タイの首都「バンコク」からタイの第二の都市「チェンマイ」にバスを使って移動することができます。
この記事では、チェンマイへの「格安バス」について、バスチケットの購入方法から移動の様子、移動の際の注意点を説明していきます。
バンコクからチェンマイまで「とにかく安く移動したい」と思っている人は参考にしてください。
バンコクからチェンマイへのバス移動について
バンコクからチェンマイへのバス移動は大きく分けて2種類あります。
1つは主にバックパッカー向けの「格安バス」。
2つ目は格安バスよりも値段は高いですが、快適に移動できる「普通バス」です。
チェンマイへの格安バスについて
格安バスのほとんどは、バックパッカーの集まる「カオサン通り」を発着しています。
旅行代理店を通して、バスチケットを購入するのが一般的です。
格安バスを利用する人のほとんどは外国人バックパッカーです。
とにかく安く移動したい人向けのバスになります。
この記事ではこちらの「格安バス」について解説していきます。
チェンマイへの普通バスについて
バンコクの北部にあるバンコク北バスターミナルという大きなバスターミナルからもチェンマイ行きのバスがたくさん発着しています。
カオサン通りから離れていますが、電車と路線バスで行くことができます。
こちらのバスを利用する人は主にタイ人、お金が多少高くても快適に移動したいと思っている外国人観光客です。
食事や深く倒れるリクライニングシートが備わっているバスもあり、格安バスよりも断然快適に移動することができます。
旅行代理店でも購入することもできますが、バンコクの北バスターミナルで個別に買うこともできます。
チケットの購入の際には、バスのランクを「セカンドクラス」、「ファーストクラス」、「VIPクラス」の3つから選べます。
カオサンでチェンマイ行きのバスチケットを買う場合は夜行バスになる可能性がほとんどですが、北バスターミナルだと、日中に出発のバスのチケットがあります。
詳しくはチェンマイまでのVIPクラスを使ったいバス移動記事に書いています。
タイの中部にあるミャンマーとの国境の街「メーソート」に行った時も普通のバス移動をしました。
バンコクからチェンマイへの格安バスのチケットの購入について
僕は、カオサンの「ママトラベル」という旅行代理店で、チェンマイ行きのバスチケットを移動日の朝に購入しました。
当日だと席を取れない場合があるので、予定が決まっている人は、前もって購入しといた方がいいでしょう。
値段は450バーツ(2016年1月時点)でした。
もう一つ上のランクにすると700バーツで食事付きのバスになります。
隣の旅行代理店は550バーツでした。
僕が宿泊していた「Walk in Guesthouse」の近くの代理店は400バーツでした。
もしかしたらもっと安い代理店もあるのかもしれません。
近年タイのバス料金が年々高くなっています。
この記事に書いている料金よりもかなり値上がっている可能性があります。
ママトラベルの場所
バンコクからチェンマイへのバス移動について
バンコクを出発
僕が乗ったバスは、代理店に18時集合でした。
そこにバス会社の人が迎えに来て、いろんな代理店から旅人が一箇所に集められました。
全員揃ったら、大通りの方に歩いて行き、荷物を積み込み、出発します。
この時、18時45分くらいでした。欧米人ばかりで、日本人どころかアジア人は僕一人でした。
席は左右に2席ずつあるタイプです。
移動中は映画がずっと流れました。
途中休憩
30分休憩を一回だけとります。
そこには、たくさんのバスが停まっており、他のバス会社の休憩場所になっているようでした。
トイレとフードコート、小さな売店ががありました。
ここに着いたのが、23時くらいだったので、バスに乗る前に晩御飯を食べておくことをオススメします。
僕はバスの中で、買っていたコンビニのパンを食べました。
チェンマイに到着
午前5時頃に、チェンマイのガソリンスタンドの脇に降ろされました。
市内までは車で10分くらいの場所です。
降ろされた場所には赤い「ソンテオ」という乗り合いする車がが待っており、それに乗らざるを得ませんでした。
結局全員それに乗って市内に行きました。
ソンテオの料金は一律60バーツです。
僕の乗ったバスは格安バスなので、ガソリンスタンドに着きましたが、北バスターミナルを出発するバスなら、ほとんどの場合「アーケード」と呼ばれるバスターミナルに着きます。
ソンテオで降ろされる場所に注意
チェンマイに着いて、乗ったソンテオに降りたかったと思っていた場所と違うところに降ろされました。
僕はソンテオに乗る前と降りる時に、地図上の行きたかった場所を指差し、英語で場所の名前も言いましたが、違う場所で降ろされました。
車が停まって、行きたかった「Suan Prung Gate」と聞いたら、「Yes, here.」と答えたんで降りました。
指差された門の名前を見て、違う場所に降ろされたことに気付きました。僕が降りたのは「ターペーモン(Tha Pae Gate)」の近くでした。
降ろされた場所の目の前にマクドナルドがあったのは幸運でした。
Wi-Fiが使えるからです。
マクドナルドに入ってしばらくいたのですが、バックパックを背負った何人もの人がマクドナルドの前で下されて、店に入ってきました。
何も知らないとここに降ろされるのかもしれません。
ソンテオは一律料金なので、自分が宿泊する宿の近くまできちんと行ってもらいましょう。
間違った場所に降ろされないように注意にしてください。
降ろされた場所
バスの預け荷物の盗難に注意
バンコクからチェンマイ行きのバスで、クラスの低いものは、バスに乗る時に貴重品を絶対にバックパックやキャリーバックに入れたまま預けないでください。
理由は単純で、盗まれる可能性があるからです。
過去の世界一周をしている他の人のブログを読んでも、盗難被害はあるようでした。
旅行代理店の人や、バス会社の人にも、バスに乗る前に「絶対に貴重品はバックパックに入れないでください」と何度も注意されます。
僕自身「ん?」と思ったことがあるので書きます。
カオサン近くの大通りからバスに荷物を預ける時です。
順番にバスのトランクに荷物を預けていた時に、僕がスタッフに荷物を預けると、僕のバックパックはなぜか地面に置かれ、トランクに入れるのが後回しにされました。
後の人荷物が、キャリーバックとかで、荷物を効率良く入れるためかなと思いましたが、後の人は全員もバックパックを預けました。
真偽はわかりませんが、僕が日本人だと分かり、お金を持っていると思われたのかもしれません。
結局僕のバックパックは乗客の荷物の中で一番最後にトランクに入れられました。つまり、一番手前の一番上に置かれました。悪い考え方をすると一番物を取りやすい場所です。
バックパックの中には、何も貴重品は入れていなかったのもあり、何も被害はなかったですが、トランクは乗客の席とは別なので、何かされてもすぐにはわかりません。
絶対に貴重品は車内に持ち込みましょう。
心配な人は、値段は上がりますが、バスのランクを上げるか、他の移動手段を使った方がいいです。
おわりに
バンコクからチェンマイへのバス移動について分かってもらえましたか?
カオサン通りからの格安バスだと安く移動することができますが、変なところに降ろされる可能性、モノが盗まれる可能性が少なからずあります。
心配な人はバスのランクを上げる、もしくは北バスターミナルから出ているバスを利用するようにしましょう。
またバスにこだわらない人にとっては、鉄道を使った移動は快適なので、オススメです。