ネパールから隣の国インドへ陸路移動する人は少なくないと思います。
今回はネパールの「ポカラ」からインドの「バラナシ」までの陸路での移動方法を説明します。
ポカラからバラナシへの移動の選択肢
ネパールのポカラからインドのバラナシへ行く方法としては大まかに3つあります。
1つ目の移動方法は、
- ポカラ→スノウリ(バス)
- スノウリ→バラナシ(バス)
というように2本のバスを使って移動する方法。
2つ目の移動方法は、
- ポカラ→スノウリ(バス)
- スノウリ→ゴナクプクル(バス)
- ゴナクプクル→バラナシ(電車)
というように2本のバスと電車を使って移動する方法。
これは、僕がインドからネパールにきた時の逆方向バージョンですね。
そして3つ目の移動方法が
- ポカラ→スノウリ(バス)
- スノウリ→ゴナクプクル(バス)
- ゴナクプクル→バラナシ(バス)
のように3本のバスを使って移動する方法です。
今回は1つ目に紹介した「2本のバスを使う方法」でネパールからインドへ陸路移動をしました。
なので、この記事ではそちらを時系列に沿って説明していきます。
ネパールからインドへのバスチケットの購入について
前日バスターミナルでチケットを購入しておきます。
値段は、600ネパールルピーでした。
1時間遅い8時30分発のバスはなぜか料金が高かったです。
ネットには夜行バスがあるということでしたが、聞いてみると、朝の2本しかスノウリ行きはないと言われました。
ポカラのバスターミナルの場所
ポカラからスノウリへのバス移動
7:15 ポカラを出発
バスは予定時間通りに出発しました。
バスは最短ルートで国境を目指さず、大回りしてスノウリに向かいました。
国境の近くになると、舗装された道路がずっとまっすぐ伸びています。
15:15 スノウリに到着
着いたのは国境近くのバスターミナル。
終点です。
スノウリのバスターミナルの場所
ネパールルピーからインドルピーへの両替について
そこから、ネパールルピーをインドルピーに両替をしました。
ネパール側でもインド側でもレートを聞きましたが、ネパール側の方がレートが良かったです。
店によってレートが違います。
インド側でネパールルピーの両替を渋ると、インド人はこう言ってくる人が多いです。
スノウリから伸びている道路の途中に、チェックポイントがあって、ネパールルピーを持っていれば、すべて没収されるよ。
僕の場合は一切ありませんでした。
両替をしてほしいだけの嘘で、ほぼ100%デタラメなので気にしないでください。
ただし、両替のレートはこの国境付近がいいらしいので、両替をしたいのであれば、ネパール側でするのがおすすめです。
ネパール出国手続き
その後は、国境ゲートの手前左側にあるイミグレーションオフィスで出国手続きです。
出国カードをもらい、記入し、パスポートと一緒に提出すれば完了です。
出国手続きが終わったら、ネパール側の国境ゲートをくぐります。
ネパール側のイミグレーションの場所
インド入国手続き
インド側の国境ゲートをくぐる前に、インドの審査官にパスポートをチェックされます。
そして、インドに入ると地面に落ちているゴミが目に付きます。
国境を越えるとゴミの量が一気に増えるのは何故なんでしょうか。
ネパールへ向かうトラック、ネパールからインドに来たトラックが頻繁に通り、なおかつ道も広くないので、車に気をつけてください。
ゲートを過ぎて少し歩くと左側にインドのイミグレーションオフィスがあります。
ここでも入国カードをもらい、記入し、パスポートと一緒に提出して入国手続きをします。
スノウリからバラナシへのバス移動
バラナシ行きのバスを探す
バラナシ行きのバスは、スノウリのバススタンドから出ています。
このバス停を探すのに時間がかかりました。
なぜなら、正しいバス停に行った時に聞いた時には「バラナシ行きのバスはない」と言われたからです。
散々探し回って、その後もう一度行ったら、ちゃんと案内されました。
隣に謎の彫刻がありました。
バラナシ行きのバス乗り場の場所
バラナシ行きのバスに乗車する
16過ぎにバスに乗り込みました。
車内の椅子は相当ボロく、硬いです。
バスは扇風機もないボロい車体です。
2人シートと3人シートに分かれていて、座席に仕切りがありません。
隣の人と距離が近いですし、夜はもたれかかってくる時もあります。
なので、このバスは、女性1人の場合はあまり勧めません。
すぐ近くに売店があるので、食べ物や飲み物を買っておきましょう。
最初は数人乗っていただけでしたが、徐々に人が乗り込んできました。
僕以外に観光客らしき人はあと1人いただけでした。
バスの値段は、268インドルピーでした。
ちゃんと乗車券は機械を使って発行されていたので、ぼったくられてはいないと思います。
18:15 スノウリを出発
バスは座る席が満員になってからも、できるだけ人を集めていたので、超満員になったところでバスは出発しました。
20時ごろに夕食休憩がありました。
その後数回トイレ休憩(ただの道端)がありました。
5:30バラナシ到着
翌早朝バラナシジャンクション駅から約500mほど離れたバスターミナルに到着しました。
バラナシの到着場所
バスを降りるとオートリキシャが群がってきて、高い値段をふっかけてきます。
バラナシジャンクション駅からゴードリア交差点までの移動は
- オートリキシャなら80~100ルピーぐらい
- サイクルリキシャなら50ルピー
で行けるので、同じ料金で行けるはずです。
バスの近くにはオートリキシャの客引きしか来ませんでしたが、道路側に出るとサイクルリキシャがいました。
そして、全然交渉もせず50ルピーでゴードリア交差点まで行きました。
目的地に着いた後に、何かと理由をつけて追加料金を要求してくる人が多いですが、交渉した金額以外に払う必要はありません。
ネパールからインドへの陸路移動まとめ
今回紹介したネパールからインドへの陸路移動では、約24時間かかりました。
国境からバラナシまでのバス移動が長くて体力的に大変ですが、それほど難しい移動ではないです。
時間を節約したい人は空路移動も考えてもいいかもしれません。