僕は今世界一周中ですが、iPhoneではなく、iPod touchを持っています。
個人的に世界一周をする人にはiPhoneよりもiPod touchをオススメします。
今回は、「iPod touchを持っていくことをなぜオススメするのか」をiPhoneと比べてながら書いていきたいと思います。
この記事を読めば、iPod touchのどこの点が優れているか納得できるはずです。
iPod touchという選択肢
日本でも海外でも、iPhoneを持っている人はたくさん会いますが、iPod touchを持っている人にはまだ会ったことがありません。
そもそもiPod touchのことを知っている人は少ないように思います。
僕自身も世界一周の前半は元々持っていた「iPhone5S」を使っていましたが、ミャンマーで紛失してました。
「また高いiPhoneを買うしかないのか」と思っていましたが、たまたまiPod touchのことを書いているブログを発見!
調べてみると、世界一周をする僕にはiPhoneではなく、iPod touchの方がいいことが分かりました。
その結果、当時最新モデルだったiPod touchの第六世代(32G)を購入しました。
iPhoneを持っている人は、わざわざiPod touchを購入する必要はありませんが、新しくスマホを買いたい、または買い換えたいと思っている人には「iPod touch」をオススメします。
それでは、
- iPod touchがiPhoneとどう違うのか
- iPod touchを持っていくことでどんなメリット、デメリットがあるのか
を説明していきます。
iPod touchはiPhoneから電話機能を取り除いたデバイス
iPod touchのことを知らない人は「iPod touchはiPhoneとどこがどう違うの?」と疑問を持つと思います。
iPod touchとiPhoneの違いはいくつかありますが、一言で言い表すとするならば、「iPod touchはiPhoneから電話機能を取り除いたもの」です。
iPod touchにはiPhoneと違いSIMカードを入れる場所がなく、それゆえ「電話番号」がありません。
なので、こちらから携帯電話や固定電話に電話をかけることができませんし、同様に電話がかかってくることもありません。
でも、世界一周中をしている人はそもそも海外で電話番号が必要なことはほとんどないと思います。
本当に必要なら宿などで電話を借りればいいだけです。
ネットを使えば電話ができる
それでも、友達や家族と話したくなるもあるかもしれません。
そんな時はネットに繋いでください。
iPod touchはネットに繋いでいる状態なら「LINE」や「スカイプ」などの連絡アプリを利用することで電話をすることができます。
iPod touchにはiPhoneと同じようにマイクがついていて、その証拠にsiriも搭載されています。
ただ、iPhoneの画面の上に付いている音を聞き取るところがありません。
そのためネットを使った電話をしている時には、電話相手の声が本体の下にあるスピーカーを通して出るので周りに聞こえてしまいます。
その点はiPod touchにイヤホンを挿して使えば解決することができるので問題ありません。
LINEやスカイプを使った電話のかけ方はiPhoneと変わりません。
スカイプを使えばネットを通したスカイプ同士の通話は無料、固定電話には有料で電話をかけることができます。
iPod touchの購入前の注意点
Pod touchでLINEを使う場合には、購入後にLINEアプリをインストールした後、電話番号あるいはFacebookアカウントでの本人認証をする必要があります。
買い換えるときにほとんどの人は、今あるLINEアカウントの情報を引き継ぐと思いますが、解約前にiPod touchを購入し、電話番号での本人認証をすることをお勧めします。
iPod touchを買う予定の人もそうでない人も前もって、ログイン用のメールアドレスとパスワードはメモしておき、他の端末からのログインを許可する設定やFacebookとの連携するようにしておきましょう。
そうすることで紛失時でも他の端末からログインすることができます。
iPod touchのメリット
iPod touchを選ぶことでどのようなメリットがあるのかを説明していきます。
記事内で紹介するメリットは以下の4つです。
- iPod touchの方がiPhoneに比べて安い
- iPod touchの方が色の選択肢が多い
- iPod touchはコンパクト
- 維持費がかからない
iPod touchの方がiPhoneに比べて安い
僕がiPhoneではなくiPod touchを購入した1番の理由は安さです!
iPod touchはiPhoneに比べてものすごく安いです。
iPod touchの価格(第7世代・税込)
32G:23,980円
128G:36,080円
256G:48,180円
iPod touchとシムフリーiPhoneの価格の違い(値段は全て税別)
16G | 32G | 64G | 128G | |
iPod touch | ¥24,800 | ¥29,800 | ¥36,800 | ¥48,800 |
iPhone SE | ¥47,800 | × | ¥59,800 | × |
iPhone6 | ¥67,800 | × | ¥78,800 | × |
iPhone6 Plus | ¥78,800 | × | ¥89,800 | × |
全然価格が違いますね。
それにiPod touchは価格が安いだけでなく、容量の選択肢がiPhoneと比べて多いです。
それゆえ自分に合った容量を選ぶことができます。
iPhoneよりもどれだけ安いのか比較してみましょう。
iPod touchの一番大きい容量の128Gを選ぶと、48,800円です。
そして安いと言われているiPhone SEの一番小さい容量の16Gを選ぶと47,800円です。
容量は112Gも違うのに、値段は1000円高いだけです。
iPhone6またはiPhone6 Plusは一番安い16Gでさえも、iPod touchの128Gの価格を軽く超えています。
このように本体価格が安いので、iPod touchを選ぶことで、購入時の費用を大幅に抑えることができます。
万が一盗難の被害にあった時に被害額が少なくて済みます。
iPod touchの方が色の選択肢が多い
iPod touchはiPhoneに比べて、本体の色の選択肢が多いです。
iPod touchの色の選択肢は
- ゴールド
- シルバー
- スペースグレイ
- ピンク
- ブルー
- レッド
の6色です。
そんなiPod touchに対して、最新のiPhone SEの色の選択肢は
- ゴールド
- シルバー
- スペースグレイ
- ローズゴールド
の4色。
iPhone6またはiPhone6 Plusは
- シルバー
- スペースグレイ
の2色だけです。
たくさんの色の選択肢から選べるのは嬉しいですね。
iPod touchはコンパクト
iPod touchはiPhoneに比べて小さく、薄く、軽いです。
上にある画像はiPod touchの重量とサイズを表したものです。
iPod touchの画面のサイズは4インチで片手に収まります。
iPhone SEも同じ4インチですが、iPhone6は4.7インチ、iPhone6Plusの画面サイズとなると5.5インチにもなります。
その大きさからiPhone6やiPhone6Plusだと慣れないと持ちにくいです。
iPhone SEの画面サイズも同じ4インチですが、iPod touchの本体の厚さが6.1mmなのに対して、SEの厚さは7.6mmと分厚いです。
重量を比較してみても、iPod touchが88gなのに対して、
- iPhoneSEが113g
- iPhone6が129g
- iPhone6 Plusに172g
にもなります。
短時間の利用ならそこまで変わりませんが、長時間の利用になればその重さの差は手の疲れに影響してきます。
維持費がかからない
携帯会社で買ったiPhoneは月々の通話料金と通信費がかかります。
それに比べてiPod touchは購入した時に費用が発生するだけで、ずっと持ち続けていても何の料金も発生しません。
iPod touchのデメリット
iPhoneよりiPod touchを持つメリットを紹介してきましたが、逆にデメリットもあります。
僕が思う海外旅行中にiPod touchを使うデメリットは以下の2つです。
- Wi-Fiが無いとネットが使えない
- GPSが無い
Wi-Fiが無いとネットが使えない
iPod touchにはSIMカードが入らないので、必然的にWi-Fiがない場所ではネットに接続することができません。
しかし、日本でドコモやAU、ソフトバンクなどの携帯電話会社で販売されているスマホのほとんどはシムロックがかかっています。
なので、iPhoneを持っていたとしてもシムロックがかかっているものなら、Wi-Fiがないとネットが使えないという状況は変わりません。
僕がかつて持っていたiPhoneもシムロックがかかっていたので、iPod touchを持っている今もiPhoneを持っていた時と全然違いがありません。
いつでもどこでもネットを使用したい人、電話がしたい人はWi-Fiルーターを購入するか、電話機能しかないような安い携帯電話を現地で買えばいいと思います。
海外ではシムフリーが当たり前で、電話機能しかないものなどは安く売られています。
僕は物価の高いと言われているオーストラリアで10オーストラリアドル(約900円)でシムフリーの携帯電話を買いました!
GPSが無い
iPod touchにはGPS機能が搭載されていません。
そのため、Wi-Fiに繋がっている時のみしか現在地を知ることができません。
世界一周をする人にとって1番のデメリットはGPSが無いことかもしれません。
iPhoneは、GPSが内蔵されています。
オフライン状態であっても、GPSを使えるので、「自分がどこにいるか」や「現在地と目的地の方向や距離」などをすぐに知ることができます。
そのため、世界一周中にはiPhoneは自分のいる場所を正確に知る点でとても役に立ちます。
でも、GPSが使えないからといっても、「Maps.me」などのオフラインでも使える地図アプリは普通に使うことはできるので、道に迷うことにはならないと思います。
世界一周が終わっても日本で使える
あなたが世界一周を終えて日本に住むならばiPod touchだけでは問題があるかもしれません。
仕事をするにしても、家を借りる時にしても、その他いろんな契約をするにしても電話番号が必要な場合がが多いからです。
それに、日本はまだまだWi-Fiを使える場所が限られているので、Wi-Fi環境下だけしかネットに繋げないというのは不便です。
その場合は、iPhoneを情報を調べるためだけに使ったり、カメラやミュージックプレイヤーとして使いましょう。
iPod touchは維持費がかかりませんし、決して不要になることはないです。
まとめ
今回はあまり知られていないiPod touchについて紹介しました。
シムロックされているiPhoneを持っている人は、ほぼiPod touchを持っているようなものということを分かってもらえたと思います。
iPod touchには多少のデメリットはありますが、世界一周には安くてコンパクトなiPod touchを持っていくことをオススメします。