共通しています。
これは、「日本人女性」に対しての文章で、「日本人女性は軽く見られている」ことについて書かれています。
もちろん日本人女性全員がそうでないのは知っていますが、僕自身も海外の人と話しているとそう思っている人が多いことを実感することがあります。
事実でないにしても、一部の日本人の行動が、まるでその他全員の日本人の行動だと思われているということをうまく書かれていると思います。
ぜひ読んでみてください。