ベトナム戦争の時にベトナム兵が使っていた「クチトンネル(クチの地下道)」。
現在は観光名所として開放されています。
そんなクチトンネルに入れるツアーがあったので参加してきました。
クチトンネルに入る体験だけでなく、落とし穴や戦車なども見れて大満足できるツアーでした。
この記事では
- 現地でのツアーの申し込み
- クチトンネルツアーの流れ
- クチトンネルツアー内容
まで説明していきます。
ホーチミンに行く人には絶対に行ってほしい観光名所の1つです。
ぜひ、記事を読んで興味を持った人は、実際に行ってみてください。
僕自身は現地でツアーを申し込みましたが、旅行会社の「KKday」から予約すれば、日本語ガイド付きで、ホテル送迎の付いたツアーを申し込むことができます。
予約もネットから日本語ででき、ツアー料金も3千円台からあります。
現地で英語でのツアーの申し込みが嫌な人、日本語で詳しい内容を知りたい人はおすすめです。
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クチトンネルとは

クチトンネルとは、ベトナム戦争の時の激戦区になっていた「クチ」という地域にある巨大な地下道トンネルのことです。
アメリカとの戦争中に掘られたもので、全長はなんと200km。
このトンネルが完成するまでに約20年かかったといわれています。
クチトンネルの場所と行き方
クチトンネルはホーチミン郊外にあり、
- 自分でバイクや車をレンタルして行く
- ツアーに参加して行く
しかありません。
バイクは安くレンタルできますが、ホーチミンは交通量が多い街。
そのため、バイクの運転に慣れていない旅行者の人はツアーに参加して行くのが一般的です。
クチトンネルの場所
クチトンネルツアーの申し込み方法とツアー料金
今回は、ベトナムの大手旅行会社である「シンツアリスト」のツアーを利用しました。
ベトナム国内を北から南へと横断するバスも運行しており、信用できる会社だと思います。

チケットは前日にホーチミンのオフィスで申し込みました。
英語が通じるので、申し込みもスムーズにできます。
クチトンネルツアー料金は、90,000ドン、チクの地下道の施設入場料110,000ドンでした。
ただし、開催されているツアーに日本語ガイドはないため、日本人観光客であれば、英語ガイドのツアーとなります。
クチトンネルへバスに乗って移動
朝7時45分、シンツアリストのオフィスからツアーバスに乗って出発します。
向かうバスの車内では、ガイドによるベトナムやベトナム戦争、クチトンネルについての説明がありました。
英語ですが、聞き取れる人はかなり楽しめます。
クチトンネルのことだけでなく、ベトナム戦争のこと全般の話だけでなく、現在のベトナムの経済や生活についても話してくれました。
そして、途中で一度休憩がありました。

男子トイレの男子マークが威張ってました。
そこは、ベトナムの民芸品を作ったり、売ったりする場所でした。
職人の人がコピーではなく、すべて手作りで、同じ絵を量産していました。
すごい技術力だと思います。

写真をとってはいけない商品販売の場所では、絵だけでなく、様々な民芸品があり、どれも精巧に作られていました。
クチトンネルルツアーではたくさんの体験ができる
クチトンネルに実際に入る体験

クチトンネルツアーではクチトンネルに実際に入ることができます。
入口から出口まで5分くらいトンネルを進んでいきました。
空気が薄いのか、すごく呼吸しづらく、ものすごく暑かったです。
観光客用に戦争時よりも少し広げられているとはいえ、ずっと中腰になりながらの移動になるので、結構しんどいです。
穴の中は薄暗く、狭いので、閉所恐怖症の人は絶対無理だと思います。
でも、実際にトンネルに入り、移動することで、このトンネルの中で生活することを疑似体験できて、いい経験になりました。
クチトンネルの中は3階に別れていて、ベトナム人は、基本的には地下一階に住み、爆撃などが来たら、頑丈な地下二階に逃げていたそうです。
また、地下三階には、川への道があり、そこから、川を下ることもあったそうです。
本物の銃を撃つ体験

ツアー料金には含まれていませんが、クチトンネルで追加のお金を払うと「本物の銃」を撃つことができます。
近くにいるだけで、音がすごくて、耳が痛くなりました。
ここで昼ごはんを食べるのですが、すぐ近くで銃声がなるので、慣れるまでいちいちびっくりします。
戦争当時のご飯を「昼ごはん」として食べれる

戦争時、主な食料だった「タピオカ」を食べることができます。
ツアーについているので無料です。
これが意外と美味しいかったです。
タピオカはものすごく腹持ちがいいということで、ベトナム兵士は持ち運んでいたそうです。
確かに、少し食べただけでも、お腹いっぱいになりました。
クチトンネルツアーで見たもの
大量の爆弾

クチトンネルの施設に着くと、まず爆弾の展示が目に入りました。
この緑色の四方の広さの中に、これだけの爆弾が見つかったそうです。
激戦地だったことが分かります。
隠れながら戦うための穴


ここから銃で狙撃していたらしいです。
これはアメリカ軍も見つけられないですね。
特に、夜なんて絶対見つけられないと思います。
落ちたら終わりの落とし穴

いろんな種類の落とし穴があり、えぐいものがたくさんありました。
どれも落ちたら死んでしまいます。


落とし穴の上に串刺しになるものから、落ちる前に、クルッと板が回転して、串刺しになるものまでありました。
落ちたら死んでしまうという怖さが伝わってきます。
ベトナム戦争時の兵士の模型


当時のベトナム人は、身長が低く、細かった。その小柄な体格のおかげで、狭いクチトンネルの中を縦横無尽に移動できたそうです。
戦争時、女性は、重要な役割を担っていました。
戦闘には参加しませんでしたが、兵士のための食事作りや、機密情報を本部に届けたりしていたそうです。
もちろん女性だからといって安全ではなく、いつも死と隣り合わせでした。
銃弾で穴が空いている戦車

実際にベトナム戦争に使かわれていた戦車が置いてありました。
地雷を踏んで動けなくなったのだそうです。

銃弾により、穴が空いていました。
その穴がリアルさを感じさせます。
地雷を作っている人の模型

地雷はアメリカ兵に対して有効な武器で、かなりの数が設置されていました。
そして、まだその地雷は全て撤去されていない状況があります。
ホーチミンに行ったらクチトンネルツアーにも参加しよう
今回クチトンネルツアーに参加し、実際に使われていたクチトンネルを見て、大国アメリカに負けなかった理由が分かった気がしました。
特にグロテスクなものもありませんし、実際に使われていたトンネルに入れたりするので、個人的にはおすすめできるツアーです。
クチトンネルはすさまじい歴史がある観光名所。
英語が苦手な人は日本語ガイド付きのツアーを利用することをおすすめします。
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