チリの首都「サンティアゴ」からワインで有名なアルゼンチンの街「メンドーサ」までのバス移動について解説します。
チリからアルゼンチンまでバスを使って、陸路で行く方法になるので、入出国手続きもあります。
この記事では
- サンティアゴでのバスチケットの購入
- バス移動の流れ
- チリ出国手続き・アルゼンチン入国手続き
- 飛行機移動という選択肢
について書いていきます。
チリからアルゼンチンまでバス移動する人は参考にしてください。
サンティアゴからメンドーサ行きのバスチケット購入
サンティアゴからメンドーサまではバスで移動する場合、移動距離は約360kmです。
出入国手続きに時間もかかるので、8〜9時間ほどになる長時間移動になります。
アンデス山脈を越える移動で、途中で標高の高い場所に行くため、高山病に注意してください。
サンティアゴからメンドーサへの経路
メンドーサ行きのバスチケットの購入場所
サンティアゴからメンドーサ行きのバスチケットは当日でも購入することができますが、前日までに購入しておく方がいいです。
当日だとバスによっては満席の場合もあるからです。
バスチケットを安く購入するためには、サンティアゴの長距離バスターミナルに行って購入しましょう。
サンティアゴ内にはバスターミナルはいくつかありますが、
- アルゼンチンのメンドーサやブエノスアイレス
- ペルー
- ボリビア
などの他の国の都市、サルタなど北に行く長距離バスチケットを販売しているのは「Terminal de buses Santiago」です。
サンティアゴのバスターミナルの場所
いろんなバス会社と比べて購入しよう
バスターミナル内にはたくさんのバス会社が並んでいます。
値段や時間帯がバス会社によって違うので、いくつかのバス会社を回りましょう。
僕が聞いたところによると、時間帯は
- 7:30
- 7:45
- 8:30
- 8:40
- 10:00
- 10:30
- 13:00
- 13:40
- 21:00
- 21:45
がありました。
ただ夜発だとメンドーサに着くのが深夜になるのでオススメしません。
値段は一番安いのが20,000ペソ(セミカマ)で、ほとんどのバス会社は22,000ペソでした。
カマクラスにすると値段が上がりますが、僕が聞いた中にはプロモーション価格で23,000ペソでカマのものもありました。
いろいろ考えた結果、大手バス会社である「turbus」に決めました。
出発時間は朝8:40、バス料金は22,000ペソでした。
サンティアゴからアルゼンチンのメンドーサまでバス移動する流れ
サンティアゴからアルゼンチンのメンドーサまでバスで移動する流れを写真つきで時系列順で説明していきます。
- サンティアゴでバスに乗車する
- 一緒の場所でチリ・アルゼンチン出入国手続きをする
- チリ・アルゼンチン国境からメンドーサへバス移動
- メンドーサのバスターミナルに到着
サンティアゴでバスに乗車する
出発当日メトロに乗って「Universidad de Santiago」駅で降り、バスチケットを購入した「Terminal de buses Santiago」ではなく、隣にある「Terminal de Buses Alameda」というバスターミナルに行きます。
Terminal de Buses Alamedaの場所
バスのプラットホームはたくさんあるので、電子掲示板を見て、自分が乗るバスが何番から出発するかを確認します。
バスは予定時刻通りに出発しました。
出発するとお菓子とコーヒーを配ってくれました。
サンティアゴからメンドーサに向かう道は基本的に山道です。
とても雄大な山を見ながらの移動になります。
サンティアゴのバスターミナルを出発して3時間後、バスはチリとアルゼンチン国境に到着しました。
チリのイミグレーションの場所
国境付近では、南米大陸最高峰のアコンカグアが見えるよ!
一緒の場所でチリ・アルゼンチン出入国手続きをする
出入国審査はバス一台ごとに行われるので、バスの中でしばらく待機します。
この国境には無料のトイレが男性用と女性用どちらもあるので、その待ち時間に行っておきましょう。
自分の車で出入国手続きをする人はこちらに進みます。
バスの乗客はトイレを過ぎて、壁沿いに進みます。
上の写真の奥側に行くと出入国審査のブースがあります。
チリ出国手続きとアルゼンチン入国手続きは同じ場所で行われます。
基本的にバス一台ごとに審査に向かうので、何時間も並んで待つということがないので楽です。
チリの出国には必ずPDIという入国時にもらうレシートみたいなものが必要です。
ブースに行くと、パスポートとチリ入国の時にもらった「PDI」を渡します。
僕の出入国審査では特に何も質問されませんでした。
その代わり、担当した係員の人は「オージャパン」「スーシー」「デリシオソ(美味しい)」と言ってきてきました。
何も問題なければ「アルゼンチン入国スタンプ」がパスポートに押されます。
この時点で90日間のアルゼンチン滞在が許可されたことになります。
ただ「チリ出国スタンプ」をもらえなかったので不安だったので、バスの人に聞いてみました。
「一つのスタンプだけで問題ない」と言われたので大丈夫みたいです。
乗客全員の入出国手続きが終わり、バスに集まると荷物検査に向かいます。
預け荷物はバス会社の人と国境の係員がエックス線検査機を使って荷物検査を行います。
乗客は手荷物を持ち、一列に並び手荷物検査されます。
この手荷物検査はかなり適当で、ろくに見られずすぐに終わりました。
チリ・アルゼンチン国境からメンドーサへバス移動
出入国審査に約1時間費やしました。
そして、国境を出発した後はまたバスは山の中を走り出します。
景色がいいので、窓の外を眺めていても飽きません。
メンドーサのバスターミナルに到着
サンティアゴを出発して7時間後、バスはメンドーサのバスターミナルに到着しました。
メンドーサのバスターミナルはUの字になっていて、大きいバスターミナルです。
メンドーサのバスターミナルの場所
僕はそこから歩いてすぐのところにある「Savigliano International Hostel」に行きました。
その後、「Hostel Estacion Mendoza」という宿に移動しました。
どちらの宿も良かったです。
サンティアゴからメンドーサまでは飛行機でも移動できる
上記でチリの首都「サンティアゴ」からアルゼンチンの「メンドーサ」までのバス移動について紹介しましたが、飛行機の直行便も運行されており、たった1時間で移動することができます。
長い時間バスに座っておく必要もないですし、陸路に比べて出入国審査にかかる時間も短くて済みます。
したがって、早く移動したい人や、車酔いしやすい人は、値段もそれほど変わらないので、飛行機を使うことをおすすめします。
- 様々な航空会社を一括検索
また、サンティアゴからアルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」に向かう場合、バスを利用するとトータルで20時間以上かかりますが、飛行機を利用すると2時間で到着します。
移動時間も大幅に短縮することができる上に、アルゼンチンはバス料金が高いので、飛行機を使った方が移動費が安くなることが多いです。
僕は陸路移動にこだわっていたのでバスで移動しましたが、メンドーサに用事がない人は、一気にブエノスアイレスまで飛行機で移動することをおすすめします(実際に飛行機を利用する旅人は多いです)。
サンティアゴからブエノスアイレスへの経路
サンティアゴからメンドーサまでのバス移動まとめ
サンティアゴからメンドーサまでのバス移動について紹介しました。
特に難しいことはない陸路移動です。
バス移動の際には「PDI」を持っていくことだけ注意していればOKです。
メンドーサはワインで有名な街です。
バスで行ける「マイプー」という街では自転車でワイナリーを巡るという体験ができるので、ワインが好きな人はぜひしてみてください。