インド旅行に行きたいけど、ビザが必要らしい。
でもどんなビザがあるんだろう?
このようにインドの入国にはビザが必要ですが、
観光向けのインドビザは大きく分けて3種類あります。
そこでこの記事では3種類のビザの特徴の違い(料金・期間・取得方法)を説明した後に、どういう人がどのビザを選んだらいいかを解説していきます。
インドに行く前にビザのことで悩んでいる人は参考にしてください。
インドビザの種類について
インドビザの種類は3種類あります。
表にまとめると以下のようになります。
ビザの種類 | 取得金額 | 滞在期間 | 取得方法 |
---|---|---|---|
レギュラービザ | 1,250円〜 | 90日間 | オンライン申請後、郵送またはビザセンターにて取得 |
e-VISA | 25USドル | 入国時に審査官が決定 | オンライン申請後、インドの空港で入国時に取得 |
アライバルビザ | 2,000インドルピー | 60日間 | インドの空港で取得(指定6空港のみ) |
一般ビザ(レギュラービザ)
日本国内でインド渡航前に手続きをして取得するビザです。
取得する方法は、まずオンライン申請をした後、
- 大使館または領事館に行って直接申請する
- 郵送申請する
のどちらかをして、取得します。
手間はかかりますが、インドの空港での手続きがないので、スムーズに入国することができます。
連続滞在日数が90日と長いので、インドに長期的に滞在する予定の人にオススメです。
このブログで詳しく解説しているビザです。
- 有効期限:発給日から6ヵ月(180日間)
- 連続滞在日数:90日間
- マルチビザ(入国回数制限なし)
- 申請後2〜3営業日で発給
- インドビザ申請料:1,250円(郵送の場合はプラス1,000円)
e-VISA(e-Tourist Visa・電子観光ビザ)
続いて紹介するのが「e-VISA」です。
まず、インド入国の120日前から4日前までにオンライン上でビザ申請手続きをします。
そして、ビザ発給承認をされた後に、インドに行き、現地の空港でビザが発給されます。
一般ビザと違い、直接大使館に行く手間や郵送する手間、必要書類が少なくなるのがメリットです。
- 有効期限:発給日から30日間・1年間・5年間(自分で選択)
- 延長は不可。
- 30日間ビザで2回の出入国まで可能。1年間・5年間ビザの場合は入国回数制限なし
- インドビザ申請料:25USドル
アライバルビザ(VOA)
最後に紹介するのが「アライバルビザ」です。
正式名称は「ビザオンアライバル(Visa On Arrival)」。
略して「VOA」です。
2017年4月から発給され始めた比較的新しいビザとなっています。
事前の手続きは必要なく、到着時に現地の空港にあるビザカウンターで発行するビザです。
アライバルビザを発行できるのは
- バンガロール
- チェンナイ
- デリー
- ハイデラバード
- コルカタ
- ムンバイ
の6空港から空路で入国する場合に限られます。
空港に到着後、空港にあるカウンターで手続きをして発給します。
インドに到着後に申請から発給までをするので、時間がかかります。
そして、ビザの発給手数料も2,000ルピーと、3つの種類の中で1番高いです。
と言っても、めちゃくちゃ高いわけではありません。
また、その場でビザの審査が始まるので、インドに100%発行されるとは限りません。
世界中で、日本国籍と韓国国籍の人のみに対応している珍しいタイプ。
そのため、日本以外の国からインドまでの飛行機に乗る場合、ビザがないことを理由に止められる可能性があります。
- アライバルビザ1つで最長60日の滞在。60日以内に2回まで入出国が可能。
- 滞在期間の延長は不可。
- アライバルビザ申請料は1人あたり2,000ルピー。
- 1年間に2回まで利用可能
どのインドビザの種類を選ぶべきか
上記で3つのビザの種類を紹介しましたが、「結局どれを選んだらいいんだろう」という人も多いと思います。
そこで、入国前の状況に合わせて、どんな人にどのビザがおすすめなのかを簡単に説明していきます。
レギュラービザがおすすめな人
レギュラービザがおすすめな人は
- 東京または大阪に住んでいて、できるだけ費用を抑えたい人
- 不安なくインドに入国したい人
- インドで余計な手続きをしたくない人
- 陸路入国する人
の4つのパターンに当てはまる人です。
まずレギュラービザを取得する1番にメリットは「費用が安くて済むこと」。
1,250円(申請費用900、手数料350円)だけで済みます。
申請料金は1番安いです。
ただし、これは直接大使館または領事館に行った場合。
日本国内には
- 東京のインド大使館
- 大阪のインド領事館
の2箇所しかないので、ある程度近くに住んでいるしか直接行くのは難しいでしょう。
また、東京や大阪に住んでいても、遠ければ移動費がかかります。
そのため、ほとんどの人は郵送を利用して申請しますが、現金を郵送するため現金書留などの料金もかかるので、意外と高くなります。
e-VISAの「25USドル」を上回るかどうかを基準にしてください。
写真料金のことを考えると、アライバルビザの料金を上回る可能性もあります。
メリットとしては、手続きが日本で全て完結し、ビザも入国前に取得できるので、不安なくインドに入国することができることです。
また、e-VISAと違って、入国時に手続きが一切必要ないので、余計な時間を使わずにスムーズに入国でき、観光に時間を当てることができます。
インドに陸路入国する人はレギュラービザ一択
インドに陸路入国する人はレギュラービザ一択です。
この他の2種類のビザである「e-VISA」と「アライバルビザ」はどちらも空路入国する人しか取得することができないからです。
短期旅行者でインドに陸路入国する人は少ないですが、世界一周などの長期旅行者の場合は近隣諸国から陸路入国する人もいるでしょう。
僕も実際に日本で取得したインドビザでバングラデシュから陸路入国。
そして、ネパール現地で取得したレギュラービザで、ネパールからインドへ陸路入国したことがあります。
インドに陸路入国をする人は、レギュラービザを取得するようにしよう!
e-VISAがおすすめな人
インドビザのe-VISAの取得がおすすめな人は
- インド大使館またはインド領事館が遠い
- 郵送の手間を省きたい
- 入国日まで4日以上ある
が当てはまる人です。
レギュラービザは、直接大使館または領事館に行くか、郵送する手間があります。
そのような手間を省きたい人は、パソコンの申請だけで終わるe-VISAがおすすめです。
ただし、e-VISAの取得条件として、入国日の4日前までの申請が必要となっているので、入国日まで4日以上ある人に限ります。
アライバルビザがおすすめな人
最後にアライバルビザがおすすめな人は
- 入国まで時間がない
- 指定6空港からの空路入国する
- 写真を撮影するのが面倒くさい
ような人です。
入国まで時間がない人、特にe-VISAの締め切りである4日前を切っている人は「アライバルビザ」がおすすめです。
レギュラービザでも直接申請する場合に限り、4日以内に取れる可能性はありますが、確実とは言えません。
また、アライバルビザは写真を用意する必要がないので楽です。
ただし、上記で説明したように6つの指定空港からの入国に限られています。
インドビザの種類と価格まとめ
観光する人用のインドビザ3種類を紹介しました。
料金や滞在期間、入国方法によって自分に最適なインドビザをしてみてください。