格安航空券を一括検索できるサービスとして有名な「スカイスキャナー」について紹介します。
日本だけでなく、世界中で月間9,000万人に利用されているサービスです。
条件を入力して検索するだけで、世界中の予約サイトの航空券料金を比較することができるので、上手く使えば同じ航空券でも安く購入することができます。
世界一周中を中心に何十回もスカイスキャナーで航空券を探した経験があるが、スカイスキャナーの
- おすすめ点
- 基本的な使い方
- 便利な使い方・機能
- 予約するときの注意
を解説していきます。
「スカイスキャナーってどういうサイト?」「どうやって航空券を探せばいいの?」という疑問を持っている人は参考にしてください。
- 様々な航空会社を一括検索
スカイスキャナーのおすすめ点
スカイスキャナーのおすすめ点は以下の3点です。
- 世界中の航空会社や予約サイトを一括検索することができる
- 日付選択のカレンダーでいつが安いが分かる
- 都市だけでなく国で検索できる
世界中の航空会社や予約サイトを一括検索することができる
スカイスキャナーは、出発地と目的地、搭乗日を設定するだけで、航空会社や予約サイトを一括検索してくれます。
これにより、同じ路線の航空券であっても、どこのサイトから購入すれば安くなるのかが分かります。
国内はもちろん、海外の路線も網羅されているので海外旅行に行く時にも役立ちます。
日付選択のカレンダーでいつが安いが分かる
スカイスキャナーでは「出発地」と「目的地」を設定した上で、搭乗日を選択する時のカレンダーに、価格帯に合わせて3種類の色分けがされています。
そのため、一目でどの日が安いのかが分かります。
緑の日:安い日
オレンジの日:標準的な価格の日
赤の日:高めの日
飛行機を利用する日が確定している人は、高い日でも買わないといけませんが、
- どの日に行こうかな
- どの週末に行こうかな
- どこで休みを取って旅行に行こうかな
という人は、安い日を選ぶことができますね。
例えば、上記の画像の場合、1月の方が航空券が安い日が多いことが分かります。
また、2月に限定すれば、高い日である10 13 14は避けて、できるだけ航空券の安い日である6 12 19 28のどれかの日に行こう」という選択をすることができます。
このように、わざわざ一日ずつ調べなくても、検索段階で航空券の安い日と高い日が分かるので便利です。
都市だけでなく国で検索できる
航空券を購入する場合、出発する空港と目的地の都市名や空港名を指定して検索するのが一般的ですが、スカイスキャナーでは、都市名を指定しなくても、国名で検索することができます。
例えば、「台湾に行きたいなぁ」と思っている場合、「台北」や「高雄」と設定せずに「台湾」と設定することで、どちらの空港から入れば安いのかが分かります。
スカイスキャナーの基本的な使い方・予約方法
スカイスキャナーの基本的な使い方を順番に説明していきます。
検索結果一覧から選ぶ
設定したルートの航空券がリスト上で表示されます。
検索結果には
- 最適プラン
- 最安プラン
- 最短プラン
という3つの種類あり、それぞれ重視しているものが違います。
自分が重視するプランを選択して並び替えてください。
プラン | 内容 |
---|---|
最適プラン | 価格と所要時間のどちらも考慮 |
最安プラン | 航空券の価格の安さを重視 |
最短プラン | 目的地までの所要時間を重視 |
「絞り込み条件」を設定することで、より自分に合った航空券を探すことができます。
利用したい航空会社と時間帯の右側にある選ぶボタンを押してください。
航空会社や予約サイトにアクセスして予約を完了する
選択した航空券を予約することができるサイトが料金が安い順に上から並ぶので、予約したいところサイトの場所にあるサイトへ移動を選択してください。
スカイスキャナーのサイトから予約サイトへページが遷移します。
予約サイトにアクセスした後は、各サイトの案内にしたがって予約を完了してください。
スカイスキャナーの便利な使い方・機能
上記で基本的なスカイスキャナーの使い方を紹介しましたが、スカイスキャナーにはたくさんの便利な機能があり、上手く活用すれば、自分に最適な航空券を探すことができます。
ここでは以下の便利な使い方・機能を5つ紹介します。
- 月単位で検索できて安い日が分かる「月間価格表示」
- 航空券の最安値の日が視覚的に分かる「グラフ(チャート)表示機能」
- 出発地から安い渡航先を調べられる「すべての場所から探す」機能
- 経由地指定して航空券を探せる「複数都市検索」
- 価格の上がり下がりが通知される「プライスアラート」
月単位で検索できて安い日が分かる「月間価格表示」
スカイスキャナーでは、検索時に、「◯月◯日」という指定をする以外にも、1カ月単位で航空券の価格を調べることができます。
PCやタブレットのブラウザからの場合、日付のカレンダーページの上にある「日程を変更可能に」を押すと、月ごとの最安値の価格が表示されるので、1年でどの月の航空券が安いのかが分かります。(スマホでは表示されません)。
スマホの場合は、「月全体」から希望する月を選択してください。
月を選択し、「検索」ボタンを押すと、その月のカレンダーが表示されます。
各日の最安値の航空券価格が表示されているので、その月でいつが安いのかが分かります。
航空券の最安値の日が視覚的に分かる「グラフ(チャート)表示機能」
スマホ以外では上記で紹介したカレンダー表示以外にもグラフ表示ができます。
上部にある「グラフ」ボタンを押すと、チャート形式で価格が表示されるので、視覚的にいつが安いのか分かります。
出発地から安い渡航先を調べられる「すべての場所から探す」機能
「航空券が安い場所に旅行に行きたい」という人には、「すべての場所から探す」機能で安い渡航先を調べることができます。
出発地は選択する必要がありますが、目的地を「すべての場所から探す」にすれば、日本、海外関係なく、選択した目的地からの航空券が安い順に表示されます。
だいたいの相場が分かるので、安く旅行に行ける目的地を知ることができます。
経由地指定して航空券を探せる「複数都市検索」
スカイスキャナーの複数都市検索とは、「AからB」までという航空券だけでなく、「BからC」「CからD」というように、複数の都市、国を移動する航空券を探すことができる機能です。
目的地を「複数都市検索」を選択すると、検索ボックスの形式が変わ、出発地と目的地と搭乗日を入力する箇所が2つになります。
ボタンを押せば、さらにボックスが増えます。 もう一つの航空券を追加
日にちを決めないと検索できないので、ちょっと使うのは難しいですが、経由地が決まっている人にとっては、まとめて航空券を探すことができて便利です。
上記の例は、12月20日に成田空港から台北に行き、12月25日に台北からバンコクに行くという
予約サイトは同じなので、まとめて決済できます。
価格の上がり下がりが通知される「プライスアラート」
スカイスキャナーには、設定した路線の航空券について
- 価格が高くなった時
- 価格が安くなった時
に登録したメールアドレスにお知らせメールが来る「プライスアラート」機能があります。
自分が乗りたい路線で設定できるので、いちいちスカイスキャナーのサイトで検索する必要がありません。
PCやタブレットのブラウザからの場合は、検索結果にあるプライスアラートを受信ボタンを押すと、プライスアラートを設定することができます。
スマホのブラウザからの場合は、便の選択画面にある
マークを押して設定してください。スカイスキャナーで予約するときの注意
上記でスカイスキャナーの使い方や便利な機能を紹介しましたが、予約するときに注意してほしいことを紹介します。
- LCCを予約する時は航空券代に預け荷物が含まれているか確認する
- 評判の悪い中間会社を使わないこと
- 乗り継ぎ時間を確認する
LCCを予約する時は航空券代に預け荷物(受託手荷物)が含まれているか確認する
スカイスキャナーから航空会社ではない予約サイトに飛んで、予約する場合、預け荷物の料金が含まれていないことがあります。
フラッグキャリアは「搭乗者全員20kgまで」含まれていることが一般的ですが、LCCは預け荷物が別料金になっているのが基本です。
予約サイトによっては、予約サイト上で預け荷物を追加することもできますが、できないものもあります。
預け荷物がある状態で、チェックイン時に預け荷物が含まれていない航空券だと判明した場合、空港で焦ることになります。
僕も1度経験したことがありますが、空港で急遽預け荷物を追加する場合、予約サイトから追加するのに比べて割高になることが多いので、さらにショックを受けることになります。
LCCの場合、預け荷物代が反映されていない価格が表示されているだけで、「預け荷物を追加すれば結局安くない」ということも起こりえます。
機内持ち込み手荷物だけで飛行機に乗る人は関係ないですが、預け荷物がある人は予約する時に「航空券代に預け荷物が含まれているかどうか」を必ず確認するようにしましょう。
手荷物だけで飛行機に乗り込む人は、液体物やモバイルバッテリーの持ち込みなどに注意してください。
評判の悪い中間会社を使わないこと
スカイスキャナーでは、検索した後に料金が安い順に予約サイトが表示されます。
その際に、値段だけを見て使わないようにしてください。
評判が悪いサイトからでも、基本的に予約はできるのですが、
- オプションが高い
- オプションが選択できない
- 問い合わせできない・返信が来ない
- カスタマーサービスの対応が悪い
など悪い点がありがちです。
1番面倒くさいのは、飛行機が欠航したり遅延した時などです。
問い合わせができない・対応が悪いと、余計なストレスを抱えることになります。
僕自身も世界一周1カ国目を出国する時に、とりあえず安い予約サイトから購入したこともあり、搭乗日前日に勝手に搭乗日を遅らせられた上に、英語のメールと英語の電話がかかってきただけで補償などは一切ありませんでした。
スカイスキャナーの方でも、予約サイトごとに評価が見れるようになっているので、評価が低いところは使わないようにしましょう。
評判が悪いのは
- eDreams
- Gotogate
- kiwi
- Mytrip
などです。
調べた時点だと、eDreamsが特にレビューが悪く、5点満点中、です。
安く航空券を購入できても、万が一の場合、それ以上に苦労する可能性があるので、予約サイトの評価をしっかりみて予約するようにしましょう。
1番安心なのは、航空会社の公式サイトからの予約です。
乗り継ぎ時間を確認する
スカイスキャナーを利用する時に、乗り継ぎが必要な航空券を購入する場合、乗り継ぎ時間がどれぐらいあるか確認するようにしましょう。
短すぎると、乗り継ぎできない場合があります。
飛行機が遅延した場合、同じ航空会社同士の乗り継ぎであれば、連携が取れているのでスムーズに進みやすいですが、航空会社が違う便に乗り継ぐ場合は、乗る場所が離れていたりするので、乗り継ぎ時間が短すぎる場合は注意してください。
スカイスキャナーに関するよくある質問
スカイスキャナーの運営会社はどこですか?
スカイスキャナーの運営会社は「Skyscanner Limited」です。イギリスのスコットランドにあるエディンバラに本社があります。
2016年からはTrip.comグループの傘下に入って活動しています。
本社はイギリスですが、2015年には日本に「Skyscanner Japan 株式会社」が設立されています。
スカイスキャナーで予約しましたが、どうやってキャンセルできますか?また、キャンセル料はかかりますか?
スカイスキャナーは比較サイトのため、キャンセル方法やキャンセル料は航空券を購入した予約サイトによって異なります。スカイスキャナーではなく、航空券を予約したサイトに問い合わせてください。
スカイスキャナーの「空港で接続」とは何ですか?
スカイスキャナーの「空港で接続」とは、乗り継ぎのことです。自分で空港内を移動して、飛行機を乗り換える必要があります。
スカイスキャナーでチャートが表示されないのですがなぜですか?
スマホからブラウザで検索すると、チャートは表示されないようになっています。パソコンやタブレットで検索してみてください。
スカイスキャナーの使い方まとめ
航空券を一括検索できるサービス「スカイスキャナー」について紹介しました。
格安航空券を簡単に見つけられるので、おすすめです。
飛行機に乗る日がいつでもいい人は、カレンダー表示を見たり、検索日を1カ月単位で調べて安い航空券を探してみてください。
また、どこでもいいから旅行に行きたいなぁという人は目的地を「すべての場所から探す」にして、検索してみてください。
スマホからだと、チャート形式のグラフが表示できなかったり、画面が小さく見にくかったりするので、パソコンを持っている人は、パソコンのブラウザから航空券を探すことをおすすめします。
- 様々な航空会社を一括検索