キューバで旅行に行くんだけど、ネットは使えるのかな?
このようにキューバ旅行前に、ネットについて疑問を持つ人も多いと思います。
結論を言うと「キューバでネットを使うことは可能」です。
ただし、キューバのネット環境はよくありません。
ネット環境が悪いということは、「Wi-Fiの速度が遅いから不便」とかいうのではなく、基本的に「ネットを使うためにはお金を払わわなければいけない」上に、「使える場所がものすごく限られている」のです。
そこでこの記事では初めてキューバに旅行に行く人に向けて
- キューバ国内でWi-Fiを使うための手続きや方法
- Wi-Fiを繋げることのできる場所
などのネット環境について解説していきます。
「キューバでもネットが使いたい!」という人は参考にしてください。
キューバのネットを使うためにはWi-Fiに接続しなければいけない
今の時代、ほとんどの国では宿にWi-Fiがあるものですが、キューバの宿にWi-Fiがついていることはほぼありません。
それは宿だけでなく、キューバでWi-Fiを使おうとしてもごく限られた場所でしか使用することができないのです。
では、Wi-Fiを使わずに「SIMフリースマホに現地のSIMカードをスマホに挿入して、3Gや4G回線を使ってネットを利用することはできないのか?」という疑問も出ると思います。
しかし残念ながら、その方法もキューバでは通用しません。
キューバでは外国人旅行者がキューバのSIMカードを購入することはできないからです。
そのため、外国人旅行者がキューバ国内でネットを利用したいのならWi-Fiを使わざるをえません。
外国人旅行者がWi-Fiを利用するには、
- Wi-Fiカードと呼ばれるものを購入
- Wi-Fiが飛んでいる特定の場所に行く
- Wi-Fiに接続する
という段階を踏まなくてはいけません。
たぶん「?」となっているとおもうので、それぞれの段階について順番に説明していきます。
キューバでネットを使うためにWi-Fiカードを購入する
「ETECSA」のオフィスで購入する
キューバでネットを使うために必要なWi-Fiカードを購入できる場所は、キューバの電話会社である「ETECSA」のオフィスです。
基本的にどこの街にでもあります。
ハバナにもいくつかありますが、外国人観光客が一番利用するのはオビスポ通りにある支店でしょう。
アクセスはいいのですが、いつも行列ができています。
そのため、時間に余裕を持って行くようにしましょう。
Wi-Fiカードを購入する際にはパスポートの提示が必要なので忘れずに持っていくようにしてください。
オビスポ通りにあるETECSAの場所
Wi-Fiカードを売っている人から購入する
他にWi-Fiカードを手に入れる方法としては、Wi-Fiカードを売っている人から直接購入する方法です。
オビスポ通りやWi-Fiが利用できる公園などにいます。
ただし、Wi-Fiカードを売っている人は、転売しているだけなので、「ETECSA」のオフィスで購入するよりも高くなります。
メリットとしては、並ぶ時間がないので、すぐに購入することができることです。
お金より時間が重要という人は、「並ぶ時間をお金で買った」と思って、こちらの方法を使っていいかもしれません。
キューバのWi-Fiカードについて
Wi-Fiカードの形式は2種類あり、「カードタイプ」のものと「袋とじタイプ」のものがあります。
これはどちらであっても特に違いはありません。
Wi-Fiカードはキューバ国内共通なので、ハバナで購入したWi-Fiカードはハバナだけでなくトリニダードなど他の街でも問題なく使うことができます。
Wi-Fiカードを購入して、パスワードなどを入力するなどの手間はかかりますが、通信速度は意外とサクサクです。
Wi-Fiカードの料金
Wi-Fiカードは一枚ごとに制限時間があり、
- 1時間用
- 5時間用
の2種類に分かれています。
ETECSAのオフィスでWi-Fiカードを購入した場合、1時間用のWi-Fiカードが1.5CUC、5時間用のWi-Fiカードが7.5CUCです。
道にいるカードを売っている人から買う場合、売っている人によりますが、1時間用のWi-Fiカードが3CUCぐらいで売っています。
Wi-Fiカードの有効期限
Wi-Fiカードの有効期限は30日間です。
Wi-Fiカードを使ってWi-Fiに繋げた後から1時間や5時間以内が使用可能なのではなく、30日間の合計使用時間です。
つまり、一度Wi-Fiにつなぎ10分間使用した後にWi-Fiを切れば、残り50分間のWi-Fi使用可能時間は30日以内であれば使えることができるということです。
1枚のWi-Fiカードで2つ以上のデバイスのネット同時利用はできません。
ネットに接続しているデバイス以外のものをネットに接続したい場合は、一度ネット接続を切断した後、新たに接続しなおす必要があります。
キューバでWi-Fiが使える場所
キューバでWi-Fiが使える場所は特定の公園もしくは高級なホテルです。
大勢の外国人旅行客がスマホを持って座っている場所はWi-Fiを使える場所であることが多いです。
ハバナでWi-Fiが接続できる場所
公園
ハバナでWi-Fiが飛んでいる公園です。
現地の人がWi-Fiを使うためにたくさんいます。
Wi-Fiが飛んでる公園の場所
ホテル「Iberostar Parque Central」
「Iberostar Parque Central」はハバナにある高級ホテルです。
宿泊する外国人観光客に向けてWi-Fi設備があります。
Wi-Fiを使える高級ホテルの場所
ホセ・マルティ国際空港
ハバナの玄関口であるホセ・マルティ国際空港でもWi-Fiが飛んでいます。
ホセ・マルティ国際空港の場所
トリニダードでWi-Fiが接続できる場所
公園
トリニダードにある小さな公園です。
Wi-Fiが使える公園の場所
広場
トリニダードの中心地になる広場近くの階段の近くでWi-Fiを使うことができます。
観光客がこの階段にずらっと並んでいるので見れば分かります。
Wi-Fiが使える階段の場所
キューバでWi-Fiカードを使った接続方法
Wi-Fiカードを購入し、Wi-Fiが飛んでいる場所に行った後の接続方法について説明します。
まず、Wi-Fiをオンにして「WiFi_ETECSA」というWi-Fiを選択します。
選択した後にログイン画面が表示されます。
表示されない場合は、適当に「Google Chrom」や「Safari」などブラウザで新しいタブを開きましょう。
ログイン画面はスペイン語表記になっているので、英語表記に変えたい人は「English」をタップしましょう。
Wi-Fiカードの裏側を見ながら、Usuarioにカードの上部に書かれている12桁の数字、その下のスペースにはカードに書かれているパスワードを入力します。
最後に「Aceptar」を選択すればネットが接続されます。
正常に接続されれば、有効時間のカウントダウンが始まります。
キューバでネットを使うためにはWi-Fiカードを購入する必要がある
キューバでのWi-Fiの利用についての説明をしました。
キューバでは外国人観光客は、Wi-Fiカードを購入する必要がある上に、使える場所も限られているということはわかってもらえたでしょうか?
手間がかかって面倒くさいですが、記事通りにすればネットを使うことができると思います。
日本からキューバに旅行する人であれば、キューバでも使えるWi-Fiルーターを持っていくという方法があり、この記事でも紹介していました。
日本からだと、唯一「グローバルWiFi
ただし、2023年現在は「一時的に申込停止しております」と表示されています。
他のブログで「キューバに行く人はグローバルWi-Fiのルーターを持っていこう」と書いてありますが、現在は持っていくことができないので注意してください。
参考 海外WiFiレンタルの「グローバルWiFi」公式サイト
そのため、現時点では、キューバ国内でWi-Fiカードを利用する方法しかありません。
キューバではネットをあえて使わないのもあり
キューバでは、人によってはあえてネットを使わない人もいます。
現代では世界中どこでもネットを使うことが普通なので、完全な「オフライン状態」になるのは難しいものです。
そこで、キューバではあえてネットを使わない、あるいはネットをあまり使わないことで、その状況を楽しむ人もいます。
現代ではなかなかできるないので、あえてキューバではにネットを使わないという選択肢もいいかもしれません。