タイの代表的な料理の一つである「カオマンガイ」。
タイの首都バンコクには、たくさんのカオマンガイのレストランがあります。
その中でも、この記事では
- カオマンガイが美味しい店として有名な「ピンクのカオマンガイ(ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム)」
- 知名度は劣るものの美味しい「緑のカオマンガイ(クワンヘン)」
の2つの店について紹介していきます。
ミシュランに認定されているぐらい美味しいのに、その味を200円ぐらいで味わうことができます。
料理の内容や、店への行き方を説明していくので、バンコクに観光に行く人はぜひ参考にしてください。
バンコクの超有名店「ピンクのカオマンガイ(ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム)」
今回紹介する「ピンクのカオマンガイ」はバンコクの中でも有名なカオマンガイのお店です。
正式な店名は「ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナム」です。
ピンクのカオマンガイと呼ばれる理由は、従業員の制服がピンク色だからです。
本当にそれだけの理由です。
看板メニューのカオマンガイ
カオマンガイとは、鳥のダシで炊きこんだご飯に、茹でた鶏肉(あるいは揚げた鶏肉)を乗せて食べる料理です。
タイ語が語源となっていて
- カオが「ご飯」
- マンが「油」
- ガイが「鶏肉」
という意味です。
店によっては、漢字表記で「海南鶏飯」と書かれている場所もあります。
カオマンガイは中国の海南島という場所が発祥の地なので、そのような表記になています。
ミシュランに選出
ピンクのカオマンガイは、ミシュランのビブグルマンに選出されたことがあります。
ビブグルマンとは、「価格以上の価値がある料理」を選ぶ部門です。
壁にはミシュランに認定された証明書を飾られています。
日本にも進出したので、壁に日本のポスターも貼っていました。
ピンクのカオマンガイのメニュー
カオマンガイ
看板メニューのカオマンガイの値段は一皿50バーツ(大サイズは70バーツ)。
やはり有名店だけあって、カオマンガイは美味しいです。
カオマンガイを頼むと、鶏ガラのスープと辛口のタレが一緒に出てきます。
スープは鳥の味がして、とても美味しいです。
カオマンガイには、鶏のダシで味付けされたご飯の上に蒸し鶏がのっています。
カオマンガイのサイズは1サイズしかないので、小食の人以外は他の料理も頼んだほうがいいかもしれません。
辛いのが苦手な人以外は、辛口のタレをかけるとまた違った味を楽しむこともできるよ!
空芯菜の炒めもの
カオマンガイ以外にもカオマンガイの上にのっている鶏肉だけや、いろんな種類の鳥のスープなど、鶏肉を使った料理がたくさんあります。
野菜料理もいくつかあり、85バーツの空芯菜の炒めもの(Fried Morning Glory)も絶品でした!
飲み物
持ち込みの飲み物は店内で飲むことは禁止されています。
小さなペットボトル1本10バーツ、コーラやスプライトの炭酸も10バーツです。
個人的にオススメなのがタイのミルクティー(25バーツ)。
甘いものが苦手な人以外はぜひ飲んでみてください。
ピンクのカオマンガイの営業時間
ピンクのカオマンガイの営業時間は2つに分かれています。
まず朝の6時から開店し、14時まで営業します。
そして昼休憩を挟み、15時に再び営業を開始し、20時まで営業します。
この店はバンコクで美味しいカオマンガイが食べれる店としてとても有名なので、満席の時が多いです。
外国人旅行客はもちろん、現地のタイ人も行くので、昼ごはんや晩ごはんの時間帯には特に混雑します。
時間によっては、店の前に行列ができている時もありるので行く時間に気をつけてください。
朝の時間は比較的空いているので、行くのなら午前中がおすすめ!
バンコクのピンクのカオマンガイの場所と行き方
ピンクのカオマンガイも、緑のカオマンガイの店もどちらもバンコク中心地にあるセントラルワールドの近くにあります。
ピンクのカオマンガイ本店の場所
電車での行き方
電車を使う場合は、BTSの場合は「Chit Lom」または「Siam」が最寄り駅です。
MRTの場合は「Siam」または「Ratchadamri」が最寄り駅なので、電車に乗って行きましょう。
- BTS「Chit Lom駅」から800m、約10分
- BTS・MRTの「Siam駅」から1.1km、約15分
- MRT「Ratchadamri駅」から1.3km、約17分
それぞれ駅からは1kmぐらいの距離なので、歩いて行くことができます。
バスでの行き方
セントラルワールドの反対側にあるビッグCの前のバス停(上の写真の中央)で降り、そこから歩いて約5分で着くことができます。
カオサン通りから行く場合は、「2番」バスに乗れば行けます。
ピンクのカオマンガイの支店
バンコクにあるピンクのカオマンガイの支店を紹介します。
本店のすぐ近くにある支店
本店から南西方向に300m離れた場所に支店があります。
こちらは昼休憩がなく、営業時間は9:00〜21:30となっています。
本店は、エアコンがありませんが、こちらの店はエアコンが付いるので快適です。
ただし、本店より少し値段が高くなっています。
値上げ分は、エアコンが効いた綺麗なところで食べれる「場所代」と考えるしかないね!
本店からすぐのところにある支店の場所
サイアムパラゴン店
バンコクを代表するショッピングモールの1つであるサイアムパラゴンのフードコート内にも支店があります。
現金払いではなく、フードコート専用カードにチャージして支払う必要があります。
サイアムパラゴンのフードコート内の支店の場所
ザ・マーケット・バンコクのフードコート店(閉店)
2019年4月にピンクのカオマンガイに本店の近くのショッピングモール「The Market Bangkok」の1階フードコートに支店ができました。
ちょうど僕がバンコクにいる時に支店ができて以下のツイートもしました。
その時は、本店は完全にシャターが閉まり、本店のスタッフに支店の地図を渡されたので「移転」だと思いましたが、実際は本店がタイの正月に伴い1ヶ月間の長期休業をしていただけでした。
本店は大通りに面した路面店なので、行列ができていると、影がない場所で待つ必要があります。
それに対し、支店の方はエアコンが効いた屋内で待つことができるので、すごく楽です。
営業時間も10:00〜22:00で途中休憩もないので、いつでも行くことができますね。
ただし、普通のカオマンガイの値段が本店40バーツに対し、支店は65バーツとなっています。
全てのメニューの値段を比較していませんが、支店の方が少し高めに設定されているようです。
お皿も本店はプラスチックなのに対し、支店は陶器の皿で、小綺麗な感じとなっています。
支店の場所も本店から約5分くらい離れた場所にあります。
移転先の店までの道には案内標識があります。
ピンクのカオマンガイのすぐ近くにある「緑のカオマンガイ(クワンヘン)」
ピンクのカオマンガイはバンコクで1番有名なのに対して、こちらの「緑のカオマンガイ」はそれほど有名ではありません。
ですが、緑のカオマンガイも美味しいカオマンガイを食べれるお店です。
ピンクのカオマンガイは観光客と地元の人どちらも大勢の人が来店しますが、緑のカオマンガイの方はほとんどが地元のお客さんとなっています。
緑のカオマンガイと呼ばれるお店の正式名称は「クワンヘン」で、ピンクのカオマンガイと同じように、従業員の制服が「緑」なので「緑のカオマンガイ」と呼ばれています。
そして、驚くべきことに、この「緑のカオマンガイ」の方が「ピンクのカオマンガイ」よりも歴史が古く、1932年に創業しています。
ピンクのカオマンガイの店から歩いて1分ほどの場所にあるよ!
メニュー
混んではいますが、食べる前に長時間待つ必要がありません。
こちらの店はカオマンガイはピンクのカオマンガイも1皿50バーツで、スープとタレが一緒についてきます。
ピンクのカオマンガイと違って、タレは2種類。
オーソドックスな蒸したカオマンガイの他に、揚げた鶏肉を使ったカオマンガイ(50バーツ)もあります。
茹で鳥と蒸し鶏のミックスカオマンガイも50バーツです。
緑のカオマンガイの店も、料理はカオマンガイだけでなく、鳥料理やスープなども揃えています。
上の写真は鳥肉の焼き鳥です。
10本で60バーツでした。
営業時間
緑のカオマンガイの営業時間は6:00〜0:00と長いです。
さらに、年中無休なので行きやすいです。
時間がないけど、美味しいカオマンガイを食べたい人はこちらに行った方がいいかもしれません。
場所
緑のカオマンガイは、ピンクのカオマンガイと同じ通り沿いにあります。
70mしか離れていないので、ピンクのカオマンガイと緑のカオマンガイどちらにも寄って、食べ比べてもいいかもしれません。
緑のカオマンガイの場所
バンコクではピンクのカオマンガイで美味しいカオマンガイを食べよう
「ピンクのカオマンガイ」も「緑のカオマンガイ」もバンコクの人たちに愛されている店です。
ピンクのカオマンガイのカオマンガイはいつも地元の人に加えて、観光客がたくさん来ます。
どちらも美味しいことは間違いないので、バンコクに行った際は食べ比べもいいかもしれません。
僕自身、タイではいろいろなカオマンガイの店に行きましたが、やっぱりピンクのカオマンガイが1番です。
1皿が大きくないので、2皿頼んだり、ピンクのカオマンガイと緑のカオマンガイをハシゴしてもいいですね。
もちろん、この2つの店以外にもバンコクにはカオマンガイの美味しい店はたくさんあるので試してみてください。