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世界一厳しいイスラエル空路出国手続きの流れや注意点について解説

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イスラエルの空港での出国は「世界一厳しい」と評されるほど、多くの国と比較してもその厳しさで知られています。

僕自身も、イスラエルのベン・グリオン国際空港から空路出国しましたが、なかなか大変でした。

この記事では、なぜ「世界一厳しい」理由を最初に解説。

そして、自分の経験を元に世界一厳しいと言われている「イスラエルの出国審査」について説明していきます。

どんな流れで出国審査が行われるのかが事前に分かっていれば、不安が軽減されるはずです。

記事を読んで、出国に関わる全ての手続きをスムーズに行うためのポイントと注意点を事前に知っておきましょう。

目次

イスラエルの空路出国は世界一厳しい

どの国でも出入国審査はありますが、イスラエルは世界的に見ても出入国が厳しい国の一つです。
特にイスラエルは陸路入国と空路出国が厳しいとされています

イスラエルはパレスチナ問題の関係で周りのアラブ諸国から嫌われている上、パレスチナ自治区のガザの過激派からも「イスラエルの空港を発着する飛行機を攻撃対象とする」と声明を出されているので、警戒せざるを得ないのでしょう。

実際過去にはベン・グリオン国際空港で日本人が銃を乱射するという無差別テロを起こし、大勢の人が犠牲になった過去もあります。

そういった理由から、他の国よりテロを用心してイスラエルを空路出国する搭乗者に対してのチェックが厳しくなっています

といっても僕自身、以前入国の厳しいとされるヨルダンからイスラエルに陸路入国をしました。

その時は想像以上に楽だったので、空路出国も楽なのかなと思っていました。
しかし、思った以上に面倒くさかったです。

そこで今回は出国の流れや注意点などを経験に基づいて詳しく解説していきたいと思います。

イスラエルを空路出国する人は、出発の3時間前に空港に到着しよう

一般的に空路出国をする場合、離陸の2時間前に空港に到着するぐらいがいいとされています。

しかしイスラエルを空路出国する場合、空港には離陸時間の3時間前に到着することが推奨されています。

これはイスラエルの出国審査は他の国より時間がかかるため、2時間前に空港に到着すると乗り遅れる可能性があるからです。

イスラエル出国審査の流れ

イスラエルの出国は以下のような流れで進んでいきます。

では、それぞれの工程について詳しく解説します。

チェックイン

空港に付いたらまずはチェックインカウンターに行き、チェックインを行います。

僕はイスラエルのテルアビブからトルコのイスタンブールまでペガサス航空を使って移動したので、チェックインに関しては航空会社によって多少違うところがあるかもしれません。

僕の場合、バスがターミナル3に到着した時点で搭乗する便の出発時間まで3時間前でした。

しかし、チェックインカウンターに行くとすでに長蛇の列ができていました。
出発時間の3時間前に来ることは世界でも共通の常識のようです。

列自体はそんなに時間がかかるとは思える長さではありませんが、自分の番が来たのは50分後。

こんなに時間がかかったのは、チェックイン時にセキュリティチェックも兼ねていて、たくさんの質問をされるため一人一人のチェックインに時間がかかるからです

空港内はフリーWi-Fiがあるので、ネットをしながら待つことができるだけいいのですが。

僕がチェックインする時も後ろにたくさんの人が並んでいるにもかかわらず「セキュリティチェックのためいくつか質問をするので答えてください」と言われ、5分間ぐらいかけて質問されました。

質問内容としては、以下のようなことを聞かれました。

最初に聞かれた質問
  • イスラエルの滞在期間
  • イスラエルではどこの街に行ったか→「パレスチナ自治区」に行ってても言わないように
  • イスラエルの後の渡航先であるトルコの滞在期間
  • トルコを出国した後の予定

さらにパスポートをめくりながら、4年前に行ったマレーシアと2カ月前に行ったモロッコのことについてを聞かれました。

次に聞かれた質問
  • 現地に友達はいたのか
  • 何の目的でその国に行ったのか
  • その国のどこの街に行ったのか
  • 何日間滞在したのか

パスポートが本当にその人のものか、怪しい人物ではないかなどをチェックしているだけで、落ち着いて答えれば何も問題ありません。

質問が無事終われば預け荷物にタグを付けられ、パスポートにも黄色いシールが貼られます。

荷物を預ける

荷物にタグが付けられた後は、すぐ後ろの壁沿いにあるカウンターに行きます。

預け荷物の重さが計られて、そして機内持ち込み用のバッグにもタグが貼られました。

普通のキャリーケースは後ろにあるベルトコンベヤーに載せて、そのまま流していたのですが、僕の荷物をはじめバックパックを預ける人たちはここで荷物を預けることはできませんでした。

バックパックを預ける人は、チェックインカウンターBの左側にある場所にあるところで荷物を預けるように言われました。

「Departure」と書かれた場所に行くと左側に預け荷物を検査するMRIに似た大きな機械があります。

そこにいる人に荷物を渡し、エックス線で荷物が検査されます。

検査が終われば、近くにあるエレベーターの中にある荷台に載せて完了です。

出国審査の場所は基本的に撮影禁止です。

セキュリティチェック・手荷物検査

預け荷物の検査が終われば、そのまま通路を進み「Departure」と書かれたところで手荷物のセキュリティチェックを受けます。

列に並んでいると便の時間を聞かれ、なぜか同じ便に乗る人まとめて最前列に行かされました。
これは並んでいる人の中で出発時間が近かったからだと思われます。

自分の番が来たら、電子機器を箱に出します。
他のものはバッグに入れたままで大丈夫です。
係員が小さい棒で手荷物と身体をチェックします。

それが終われば、手荷物をX線でチェックします。
この時、コイン全て出すように言われました。

何か所かに分けて入れていたので、全部出すまで数回されました。

出国審査

手荷物検査が終われば出国審査です。

一般的な空港だと出国審査官が座っているブースに行き、パスポートを提出し、スタンプをもらって出国審査完了という形式のところが多いです。

しかし、イスラエルは違いました。
全部機械で出国審査が終わりました。

イスラエルのパスポートを持つ人は出国審査官がいるブースに並んで出国審査をするけど、その他の外国人旅行者は全員壁沿いにある機械で出国審査を行うよ!

操作はいたって簡単で、パスポートの顔写真のページを機械にかざすだけ。

どうやって読み込ませるかは画面に文字と動画で説明が出ているので誰でも分かるようになっています。

パスポートを置いて、読み取りが100%になるまで待ちます。
パスポートをかざした後に、機械に表示される文字が英語から日本語になったのは驚きました。

入国審査の時にもらった紙の赤いカードが出力されるので、その印刷された赤いカードを持ってゲートへ行きます。

そして、そのゲートに赤いカードをかざすとゲートが開くので、そこを通れば出国審査終了です。

世界一厳しいイスラエルの出国審査まとめ

イスラエルを空路出国する場合は、離陸の3時間前に来た方がいいというのは本当でした。

チェックインにも、セキュリティチェックにも他の国よりも多くかかるので、時間に余裕を持って空港に行くようにしましょう。

あと、チェックイン後から出国審査のゲートをくぐるまでは写真撮影は厳禁です。
僕は自分の荷物の写真を撮っただけなのに、かなり質問責めされました。

質問やセキュリティチェックは厳しめですが、落ち着いてすれば大丈夫です。

無事イスラエルを出国できるように願っています。

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