クレジットカードを盗まれる前にしておくべき対策をまとめました。
クレジットカードは、あなたが世界中で買い物をしたり、現地通貨を簡単に引き出すことができる持ち物です。
ただし、その便利さがゆえに、そのクレジットカードを盗まれると大問題が起こります。
そこでこの記事では、
- クレジットカードを盗まれたりして紛失した時
- スキミングなどで不正利用された時
に被害を出さない、または被害を最小限にするためにしておくべきことをまとめました。
やっておいて損はないので、海外に行くときはできるだけ全てやっておきましょう。
海外でクレジットカードを紛失・不正利用されるのを防ぐための持ち方
現金を盗られたとしても、クレジットカードさえあれば現地のATMからお金をキャッシングをして、現金を引き出すことができますし、クレジットカードで買い物もできます。
クレジットカードを紛失してしまった場合、持っている現金が尽きてしまえばモノを買うこともできません。
そのような被害を出さないために、クレジットカードは複数、分散持ちが基本となります。
クレジットカードは複数持つ
まず第一に海外に行くときは、クレジットカードを複数持っておきましょう。
クレジットカードを複数持つことは、リスクを分散することにつながります。
クレジットカードを1枚だけしかもっていない場合、そのカードを紛失してしまった後の行動は、手持ちの現金でなんとかしないといけなくなります。
財布やバッグごと盗まれるというような、クレジットカードだけでなく、持っている現金も全て盗られた場合は「お金がない」という状況に加えて、「お金を引き出すことができない」最悪の状況に陥ります。
その点、クレジットカードを複数持っていれば、1枚盗まれても、他のカードを使えるので問題ありません。
したがって、海外でお金で困るリスクを避けるためにも、クレジットカードは絶対に2枚以上持つようにしましょう。
ATMや店によって対応している国際ブランドが違うので、同じ国際ブランドのカードを持つのではなく、異なった国際ブランドを組み合わせて持つことも大切です。
- VISA1枚、Mastercard1枚
- VISA1枚、JCB1枚
- VISA2枚
- Mastercard2枚
クレジットカードは分散して持つ
海外に行く場合、クレジットカードを複数持つ大切さは上記で説明しましたが、その上で分散して持つことも大切です。
クレジットカードを複数持っていても、一つの場所にまとめていた場合、一度に盗られるリスクがあります。
実際、クレジットカードはクレジットカード単体で盗まれることよりも、財布ごと盗まれることも多いです。
なので、クレジットカードも、現金と同じように別々の場所に分散して保管しておくことが大切。
複数のクレジットカードを持っていたとしても、同じバッグに入れていて、それを盗まれたら1枚しか持っていないことと同じ。
海外ではATMにカードが吸い込まれることもある
クレジットカードは盗まれること以外にも、お金を引き出すときにATMに吸い込まれることがたまにあります。
これは南米や中国で起こることが多いです。
ATMにクレジットカードをが吸い込まれると、銀行の人に出してもらわなくてはいけません。
そうなると時間がかかりますし、銀行が休みの日などに吸い込まれると、数日待たなくてはいけないことも起こります。
友達などと行動していればお金を借りることができるかもしれませんが、普通の宿で他の宿泊者や宿の人にお金を借りるのは難しいです。
そういう万が一の状況を避けるためにもクレジットカードは複数も持ち、別々に保管するようにしましょう。
海外でクレジットカードを紛失・不正利用される前にしておくべき対策
海外でクレジットカードを紛失することを考えて、複数のクレジットカードを分散して持つことが大切と上記で説明しました。
それでも、強盗にバッグごと盗まれたり、知らないうちにスキミングの被害に遭うこともあります。
それらの被害をできるだけ少なく、素早く被害に気づくことができるために、何をしておくべきか3つ紹介します。
- クレジットカードの利用限度額を下げておく
- クレジットカードの利用明細を細かくチェックする
- クレジットカード会社に連絡するための情報をメモしておく
クレジットカードの利用限度額を下げておく
クレジットカードの防犯対策として有効なのが、クレジットカードの利用限度額を下げておくことです。
クレジットカードはクレジットカード会社に電話をすればすぐに停止することができますが、停止するまでに不正利用される場合もあります。
また、スキミングにより、知らないうちにカードが使われるということも考えられます。
そういう時のために、カードを利用しない時は
- 利用限度額
- 引き出し限度額
を「0円」、もしくは低くしておきましょう。
クレジットカードを利用する時や、ATMでお金を降ろす直前だけ限度額を上げれば問題なく使うことができます。
こうすることにより、知らない間に取られても不正利用される金額が少なくて済みます。
めんどくさいけど、盗まれた時のことを考えると非常に有効な対策だよ!
クレジットカードの利用明細を細かくチェックする
ほとんどのクレジットカードは利用すると自動的に記録され、ネットの個人のページやメールで利用明細を見ることができます。
ただ、ほとんどの人が頻繁に利用明細を見ません。
日本ではいいのそれでいいのですが、海外では知らぬ間にスキミングなどでクレジットカード情報が盗まれている場合があります。
そういうことは気づきにくいので、できるだけクレジットカードの明細を細かくチェックするようにしましょう。
クレジットカード会社に連絡するための情報をメモしておく
どんなに気をつけていたとしても、強盗など避けられないこともあるので、クレジットカードを盗まれた時に備えて
- クレジットカードの番号
- クレジットカード会社の緊急連絡先
- クレジットカード会社に登録している個人情報
などの情報をスマホなどにメモしておくようにしましょう。
また、それらの情報は一カ所だけでなく複数カ所に書いておきましょう。
スマホの標準メモやEvernoteなどデジタルの部分だけでなく、手帳などの紙ベースのものにも書いておくことをおすすめします。
クレジットカード会社の連絡先は非常に大切。
カードを紛失または盗まれた後は、クレジットカードが不正に利用されるのを防ぐためにカードを止める必要があるからです。
カードがなくなったことが分かった時点からできるだけ早くカード会社に連絡する必要があります。
すぐに連絡し、カードを止めるために事前に「カード会社の緊急連絡先」を調べておこう!
また、カード会社に登録した個人情報も大切です。
クレジットカードを止めるときなどに、電話越しで本人確認のため個人情報を聞かれるのが一般的。
聞かれることはカード会社によって違いますが、僕がクレジットカードを盗まれたあとに、カード会社に聞かれたのは以下のことです。
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- 最後にカードをいつ何に使ったか
- クレジットカードカード番号
- 支店名
カード会社に登録している電話番号や住所を言えるようにしときましょう。
僕は昔の携帯電話番号を登録しておいたので完全に忘れてしまっていました。
あと、登録住所はできるだけ実家にしておくことがおすすめ。
なぜなら、カードの紛失を報告すると、カード再発行手続きの用紙が登録されている住所に発送されるからです。
一人暮らしをしていて、引き払っている家の住所で登録している人は、海外に行く前に、実家や信頼できる人の家に住所を変更しておこう!
海外でクレジットカードを紛失・不正利用される前に事前にしておくべきことまとめ
海外でクレジットカードを紛失・不正利用される前にすべきことをまとめました。
海外にいるときは、クレジットカードを複数持つことで、最悪の場合を回避できます。
一度に盗まれるリスクを考えて、分散して持つことも大切です。
そして、紛失・不正利用されるのを防ぐために
- 限度額を下げておく
- 利用明細を細かくチェックする
- カード会社にすぐに連絡するために必要な情報をメモしておく
などをしておきましょう。
クレジットカードは紛失するとカードを利用停止にしたりする必要があり面倒くさいです。
クレジットカードの管理は最新の注意を払っておきましょう。