トルコの首都イスタンブールにある「サビハ・ギョクチェン国際空港」から旧市街への移動方法を解説していきます。
2通りの移動手段をありますが、特にフェリーを利用した移動方法について詳しく書いていきます。
これを読めば、移動の流れは理解できるようになっています。
サビハ・ギョクチェン国際空港から旧市街に行く方法は2通り
サビハ・ギョクチェン国際空港はイスタンブールで1番大きい空港である「アタテュルク国際空港」とは全く違う場所にあります。
ほとんどの街では1つの街に1つの空港があるので間違えそうですが、イスタンブールには「アタテュルク国際空港」と「サビハ・ギョクチェン国際空港」の2つの国際空港があるので注意してください。
さらに、「アタテュルク国際空港」はイスタンブールの旧市街から西に20km離れているのに対して、サビハ・ギョクチェン国際空港はイスタンブールの街から東側に約40kmも離れた場所にあり、2つの空港の場所は全然違います。
アタテュルク国際空港の方が発着する便は多いですが、サビハ・ギョクチェン国際空港はLCCのペガサス航空のメインの空港なので利用する人も多いと思います。
この記事では、サビハ・ギョクチェン国際空港に到着した後に、イスタンブールの観光の拠点となる旧市街への行き方を説明していきます。
サビハ・ギョクチェン国際空港の場所
サビハ・ギョクチェン国際空港から旧市街に行く方法は2通りあります。
バスとトラムを利用する方法
1つ目は、バスとトラムを利用する移動方法です。
まず、サビハ・ギョクチェン国際空港からイスタンブールのタクシム広場まで走っているエアポートバス「HAVABUS」に乗ります。
タクシム広場まで行った後は、近くにあるトラムの駅からトラムに乗り、旧市街まで移動するという方法です。
この移動手段のデメリットは、移動時間が渋滞状況によって大きく左右されるということです。
トラムは渋滞の影響を受けませんが、空港からタクシム広場までの道路は渋滞することがあるので、その渋滞に捕まってしまうと、移動時間がかかります。
僕が逆方向のタクシム広場からサビハ・ギョクチェン国際空港までバスで移動したときは1時間15分かかりました。
バスとフェリーを利用する方法
もう一つがバスとフェリーを利用する方法です。
上で紹介したタクシム広場と同じように、「HAVABUS」に乗って、サビハ・ギョクチェン国際空港から「カドキョイ」という街に移動します。
その後は、カドキョイからフェリーを使い、旧市街に行く方法です。
今回僕は2つ目のフェリーを利用した方法で旧市街に移動したので、その移動方法について詳しく説明していきます。
サビハ・ギョクチェン国際空港からカドキョイにバス移動


空港の目の前に道路がありますが、その道路沿いには「HAVABUS」のバスはいません。
カドキョイ行きの「HAVABUS」バスは空港前の道路を渡った敷地に停車しています。
乗車料金は10リラで、現金払いのみ受け付けられます。
現金を持っていない人は空港にあるATMでお金を下ろしておきましょう。
カドキョイ行きの横にはタクシム広場行きのバスが停車しているので、乗り間違えないように間違えないようにしてください。

カドキョイのバス降り場
カドキョイからフェリー移動
サビハ・ギョクチェン国際空港を出発して1時間後ぐらいにカドキョイに到着します。
カドキョイに到着した後は、フェリーに乗って旧市街の港まで移動します。
すぐ目の前にフェリーターミナルがいくつかあります。
旧市街に向かうのなら、旧市街にある「Eminonu」もしくは「Karakoy」行きに乗る必要があります。
最短で行きたいのなら「Eminonu」行きに乗船しましょう。
Eminonu行きのフェリーは夜遅くは動いていない
旧市街に行くのなら、Eminonu行きフェリーの方が便利なのですが、こちらは夜遅くまで運航していません。
僕が到着していたときも、Eminonu行きのフェリーはすでに終わっていました。
フェリーの乗船料金を支払う


1回券は5リラで、フェリーに1回乗ると使えなくなります。
イスタンブールカードはカードを購入する必要がありますが、乗船料金が3リラになります。
1回券はフェリーターミナルに並んでいる販売機で、イスタンブールカードは販売機か近くにある商店で購入することができます。
販売機でフェリーのチケットを購入する
販売機は日本語表示(すこしおかしい)もできるので、英語が苦手な人も問題なく購入することができると思います。
1回券を購入するなら、1番上の項目を選択すれば、5リラで購入することができます。
イスタンブールカードを購入するのなら、カード本体6ラリと、最初のチャージ金額4ラリの合計10ラリがかかります。
イスタンブールにしばらく滞在するならイスタンブールが断然お得
イスタンブールでフェリーを利用するのには1回券でも大丈夫ですが、イスタンブールをいろいろ見て回るのなら「イスタンブールカード」を購入した方がお得です。
イスタンブールカードは最初にカード料金を支払う必要がありますが、その後はチャージ式のカードになります。
カード代金は返ってきませんが、イスタンブールカードを使うと1回あたりの乗車料金がお得になります。
また、1枚のカードで5名まで支払うことができるので、グループで旅行している人にも向いています。
イスタンブールカードはフェリーだけでなく、イスタンブールの中心地を走っている「トラム」や「地下鉄」、「市バス」、「有料トイレ」の支払いにも使うことができます。
僕がフェリーを利用した時は販売機が壊れていたので、商店で購入しました。
購入する時にチャージ金額を決めることができるので、いくらチャージするか伝えましょう。
商店によってイスタンブールカード本体の料金が1ラリ高かったり、安かったりするそうです。
フェリーに乗船する
チャージされたイスタンブールカードを、日本の電車に乗る時と同じように、入口にある機械にかざせば通ることができます。
椅子があるので、フェリーが来るまで待ちます。


約30分後に到着します。
旧市街行きのフェリー乗り場
フェリーターミナルから旧市街へ歩いていく
フェリーで「Eminonu」もしくは「Karakoy」に着いたら、宿に向かいましょう。
それほど夜遅くないのであれば、大通りには人がいるので歩いて治安的にも大丈夫です。
ガラタ橋では夜遅くでも釣りをしている人がたくさんいます。
イスタンブールで旧市街に宿泊する人は「Agora Guesthouse」がおすすめです。
日本人に人気なので、日本人旅行者と出会える可能性が高いですし、日本語で書かれた書籍などもたくさんあります。
イスタンブールでは詐欺に注意
旧市街では強盗などの被害よりも、イスタンブールで有名な詐欺「ぼったくりバー詐欺」に気を付けてください。
これは詐欺師が親しげに話しかけてきて、バーに一緒に行った後に法外な金額を請求されるという詐欺です。
旧市街のいたるところ、特にブルーモスク周辺は詐欺師に声をかけられる可能性がとても高いです。
とてもいい人そうに声をかけられるので、毎年多くの日本人旅行者がこの詐欺の被害にあい、大金を騙しとられています。
旧市街で「どこかに一緒に行こう」と誘われても絶対についていかないようにしてください。
この詐欺については別の記事で詳しく解説しているので、イスタンブールに行く前には読むようにしてください。
おわりに
サビハ・ギョクチェン国際空港から旧市街への移動方法を解説しました。
移動距離は長いですが、それほど難しい移動ではありません。
移動手段は2通りありますが、フェリーを使った移動は珍しく景色もいいのでオススメです。