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海外で盗難被害にあったらポリスレポートを作成しよう(チリでの体験談あり)

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海外で自分の貴重品などが盗難にあったときに作成する必要があるポリスレポート(盗難・紛失届)。

チリ国内を移動したときに盗難被害にあい、現地でポリスレポートを作成しました。

この記事では、自分の経験談をもとに

  • ポリスレポートの作成に何が必要か
  • ポリスレポートはどういう流れで手に入れるのか

に具体的に説明していきます。

僕自身が申請した時は、思っていた以上に時間と手間がかかったので、僕の体験も詳しく紹介します。

盗難などにあって、ポリスレポートの作成について知りたい人は参考にしてください。

目次

ポリスレポートとは

ポリスレポートとは、自分の被害状況を警察に伝えたものを、警察官が文章化したものです。

つまり、このポリスレポートは「この人はこういう状況で被害にあい、モノを盗まれました」という警察官が発行する証明書になります。

海外旅行保険の適用を受けるのに一番重要な書類になります。

ポリスレポートが無いと、盗難されたという事実を客観的に証明することができなので、原則、保険金請求をすることができません。

ポリスレポートをどうしても作成できなかってもちゃんとした理由があり、それを証明できれば、保険が適応される場合もあるそうです。

また、ポリスレポートは、パスポートを盗まれた場合、再発行にも必要です。

盗難被害にあった人はできるだけ早く、現地の警察署あるいはツーリストポリスのところに行き、被害状況を話し、ポリスレポートをもらいましょう!

ポリスレポートを作成する手順

ポリスレポートをもらうためには原則、まず被害者本人がツーリストポリスあるいは現地の警察署に出向きます。

そして、そこで被害状況などを話し、それを警察がパソコンを使って文章にまとめ、ポリスレポートが作成されます。

ポリスレポートを受け取るのは、基本的にその場で即日(30分から1時間くらい)で受け取れます。

ただし、国によっては警察署以外の場所で受け取る必要があったり、数日から数週間待たなければいけないところもあります。

ポリスレポートを作成する前に準備しておくこと

ポリスレポートを作成する前に事前に以下の2つの準備をしておきましょう。

  • 必要な持ち物を準備しておく
  • ポリスレポート作成の際に聞かれることの答えを用意しておく

必要な持ち物を準備しておく

ポリスレポートに必要なものは「パスポート」のみです。

盗まれたものの写真などが入っているスマホがあれば、写真を見せて説明できるので、作成時間が少なくなります。

英語が分からない警察官もいるかもしれないので、意思疎通のために「Google翻訳」などのアプリを入れておくといいです。

パスポートもスマホも盗まれている場合は、仕方がないので手ぶらで行くしかありません。

ポリスレポート作成の際に聞かれることの答えを用意しておく

ポリスレポートの作成のためには、被害のことを詳しく聞かれます。

滞りなく答えられるように、前もって調べておけることは調べてから警察に行きましょう。

  • 事件発生の状況
  • 盗まれたもの(色や型式など詳しく)
  • 自分が滞在している宿の名前・住所(万が一荷物が見つかったら届けてくれる)
  • 連絡先(メールアドレス・電話番号(無いなら、宿の電話番号)
  • 海外旅行保険の番号

ツーリストポリスがある街ではツーリストポリスに行こう

ポリスレポートは、

  • ツーリストポリス
  • 現地の警察署

のどちらでも作成することができます。

ただし、ポリスレポートをもらうという同じ行為でも、ツーリストポリスと現地の警察署で申請するのとでは状況が違います。

ツーリストポリスは旅行者のための警察署なので、

  • ポリスレポートの作成や旅行者の対応に慣れている
  • 現地語だけでなく英語を話せる人がいることが多い
  • 受取りも即日が基本

です。

実際に僕の友達がペルーのアレキパで盗難被害にあった時にツーリストポリスに付いて行った時は、ツーリストポリスに着いてすぐに担当の人のところに通され、被害状況を伝えると、すぐにポリスレポートができあがっていました。

逆に現地の警察署だと、基本的に現地の人のための警察署なので、英語を話せる人がいなかったり、ポリスレポートの作成に慣れていないため、時間がよりかかることが多いです。

このように、ツーリストポリスではポリスレポートを入手するのが簡単な可能性が高いのに対し、ツーリストポリスがない場合は多少困難なことが起こる可能性があるので、ポリスレポートの作成はツーリストポリスで手続きをしましょう

ツーリストポリスがない街もあるので、その場合は現地の警察署に行こう!

ポリスレポートをもらう手順は国によっても違う

「盗難にあった後にすぐにポリスレポートを作成してもらう」ということはどこの国でも同じですが、ポリスレポートの作成手順に関しては国によって違うこともあります。

基本的にポリスレポートは被害者が警察署に行かなければいけないのですが、電話だけで済むところや、警察が来てくれる国もあります。

また、ほとんどの国でのポリスレポートの作成は無料ですが、お金がかかる国もあります

法律などで有料だと決められているならまだいいのですが、カンボジアで盗難にあった友達は「賄賂を渡さなければ、ポリスレポートを作成してくれなかった」と言っていました。

チリ国内の現地の警察署にてポリスレポートを申請したときの体験談

僕も実際にチリで深夜バスを利用した時に、貴重品が入ったカバンを丸ごと盗まれました。

その後警察署に行き、ポリスレポートを作成し、受け取ったので、その時の流れを書いていきたいと思います。

現地の警察署に行く

ポリスレポートをもらうのはツーリストポリスが一番いいのですが、ツーリストポリスのないチリのイキケという街で盗難にあったので現地の警察署に行きました。

警察署に着くと、現地の人の対応で忙しそうで少し待たされました。

やっと順番が来て警察署の人にスペイン語で「バッグが盗まれたのでポリスレポートが欲しい」と伝えるとスペイン語でたくさん質問をしてきました。

全く分からなかったので、「英語は話せますか?」と聞いても、答えは「ノー」。

ちょっと待ってと言われその人はどこかに行き、だいぶ時間が経った後に他の窓口に通されました。
行った窓口の人はベテラン風の人で、英語が少し話せるということでした。

その人に被害にあったときの状況や盗まれたものの内容などを一つずつ質問されました。
質問の半分ぐらいはその人のスマホアプリの「Google翻訳」でスペイン語から英語に翻訳しての質問。

僕もどうしても英語が伝わらないときはGoogle翻訳使って、英語からスペイン語に翻訳してスマホを見せていました。

そんな意思疎通が難しい中のポリスレポート作成だったので質問だけで45分ぐらいかかりました。
僕と対応している途中でも、他の警察官からいろんな書類を渡されたり、質問されていました。

そして、質問が終わった後に、「海外旅行保険の番号」を聞かれました。

海外旅行保険の書類の画像をiPod touchの中に入れていたのでそれを見せました。
「ちょっと待つように言われ、10分ぐらいたった後にもらったものは「小さなカード」。

てっきりポリスレポートをもらえると思っていた僕はびっくりしました。

何やら、そのカードを他の建物に行って、そこでポリスレポートがもらえるということでした。

ポリスレポートをもらいに行く

次の日の午後、教えてもらった場所に行くと、受付時間は午前中のみということでもらえず、またその次の日に行きました。

建物の中に入ると、たくさんの椅子が並んでいて、1つあるカウンターの人がお客さんの対応をしていました。

入り口の近くに発券機らしきものがあり、なにやらそれを操作することで受付番号がもらえるようでした。

発券機の横に係のおじさんがいて、警察署でもらった小さなカードを見せると「コピー?」と聞かれたので、「シー」と答えると、タッチパネルの発券機を操作して、受付番号が書かれた紙をくれました。

番号は順番に呼ばれていき、15分後ぐらいに自分の番号が呼ばれました。

カウンターに行き、小さなカードを渡し、「コピーが欲しい」ことを伝えると、カウンターの人はパソコンを操作して、すぐに印刷してくれました。

紙を見てみると、被害内容がスペイン語でまとめられたポリスレポートだとわかりました。
こうして無事ポリスレポートを入手することができました。

ポリスレポートは海外旅行保険の保険金をもらうためにしっかりしよう

ポリスレポートの作成の流れについて紹介しました。
ポリスレポートの作成することはそんなに難しいことではありません。

言葉の壁はGoogle翻訳を上手く使って乗り越えてください。

ポリスレポートが無いと、海外旅行保険の申請やパスポートの再発行をすることができないので、間違いなく取得するようにしましょう。

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