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【ウクライナの治安】多発する詐欺や犯罪の手法まとめ

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ウクライナの治安はどうなんだろう?
危ないのかな?

このような疑問を持っている人に向けて、ウクライナの治安やよく起こる犯罪について解説していきます。

ウクライナのクリミア半島の情勢不安などから「ウクライナは危ない」というイメージがある人が多いと思います。
ただし、それはクリミア半島やロシアと国境が接している場所がほとんど。

ウクライナでも外国人観光客が訪れる場所は基本的に安全です。
と言っても、外国人観光客を狙った詐欺や盗難・スリなどの小さな犯罪は多いです。

そこでこの記事では

  • なんで外国人観光客(日本人)を狙った軽犯罪が多いのか
  • ウクライナで多い軽犯罪の種類と対処法

を紹介していきます。

この記事で紹介する詐欺ですが、首都キエフにある独立広場での犯行が多いです。
とにかく人が多い場所の方が多いので、気をつけてください。

街別で見ても、「キエフ」で被害があう人が多いですが、ウクライナの第2の町「リヴィウ」でも多いので、ウクライナに行く人は事前にどんな犯罪があるのかを知るようにして、現地では注意してください。

目次

ウクライナで外国人観光客(日本人)は軽犯罪のターゲットになりやすい

まず、なんでウクライナを訪れる外国人観光客がターゲットにされるか。

それは

  • 物価の安さ
  • アジア人が目立つ

からです。

物価が安い

ウクライナの物価はものすごく安く、東南アジアぐらいです。

物価が安いことは、観光客にとっては嬉しいことですが、それだけ国民の所得が少ないということ。

また、ウクライナは貧富の格差が大きい国です。

そのため、お金を持っている外国人観光客はターゲットにされやすくなっています。

アジア人は目立つ

ウクライナは、世界中の旅行者が集まる国ですが、ほとんどアジア人を見かけることがありません。

日本人をはじめ、アジアの人は

  • 「治安が悪い」というイメージがある
  • 立地的にアジアから遠い
  • 目立った観光名所がない

などの理由で、ウクライナにあまり旅行に行きません。
実際に行った時も、世界中どこにでもいる中国人さえほぼ見かけませんでした。

そのため、ウクライナにいる日本人はかなり目立つので、観光客だとすぐにバレ、犯罪のターゲットになりやすい!

特に日本人は現金を大量に持ちがち。
また、世界一周のような長期旅行者はATMが使えない地域を旅する時のために、米ドルやユーロを現金で持っている人が多いです。

その結果、犯罪のターゲットになりやすく、手持ちの現金を奪われてしまいます。

以上が日本人が被害にあいやすい理由です。
ただ、最初に行ったようにウクライナで多いのは詐欺やスリなどの軽犯罪。

しっかり対処すれば、貴重品を失うことはありません。
では、どのような軽犯罪が起こるのかを次から紹介していきます。

ウクライナで多い財布拾い詐欺(財布置き)詐欺の手法

財布拾い詐欺(財布置き)詐欺の犯行は2人の犯人によって行われます。

財布を使った詐欺なので、「財布拾い詐欺」や「財布置き詐欺」と呼ばれます。
人によっては、中身が見えるビニール袋を使った場合もあります。

では、財布広い詐欺とはどういうものなのかを2つのパターンに分けて説明していきます。

1番多い財布拾い詐欺(財布置き)詐欺のパターン

身なりの良い犯人が目の前で財布(またはお金が入ったビニール袋)を落とします。
この中には大量のお金が入っています。

そこにもう1人の犯人が現れ、その財布を拾います。
そして、こちらが見ているのを確認すると、近寄ってきて、

この大金を2人で分けよう!

と言ってきます。

ほとんどの人がここで断るので、拾った犯人は「わかったけど、誰にも言わないでくれ」と言ってきます。
そのような会話をしている最中に、財布を落とした人が、こちらに気づいて近づいてきます。

そして、

それは、私が落としたものだ。
盗んでいないかを確認するために、あなたの財布を見せてくれないか?

と言ってきて、自分の財布を見せた時に、手際よく取るという感じです。

その後、お金を盗んだ人は自白するなどして、その場を逃げていきます。

落とした人も

君は盗んでいないみたいだな。
疑ってしまってごめんよ。

とその場を去っていきます。

この場は何事もなかったかのよう終わります。
しかし、その後自分の財布を見てみると、お金が無くなっているということに気づきます。
これが1番多いパターンです。

財布を拾ってしまったパターン

また、犯人が落とした財布(ビニール袋)を自分が拾ってしまうパターンもあります。

こっちが「財布落としましたよ」と財布を渡すと、「財布に入れてた金がない。盗っただろ」とつめられ「財布を確認される」または「脅される」という手法です。

普通、目の前の人が財布を落としたら拾って教えてあげるのが普通。
その優しさを利用した犯罪です。

誰かが目の前で財布などを落としても、むやみに拾わないようにしましょう。
まさに「触らぬ神に祟りなし」です。

そもそも目の前の人が財布を落とすなんて確率的に低いですからね。

財布拾い詐欺(財布置き)詐欺の対処法

対処法としては、落ちている財布(お金が入ったビニール袋)を見た時点でターゲットにされているので、すぐにその場を去ってください。

お金を盗もうとする人が話しかけてきますが、無視してください。
会話が長引くと、財布確認のフェーズに入ってしまいます。

「財布を確認させろ」と来たら、無視するのが1番ですが、無理そうなら「警察を呼べ」と言いましょう。
犯人側は警察が来るのは嫌なので、その場を立ち去ることが多いようです。

何があっても財布を出さないようにしましょう。

ウクライナで多発「写真撮影詐欺」

次に紹介するのが写真撮影詐欺です。
着ぐるみを来た人が行うことから「着ぐるみ詐欺」とも呼ばれます。

写真撮影詐欺の流れは以下のとおりです。

  1. 着ぐるみを来た人が一緒に写真を撮ろうと近づいてくる
  2. 一緒に写真を撮る
  3. 「撮影料をよこせ」と詰め寄ってくる

漫画になるとこんな感じです↓

ほとんどの人は無視しますが、日本人の中には払ってしまう人もいるのだとか。
言っておきますが、撮影して料金を払うなんて約束をしてないのなら、全く払う必要はありません。

着ぐるみの他にも、鷲などの動物を肩に乗せて写真を撮影してくる人もいます。

下の動画は、キエフの独立広場で撮影されたものです。
ミニオンの着ぐるみを来た人や、鳩や鷲を腕に乗せた人がたくさんいるのが分かると思います。

実際に商売として正当な人もいて、動物と一緒に撮影して、何十円や何百円を請求してくる人もいますが、撮影する前から見分けることは不可能。

写真に撮ることに興味がないのなら、着ぐるみや動物を連れている人が近寄ってきた時点ですぐに離れましょう。

サルとの写真撮影は特に注意【狂犬病の恐れ】

動物の写真撮影詐欺の中でも最悪なのが、「猿との写真撮影」です。
猿は狂犬病を持っているものがいるからです。

そして問題なのが、狂犬病の動物に噛まれてもウクライナでは狂犬病治療できないということ。
狂犬病は、発症すると100%死亡する危険な感染症です。

在ウクライナ日本大使館のページでは、「ウクライナでは狂犬病ワクチン接種が困難です。」としっかり明記されています。

猿に噛ませて、ウクライナに狂犬病ワクチンがないことを、ワクチンを高額で売りつけてくる詐欺師もいます。

こちらも対処法としては、「近づいてきたら、離れる」ことです。

水着女性詐欺|ハグしてお金を恐喝(男性注意)

最後に紹介する写真詐欺は「水着女性詐欺」です。

水着のウクライナ女性がハグをしてきて、お金を請求してくるという詐欺です。

ウクライナの女性は世界的にも美人が多い国。
男性はまんまとかかる場合も多いようです。

ハグした後にお金を出し渋っていると、怖い男性が近寄ってきて脅されます。

綺麗な水着の女性が近づいてきて、写真を撮ろうとしてきても誘惑に負けないでください。

寒い時期は水着ではなく、露出の多い服で近寄ってきます。

ウクライナでは宿泥棒に注意

キエフを首都としているウクライナは物価が安いため、宿代も安く、長く滞在することができます。
なので、泥棒はお金を持ってそうなターゲットが来るまで宿に滞在して待ちます。

そして、お金を持っていそうなターゲットが集まっている時にまとめて盗み、その宿を去ります。

犯人側は、持っているお金を会話などから推測しようとしてくるので気をつけてください。

ウクライナだけではないですが、宿の中でも貴重品には気をつけましょう。

ロッカーがあるのなら利用し、自分の南京錠が使えるロッカーであれば、追加でロックしておきましょう。

僕自身が宿泊した宿は「キエフで宿泊した安宿2つ」と「リヴィウで宿泊した7つの宿」の記事にまとめています。

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ウクライナではスリにも注意

また、ウクライナではスリにも注意が必要です。
多くの人が被害にあっている犯罪の1つです。

僕自身は、キエフではなく、ウクライナの第2の町リヴィウで歩いている時に背負っていたリュックに重さを感じ、振り向くと小学生ぐらいの女の子がいました。

リュックをよく見ると、ファスナーが半開きになっていました。

スリを防ぐために、移動中は持っているバッグは背中ではなく、お腹側に持ちましょう。

また、カバンのファスナー部分に南京錠などを使い、簡単に開かないようにしておきましょう。

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ウクライナの治安情報|詐欺や犯罪まとめ

ウクライナの治安面、多発する詐欺や犯罪の手法について紹介しました。

詐欺の場合は、強盗などと違って騙されなければ、お金は取られません。

この記事を読んだ人は変な人が近寄ってきたらすぐに離れるようにしましょう。

僕自身もウクライナのカフェで上記のような怪しい人たちを見かけました。

ウクライナは夜でも出歩ける国なので、何となく気が緩みそうですが、どこにでも危ない人はいることを忘れないようにしましょう。

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