
この記事では、たびレジについて紹介していきます。
そもそも、みなさんは「たびレジ」って知っていますか?
テレビCMも流れているので、名前だけは知っているかもしれません。
たびレジを一言で言い表すなら「現地の最新情報を受け取れるサービス」です。
海外にいる時は、なかなか現地の最新情報を手に入れることは簡単ではありませんよね。
現地のニュースがテレビやネットに出ても現地語ですし、日本語に訳されるまで時間がかかります。
また、今の時代、いつ何が起こるか分かりません。
そんな「海外で安全情報が簡単に入手できない」という問題を解決するのが「たびレジ」です。
たびレジに登録するだけで、現地の最新情報が手に入りますよ。
記事内では
- たびレジでできること
- 使い方
- 登録方法・解除方法
を紹介していきます。
- 短期旅行に行く人
- 世界一周など長期的旅行に行く人
特に2020年現在、新型コロナウイルスにより、毎日入国規制などが変化しています。
海外に滞在している人で登録していない人は、絶対に登録するようにしましょう。
最新情報を知ってることで避けられることもたくさんあります。
たびレジとは
たびレジとは、外務省が海外渡航する人のために作ったサービスです。
外務省の海外安全ホームページから登録し、旅行先や滞在期間などを入力することによって
- 事件や事故
- テロ
- 災害
などの安全に関する最新情報をメールなどで受け取れることができます。
たびレジに登録することは、海外旅行する人だけでなく、たびレジを運用している日本側にもメリットがあります。
海外旅行する人がたびレジに登録する意味
日本のガイドブックにも「イカサマ賭博詐欺」や「ぼったくりバー詐欺」など、よくある犯罪方法については書かれていますが、あくまでガイドブックは、出版当時の情報。
その点、たびレジは「最新情報」を受け取ることができます。
最新情報を常に入手する必要があるのは、危険な国や地域に行く時必要だと思ってませんか?
いえ、今の時代殺人事件やテロはどの国にでも起こる可能性があります。
例えば、「あなたの滞在している街で殺人事件が起こりました。犯人は現在も逃走中です。」というメールが届けば、外出を控えようとしますよね。
そういう情報を知ってないと、普通にでかけて殺人犯に会ってしまうかもしれません。
台湾や韓国、グアムなどいわゆる安全と言われている国でも、忘れずに登録するようにしましょう。
日本の外務省側にもメリットがある
海外に行く日本人がたびレジに登録することによって、あなたの渡航情報が外務省のデータベースに保存されます。
これにより、外務省には
- 誰が
- どの国に
- いつからいつまでいるのか
などの情報を把握することができます。
そのようなデータを外務省が知っていることによって、重大な事件やテロなどがあった時に、対策が打ちやすくなります。
例えば、チャーター機を飛ばす時などに、政府側が保護すべき日本人の数を把握していることによって、「どのぐらいの飛行機をいくつ用意すべきか」などが分かりますね。
たびレジの使い方
たびレジを利用するためには登録が必要ですが、だれでも簡単に登録できます。
利用は全て無料です。
登録した後に、下記のようなことができるようになります。
メールで最新情報を知る
たびレジに登録すると、登録している国の大使館からメールで最新情報が送られてきます。
タイに滞在している時は、上のようなメールが届きました。
毎日最新情報が送られてくるので、かなり役立ちました。
たびレジのアプリで情報を知る
たびレジはサイトだけでなく、アプリも開発されています。
毎日メールが届くので、そこまでアプリをインストールする必要性はないです。
ただ、スマホの容量に余裕があるのであれば、海外にいる期間だけスマホに入れておいていてもいいかもしれません。
たびレジのアプリでは、GPS機能を利用して現在地の国や周辺国の渡航情報を表示してくれます。
アプリ名が「外務省 海外安全アプリ 2019」となっていますが、2020年でも問題なく使うことができます。
たびレジの登録方法
では、実際に利用するための登録方法を紹介していきます。
登録は簡単で、5分ぐらいで終わります。
記事内ではスマホでの登録画面で説明していきますが、PCやタブレットからでも入力項目は同じです。
- STEP.1トップページから登録を開始する
たびレジにアクセスして、「新規利用者登録をする」というボタンをタップします。
- STEP.2プライバシーポリシー同意
たびレジの情報をどう扱うかなどが表示されます。
問題なければ、「同意する(登録画面に進む)」というボタンをタップしましょう。
- STEP.3メールアドレス登録
次にたびレジから最新情報を受け取るためのメールアドレスを入力します。
GメールやYahooメールなど、スマホだけでなく、PCでも開けるメールアドレスがおすすめです。
携帯キャリアのメールアドレスはエラーが出る可能性があるのでやめましょう。
入力した後に「メールアドレスを登録」ボタンをタップします。
登録したメールアドレス宛に、すぐにメールが届きます。
「旅行情報登録用URL」と書かれたURLがあるので、そのリンクをタップして登録手続きを続けます。 - STEP.4パスワード入力
サイトにログインする時のパスワードを設定します。
パスワードを2回入力して、「旅行予定入力へ」をタップします。
- STEP.5旅行予定登録
滞在予定の国を選択します。
日本人がよく行く国は、登録画面に大きく表示されています。
なければ、エリアのタブを開き、国を選択しましょう。国の選択が終われば、「都市名」を選択。
都市名は必須項目ではありませんが、より詳細な情報が届きます。 - STEP.6旅行予定登録
旅行期間を入力します。
まだ決まってなくても、予定でOK。
終われば、「次へ(旅行者情報の登録)」ボタンをタップ
1つの国だけでなく、何カ国か連続して渡航する場合は「旅行日程を追加」ボタンを押して、同じように訪れる国や期間を追加しよう。 - STEP.7旅行者登録
旅行者の情報を入力していきます。
まずは、名前と生年月日。
パスポートに登録している情報をそのまま入力しましょう。続いて携帯電話の番号です。
携帯電話を登録すると、緊急時には電話がかかってきます。登録は必須なので、絶対に登録しておきましょう。
できるだけ現地のSIMの番号を入れておきたいところです。携帯番号は国番号を選択した後は、0を外した携帯番号を入力しましょう。
たとえば、タイの電話番号だと「06-1234-5678」のような電話番号なので、登録するのであれば、タイの国番号「+66」を選択した後に「6-1234-5678」と入力します。
「緊急時にSMS(携帯メールやショートメッセージ)を受信する」にはチェックを入れておきましょう。
ただ、海外では日本の携帯は機内モードにしていると思うので、基本的にSIMフリーのスマホに現地で使えるSIMを挿している人が対象ですね。追加のメールアドレスがある人はここで登録できます。
家族や職場などに知らせたい人は入力しておきましょう。渡航するにあたって、ツアー会社を利用するかも選択します。
利用するのなら、会社名を入力します。旅行する同行者の情報も入力。
最後に「入力した内容を確認」ボタンをタップ。
今までに入力した内容が表示されるので、間違っていないか確認。
合っていれば「入力した内容で登録」ボタンをタップして終了します。
登録が無事終われば、「登録完了のお知らせ」というメールを受信します。
たびレジの登録解除方法
たびレジは登録する時に旅行期間を登録しますが、通常だと旅行最終日から30日すると全てのデータは削除されます。
そのためわざわざ解除する必要はなく、自動的に30日経てば解除されます。
登録の際に「1年間有効にする」選択肢にチェックを入れた人は1年間有効なので、1年間後に解除されます。
すぐに解除したい人は、たびレジにログインした後に、旅行情報を「削除」ボタンをタップしましょう。
解除された後に、また利用し始めたい人は、最初から登録し直す必要があります。
そのため、すぐに海外に行く人などは解除する際に気をつけましょう。
たびレジまとめ
外務省が提供している「たびレジ」というサービスについて紹介しました。
海外に行く人は登録すべきということは分かってもらえたでしょうか。
お金はかかりませんし、登録はすぐに終わるので、ぜひすぐに登録してみてください。
- 無料で使えて、登録も簡単
- どこにいても最新情報が受け取れるようになる
- 日本政府もあなたがどこにいるか把握できる

たびレジって聞いたことあるけど、何なんだろう?
登録したほうがいいらしいけど、わざわざ登録する意味あるのかな。