MENU

世界遺産検定の級ごとの難易度・合格率まとめ【2種類ある受験方式の違いも解説】

当サイトのリンクには広告が含まれています。

世界遺産検定ってどういう検定?

難しいのかな?
何級から受けたらいいんだろう?

この記事では「世界遺産検定に興味あるけど、よく知らない人」に向けて、世界遺産検定について紹介します。

記事内では

  • 世界遺産検定がどういう資格なのか
  • 世界遺産検定の級ごとの難易度・合格率
  • 世界遺産検定の受験日程・2種類の受験形式の違い

について解説していきます。

世界遺産検定について知識がない人でも、この記事を読めば、どういう資格なのかが分かりますよ。

興味が出た人はぜひ受験してみてください。

目次

世界遺産検定とは

世界遺産検定とは、

  • 世界遺産を定めている世界遺産条約
  • 世界中にある世界遺産

の知識を試す試験です。

まだ受験実施回数は50回に満たない比較的新しい試験ですが、受験者数は毎年増加しています。

2020年度までの累計受験者数は29,1583人となっています。

世界遺産検定の受験者は10代〜90代と幅広く、10代〜30代が全体の7割以上。

職種だけで見ると、学生が43%、会社員が42%となっています。

受験者の性別だけで見ると、女性が59%、男性が41%と、女性の受験者の方が多い傾向があります。

世界遺産検定の難易度・合格率

世界遺産検定には

  • マイスター
  • 1級
  • 2級
  • 3級
  • 4級

の5つの級があります。

それぞれの級の合格率や受験資格をまとめると以下のようになります。

出題範囲受験資格
マイスター全ての世界遺産1級認定者
1級 全ての世界遺産2級認定者
2級日本の全遺産

世界の代表的な遺産300件
誰でも
3 級 日本の全遺産

世界の代表的な遺産100件
誰でも
4 級 日本の全遺産

世界の代表的な遺産32件
誰でも

「認定者=合格者」です。

それでは、各級の難易度や合格率について詳しく説明していきます。

「2級と3級」、「3級と4級」は併願が可能です。

マイスター の難易度・合格率

1級合格者でないと受験することができないのが1番レベルの高い「マイスター」です。

マイスターは、世界遺産のことを詳しく知らないと合格できない難関級となっています。

マイスターの合格率は以下のとおりです。

開催回受験者数合格者数合格率
第39回
(’20年2月)
29人 13人44.8%
第38回
(’19年12月)
35人 16人45.7%

1級以下の試験は問題の答えを選択肢から1つ選ぶマークシート方式なのに対し、マイスターは論述形式。
出された問題に対して、自分が持っている知識を論理建てて回答する必要があります。

そのため、世界遺産の知識だけでなく、ある程度の文章能力・論理能力が必要です。

合格率だけで見ると40%超えですが、そもそも受験できるためのハードルが高く、再受験者も含めての合格率なので、合格する難易度は高いです。

マイスターは超難関!

1級 の難易度・合格率

1級は2級合格者の人しか受験することができない級です。

マイスターのように論述形式の試験でなく、マークシート方式ですが、世界中の世界遺産についての知識が問われます。

1級の合格率は以下のとおりです。

開催回受験者数合格者数合格率
第39回
(’20年2月)
895人 186人20.1%
第38回
(’19年12月)
861人 173人20.1%

気をつけたいのは、2級と1級の難易度の差が大きいということです。

まず出題範囲が、2級が世界遺産300個なのに対し、1級は世界中にある世界遺産が出題範囲。

さらに、2級よりも内容が濃く、細かい部分を問われる問題が多いので、「2級に合格したから、1級もいけそうだなー」なんて軽い気持ちで受けると合格することはできません。

事実、1級の合格率は20%程度。
この数字には再受験者も含むので、どれだけ不合格の人が多いのか分かりますね。

1級は2級を合格しないと受験できない!
1級と2級ではレベルの差が大きいから、合格率も低いよ!

2級 の難易度・合格率

2級は日本の世界遺産と 世界の代表的な遺産300件が範囲となっています。

1級は2級に合格しないと受けられないので、1級やマイスターを1番早く取りたい人でも2級を必ず受験する必要があります。

2級の合格率は以下のとおりです。

開催回受験者数合格者数合格率
第39回
(’20年2月)
2,107人 1,290人61.2%
第38回
(’19年12月)
3,406人 1,399人41.1%

合格率だけ見ると、簡単ではないが、めちゃくちゃ難しいというわけではない。

海外旅行好きな人や歴史好きな人は2級から挑戦していいと思います。

僕も世界遺産検定は初めから3級を受けずに2級を受け、一発合格しました。

簡単ではないけど、旅行好きな人は2級から受けても問題なし!

3級 の難易度・合格率

3級は、世界遺産に興味があるけど、あまり歴史的な知識が自信がない人が受ける級です。

3級は専門学生・大学生・社会人の受験者が8割ほどとなっています。

3級の合格率は以下のとおりです。

開催回受験者数合格者数合格率
第39回
(’20年2月)
1,891人 1,500人79.3%
第38回
(’19年12月)
4,156人 3,178人76.5%

合格率は8割近いため、普通に勉強すれば受かります。
そこまで難しくはないですね。

本で勉強するのが苦手な人は、動画教材で学べるプライムアカデミーの「世界遺産検定(4級, 3級)合格講座」がおすすめです。

2級を受験する前に自信を付けたい人は3級を受けよう!

4級の難易度・合格率

世界遺産検定の4級はかなり簡単なので、本当に知識がない人が受ける級です。

世界遺産検定4級を受験するのは小学生〜高校生が過半数を越えています。

4級の合格率は以下のとおりです。

開催回受験者数合格者数合格率
第39回
(’20年2月)
738人 695人94.0%
第38回
(’19年12月)
1,675人 1,313人78.4%

合格率も高いですね。

高校生以下の人は受験してもいいと思いますが、大学生や社会人の方は本当に3級に受かる自信がない人以外はあまり受ける必要はないと思います。

学生以外はちょっと頑張って、3級から始めることをおすすめするよ!

世界遺産検定の受験について

世界遺産検定は1年間に数回実施されています。

受験形式は

  • 公開会場試験
  • CBT試験

の2種類があり、受験する級が一緒でも、受験場所や受験料が違ってくるので、どう違うか比較していきます。

マイスターは公開会場試験のみです。

開催回によっては、CBT試験しかない時もあります。

公開会場試験
CBT試験
  • ペンで記入
  • 全国の数カ所で受験可能
  • 受験日時は指定されている
  • 各級の受験料どおり
  • 試験後約1カ月後に合否発表
  • パソコンで入力
  • 全国で受験可能
  • 受験日時は受験可能期間から自由に選択
  • 各級の受験料+1,000円
  • 受験後すぐに合否発表(1級以外)

記述方法の違い

公開会場試験は、一般的なペンでマークシートを塗りつぶす方式です。

一般的な資格試験や、センター試験を思い浮かべてください。

一方、CBT試験(Computer Based Testing)は、テストセンターのパソコンを使って受験するものです。

受験場所の違い

公開会場試験は、基本的にいくつかの都道府県のみで実施されます。

実施される場所は主に人口が多い都道府県になります。
第46回検定の公開会場試験が開催される場所は以下の場所のみです。

  • 札幌(北海道)
  • 仙台(宮城県)
  • 高崎または前橋(群馬県)
  • さいたま(埼玉県)
  • 千葉(千葉県)
  • 東京(東京都)
  • 東京西部(東京都)
  • 横浜(神奈川県)
  • 新潟(新潟県)
  • 金沢(石川県)
  • 静岡(静岡県)
  • 名古屋(愛知県)
  • 京都(京都府)
  • 大阪北(大阪府)
  • 大阪南(大阪府)
  • 神戸(兵庫県)
  • 広島(広島県)
  • 岡山(岡山県)
  • 高松(香川県)
  • 福岡(福岡県)

四国は高松だけ、九州は福岡のみでの開催なので、香川県や福岡県以外の人はCBT試験の方が良さそうですね。

公開会場検定に対し、CBT試験は受験できるテストセンターが全国約280カ所あるので、公開会場検定の開催場所が遠い人はCBT試験を受けましょう。

1級の上であるマイスターは東京23区、名古屋、大阪北のみの実施となります。

検定日の違い

公開会場試験は、検定日と検定時間が決まっており、受験会場に集まった人が一斉に試験を始める方式です。

検定日は一緒ですが、級によってテスト時間が違うだけです。

一方、CBT試験は指定されている15日間の検定期間のうち、いつでも受験してもいい方式です。

1級のみ公開会場試験と同じ日時でしか受験することができません。

受験4日前までに申込みが可能で、日時と会場の変更も受験4日前まですることができます。

ただし、テストセンターに座席に空きがない場合はできないので、ギリギリに申し込まないようにしましょう。

現在発表されている試験日程は世界遺産検定の公式サイトを確認してください。

公式 世界遺産検定公式HP

受験料の違い

公開会場検定とCBT試験では同じ級を受験する場合でも受験料が違います。

どの級でも、CBT試験の受験料は、公開会場検定より1,000円高いです。

公開会場検定が自宅近くにない場合は仕方ありませんが、どちらでも選べる場合は公開会場検定の方が安くなります。

自宅から公開会場への交通費が往復1,000円以上であればCBT試験を選ぼう!

合否が分かるタイミング

公開会場検定だと、合否が分かるのは、試験後約1カ月後です。

合否が書かれた書類が登録した住所に郵送されてきます。
ネット申し込みをした人のみ、試験後約1カ月後に公式サイトのマイページでも確認できます。

試験後にマークシートを回収、郵送、機械で合否を判定するため、時間がたくさんかかるからです。

一方CBT試験は、試験終了後すぐに合否が分かります。

これは、パソコンで試験を受けるため、採点がすぐに行われるからです。

ただし、すぐに分かるのは2〜4級のみ。
1級の場合は、公開会場検定と同じように試験後1カ月後に合否が発表されます。

世界遺産検定の難易度まとめ

世界遺産検定についてについて紹介しました。

旅行好き、歴史好きの人は勉強しているときも楽しいので、ぜひ自分に合った級を受けてみてください。

申し込みは、「公式サイトからのネット申し込み」と「郵送」の2種類あり、郵送の方が締め切りが早いので気をつけてください。

合格発表は受験後約2ヶ月後に登録した住所に通知が郵送されます。

ネット申し込みをした人のみ、郵送前の受験後1ヶ月後ぐらいにネットで確認できるようになります。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

記事の共有・保存はこちら
  • URLをコピーしました!
目次