世界遺産にもなっているマラケシュにあるフナ広場。
現地のモロッコ人も観光客もここに集まり、いつもたくさんの人で溢れかえっています。
とても活気があり、モロッコの雰囲気を感じられるいい場所なのですが、気を付けなければいけないことがいくつかあります。
この記事では、マラケシュのフナ広場に行く人に向けて、どういうことを気をつけるべきかをまとめました。
初めてフナ広場に行く人は目を通すようにしてください。
マラケシュのフナ広場ではぼったくり屋台に注意
フナ広場でご飯を食べようと思っている人もいると思いますが、マラケシュのフナ広場の屋台は基本的にかなり割高です。
普通のレストランより量が少ないのに高かかったりします。
経験としてフナ広場でご飯を食べるというのはいいのですが、気を付けておきたいこともあります。
それはぼったくり屋台です。
マラケシュのぼったくり店では、
- 料理が値段に対してしょぼい
- 後で理由をつけて追加料金を取ってくる
- お金の額をごまかす
などをしてきます。
フナ広場の屋台にはたくさんの種類の店があります。
その中でも「肉料理」「魚料理」などいわゆる専門店のような屋台は比較的安心なのですが、肉料理、魚料理やその他料理何でも揃えている「なんでも屋」はぼったくりの可能性が高いです。
フナ広場の屋台にはそれぞれの屋台に番号が付いています。
僕が宿泊したマラケシュの日本人宿では、何番の屋台が美味しいor危ないという情報を得ることができました。
僕が経験したぼったくり屋台
僕が経験したことを書きます。
僕は34番のなんでも屋台でご飯を食べました。
頼んだのは30Dhの野菜のタジン。
注文した後に、パンとそれに付けるソース的なものが付いてきました。
注文していた野菜のタジンはかなり小さく、「エッ、これだけ!?」と驚きました。
どう見ても値段相応ではありません。
そして、お会計をするときになんと40Dhと言われました。
なんでもパンは別料金だったらしいのです。
その時はモロッコ初日だったこともあり「そんなものなのか」と払いましたが、モロッコの一般的な店だとサービスの一環として無料でパンをお客に出すのが普通です。
ぼったくり未遂の屋台
次の日に行った47番の店。
ここはヤギ肉料理の専門店。
頼んだヤギの煮込み料理とパンが出されました。
先日のことがあったので、客引きの人に「このパンはいくら?」と確認すると「無料だよ」と言われたので安心して食べることができました。
ですが、帰るときに支払いを頼むと、パンの料金を請求されました。
パンは別料金で5Dhだ!
この時は他の人に前もって聞いていたので、客引きの人を指さし、「あの人はパンは無料と言った」と伝えたらパン代は払わずに済みました。
こういうことがあるので、パンを食べる前にいくらかを聞いておいた方がいいと思います。
他にも頼んでもない料理が置かれたり、お釣りを少なめに渡されたりすることがあるので注意してください。
マラケシュのフナ広場では屋台の客引きに注意
フナ広場の屋台の客引きにはかなり悪質な人がいます。
ニコニコしながら近づいてきて、日本人だとわかると昔流行った「そんなの関係ねえ」などギャグを言ってきたりして、料理を進めてきます。
ここまではいいのですが、
- あり得ないほどしつこくついてくる
- 腕を引っ張ってくる
- 道をふさいでくる
などをして、自分の店に入れようとしてきます。
まれに、断ったらキレる人もいます。
そういう屋台は少なくないので、客引きをされたら「もう食べたから明日来るよ」などと言って去りましょう。
そのような強引な客引きをする店は、そうでもしないと人が来ないということなので、行く価値はないでしょう。
そんな店の料理に味を期待することはできません。
強引な客引きについていかないようにしましょう。
マラケシュのフナ広場の大道芸人に注意
フナ広場には楽器を演奏する人、音楽に合わせてダンスする人、蛇使いなどたくさんの大道芸人がいます。
他の国では見ることのできない伝統的な芸をいろいろ見ることができます。
ただ、見ているとチップを要求してくることがあります。
あと、写真や動画を撮っているのが見つけられると高確率でお金を要求してきます。
基本的に地元の人には請求せず、外国人観光客に対して行います。
また、大道芸に夢中になっているときに、背後から自分の持ち物をスラれることもあるので注意してください。
マラケシュのフナ広場では話しかけてくる人に注意
マラケシュに到着した人は、自分が予約していた宿に歩いていくと思いますが、基本的にフナ広場を通って行くことになります。
その時に、何人かの人が寄ってきて話しかけてくる可能性が高いです。
そして、しつこい人が多いです。
声をかけてくる人は以下のような人になります。
ツアーを紹介してくる人
歩いているとツアーを紹介してくる人が寄ってきます。
悪質ではないのですが、とにかくしつこい人が多いです。
マラケシュではほぼ100%サハラ砂漠のツアーを紹介されます。
サハラ砂漠ツアーどう?
ツアーに参加する予定の人は聞いてもいいですが、全然そういう気がない人は
- 「Yesterday I go」
- 「I go back to Japan tomorrow」
などと言って巻きましょう。
※文法的に正しい言葉を使うと伝わらない可能性が高く、簡単な英語の方が伝わります。
「Yesterday I go」と言えば、他の場所を紹介してくることもあるので、「I go back to Japan tomorrow」の方がいいと思います。
マラケシュとサハラ砂漠は離れているので、移動費が加わって高くなりがちです。
サハラ砂漠のツアーに参加したい場合は、砂漠のすぐ近くにあるメルズーガまで行ってツアーに参加することでツアー料金を安くすることができます。
また、マラケシュの日本人宿である「Riad House13」でもツアーを開催しているので、そちらに参加するのもいいでしょう。
宿を紹介してくる人は適当にあしらえ
声をかけてくる人の中には宿を紹介してくる人もいて、面倒くさいです。
特にフナ広場近くでバックパックを背負って歩いていると高確率で遭遇します。
「どこの宿に泊まるのか」をまず聞いてきます。
宿を予約していると言えば、
あーその宿ね。
知ってるから、案内するよ!
などと多くの人が案内しようとしてきますが、これは高確率で「優しさ」ではなく「お金目的」の道案内です。
元から道案内目的で話しかけてくる人もいます。
道案内が終わった時点でお金を要求してきます。
場所が分かっていたり、自分で行ける人はついてきたら、ついてこないように言いましょう。
お金を払っても道案内を頼みたい人は別ですが、そういう人は面倒くさい人が多いので、そうでない人は適当にあしらうか無視しましょう。
丁寧に断る必要はありません。
優しくしているとずっとついてくるので気を付けてください。
マラケシュのフナ広場では気をつけよう
マラケシュのフナ広場で気をつけるべきことを説明しました。
フナ広場で気を付けなくてはいけないことがいくつかありますが、ちゃんと気を付けていればとても楽しい観光地です。
世界遺産にもなっているフナ広場を楽しんでください。