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なんで毎年多くの日本人が海外で詐欺師に狙われ、騙されるのか。その理由を考えてみた。

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アジア圏ではスリや強盗などが少ない代わりに「詐欺」によってお金やモノを奪われる被害が多く、毎年多くの日本人が被害にあっています。

特にインドや東南アジアのタイやカンボジアでの詐欺被害が多く、実際に僕も詐欺の被害者に何人も出会ったことがあります。

「どうして日本人が狙われるのか」「なぜ日本人は騙されるのか」。
僕が思う原因を書いていきます。

目次

日本人は最大のカモ!!なぜ日本人が狙われるのか?

日本人は海外にいる詐欺師たちに狙われています。
これは紛れもない事実です。

でも、なぜ日本人が狙われるのでしょうか?

日本人が詐欺師に狙われる理由は、「金持ち」ということと、「大人しい」のが理由が大きいです。

詐欺師から「日本人は金持ち」と思われている

引用:http://www.neatorama.com/2012/01/15/the-richest-1-in-the-world/

海外の詐欺師から「日本人は金持ち」と思われています。

これは、実際間違っていません。
日本で会社勤めしている人は1年平均415万円稼ぎます(参照:平成26年度の民間給与実態統計データ)。

世界的に見て、年収34,000ドル(2016年4月時点で約380万円)あれば、世界の上位1%に入ります。
ワーキングプアと呼ばれる年収200万の人でも、世界的に見れば低収入ではありません。

つまり、日本人は世界的に見てお金持ちなのです。

さらに正社員ではない学生でも、アルバイトをすれば、一ヶ月に何万円も稼げます。

学生のアルバイト1カ月分が、旅行先の国の人の年収なんてこともありるよ!

覚えておきたいのは、日本人バックパッカーは海外の大半の場所ではお金持ちということです。

日本人の「貧乏バックパッカー」と言われる人たちでも、スマホやカメラを携帯し、最低は何万円かは持っています。

日本人のいう「貧乏バックパッカー」は、世界的に見れば全然「貧乏」ではないのです。
そもそも海外に行けるだけでも「お金持ち」と思われています。

だから、詐欺師からすればお金を持っている日本人を狙うのです。

強く断ることができない「大人しい日本人」

「お金持ちと思われている」という理由に加えて、日本人は大人しく、「強く断ることができないことに慣れていない日本人が多い」ことも狙われる理由の一つです。

日本人は、強く断ることは相手の気持ちを損ねてしまうと考えてしまいます。
これは「和」を大切にしている日本で育った結果です。

日本では大切とされている価値観でも、海外でも同じように「強く断る」ことをしないと、詐欺師の話をちゃんと聞いて騙される可能性が高くなります

そのようなおとなしい国民性に詐欺師はつけこんでくるのです。

海外で日本人が詐欺師に騙される原因

日本人は詐欺師にとってみればカモですが、日本人旅行者がみんなが騙されるわけではありません。
騙される人と騙されない人には違いがあります。

騙す方が悪いのは当たり前です。
しかし、騙される側にも原因があります。

騙される原因は

  • 情報を知らない
  • 危機意識が足りない

という2つが大きいです。

情報を知らない人は騙されやすい

調べておく

海外で詐欺師になんで騙されるのか。

その原因の一つに「情報を知らない」とういうことが挙げられます。

詐欺師はだいたい同じパターンで人を騙します。
そのパターンさえ知っておけば、どのような流れで騙してくるかがわかるので詐欺の被害を未然に防ぐことができます。

今の時代、ネットにつなげば、どの国や地域で、どういう手段で詐欺が行われるのかぐらい簡単に分かります

過去には、たくさんの日本人が詐欺にあっており、それらの情報は外務省の「海外安全ホームページ」にまとまられています。

リンク 外務省 海外安全ホームページ|海外渡航関連情報

その他にも、個人が詐欺の種類をまとめたサイトや被害者自らが騙された経験をブログに書いているものもあります。
そういう情報はネットで検索すれば何件でも出てきます。

つまり、詐欺の被害にあう人は情報を「知らない」という問題ではなく、「調べてない」だけなのです。

詐欺のパターンを調べておこう

情報を検索し、覚えておくことは難しいことではありません。
10分で終わります。
この10分を使って調べ、情報を知っているか、知らないかで、状況は全く違ってきます。

東南アジアで多いのは、賭博詐欺です。
親しげに話しかけてきた人に家に誘われ、「(トランプゲームで)一緒にズルして誰かをはめよう」ともちかけられます。

その話に乗ると、最初は勝つのですが、結局最後には大負けしてお金を取られるというパターンです。

インドで多いのは、駅構内や繁華街で何かと理由をつけて旅行会社に連れて行き、定価の何倍もの高いチケットを買わされたり、高いツアーを組まされるようなパターンです。

トルコの首都イスタンブールでは「ぼったくりバー詐欺」で多くの日本人が毎年騙されています。

東南アジアでもインドでもトルコでも、詐欺のパターンはだいたい同じです

そのパターンさえ知っていれば、詐欺師に会っても、途中で怪しいと気づき、途中で回避できる可能性が高くなります。

海外に行くときは、その土地の情報を調べておくことが大切です。

騙される人は危機意識が足りない

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詐欺の被害にあう日本人は、海外で自分たちが詐欺師に狙われていることを考えていない人が多いです。

詐欺のことをどこかで、他人事だと思っています。
「僕、私には関係ない」「自分が詐欺に引っかかるわけがない」。

そう思っている人ほど「日本語を話すフレンドリーな人」についていき、簡単に騙されます。

詐欺師は思っている以上に多いです。

騙されたこのないものの僕自身も詐欺師(と思われる人)に何度も話しかけられていますし、他にも実際に詐欺の被害に会った人にもたくさん会いました。

詐欺師は人を騙すプロである

そして、忘れてはいけないのは、「あっちはプロだ」ということです

人を騙し生計を立てています。

観光業に携わっている客引きをしている外国の人たちは、僕を一目見ただけで、日本人と見抜いてくることが多いです。
そして、すぐに日本語で話しかけてきます。

詐欺をしている人たちも同様にずっと人を観察して、騙せそうな人を目を光らして探しています

顔つき、体格、服などの身につけているものなどを見て、日本人かどうかを判断しているよ!

僕でも、ある程度は「日本人かどうか」を見分けることができる自信があるので、詐欺を生業としている人ができないわけがありません。

そして、日本人だと判断した後は、話しかけ、いくつかの質問をすることでお金を取れるかを吟味します。

海外で話しかけてくる人みんなが悪人ではありません。
それでも、話しかけてきた場合は、すぐに信用せず「この人大丈夫かな」と疑うこともしましょう。

自分は日本人で、詐欺師に狙われていると自覚し、「他人事」と思わず、当事者意識を持って行動することが大切です。

おわりに:日本人が海外で狙われる・騙される理由はちゃんとある

詐欺にあっては、楽しいはずの旅が暗いものになります。
たった一度の詐欺によって、その国、その国の国民を嫌いになることもあります。

金額によっては、旅の終わりが早くなることもあります。
日本人である以上、詐欺師からすればカモということを忘れてはいけません。

では、騙されないためにはどうすればいいのでしょうか。
僕が考える詐欺対策について下の記事に書いてみました。

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