メルボルン空港と市内中心部までは約23km離れています。
メルボルン空港から市内までの交通手段は限られており、その1つであるスカイバスを使うことで、一番安く市内中心部へ移動することができます。
この記事ではスカイバスを使うメリットと利用方法について紹介していきます。
■目次
Sky Busとは
Sky Busとはメルボルン空港から市内まで運行しているバスのことです。
メルボルン空港と市内にあるサザンクロス駅を約40分で結びます。
今回は紹介しませんが、メルボルン市内より南にあるセントキルダ(St Kilda)に行く路線もあります。
まずはスカイバスを使うメリットは何なのか書いていきたいと思います。
Sky Busを使うメリット
安く市内へ移動できる
空港から市内までの手段としてはこのSky Busかタクシーという選択肢があります。
タクシーを利用した場合、乗車料金約60〜80ドルに加え、空港駐車費2.7ドル、高速道路費7.10ドルが加算されます。
さらに、午前0時から午前5時の間にタクシーを利用すると深夜料金となり乗車料金が2割増しになります。
よって、なかなか高い額になってしまいます。
スカイバスの料金は片道(One Way)が19ドル、往復が(Round Trip)が38ドルとなっており、タクシーに比べてだいぶ安い金額に抑えることができます。
往復チケットは購入日から6ヶ月間有効なので、メルボルンに長期的に住む人以外は往復チケットを購入することで少し得することができます。
さらにオンラインでチケットを購入すると片道チケットが18ドル、往復チケットが35ドルになり、さらにお得です。
子供を連れて家族でメルボルン空港から市内に移動する場合、とてもお得です。
大人1人に対して子供4人(16歳以下)までの料金が発生しません。
本来子供料金は片道9ドルなのですが、その分交通費が浮くのは嬉しいですね。
便がたくさんある
スカイバスは24時間運行されています。
そして、バスの頻度も時間帯によって変わりますが、10〜15分間隔で運行しています。
なので、目の前でバスが発車したとしても、すぐに次のバスに乗ることができます。
時刻表はスカイバスの公式ページを参照してください。
大きい荷物も置ける
国や都市によってはバスが狭く、大きい荷物が他の人の邪魔になることに対して気を遣わなければならないところもあります。
しかしこのスカイバスは2階建てバスになっており、1階部分に大きな荷物置き場があります。
どんなに大きな荷物を持っていても他の乗客の邪魔になることを心配する必要がありません。
ただし、大きな荷物は原則1人2つまでとなっています。
サザンクロス駅からホテルまで無料シャトルサービスがある
到着地のサザンクロス駅から主要なホテルまでは無料のシャトルバスが運行しています。
ここで注意してほしいのは「主要ホテル」ということです。
バックパッカーズなどの安宿には止まりません。
さらにスカイバス自体は24時間動いていますが、このシャトルバスサービスは月曜日から金曜日は6:00から22:30、土曜日と日曜日は6:00から19:00の時間帯のみしか利用することができません。
空港から市内への移動の流れ
ターミナルを出てチケットを購入する
まずは、国内線到着ターミナルであるターミナル3のドアから外に出ます(僕は利用してないですがターミナル1からもスカイバスに乗れます)。
外に出て、すぐ右を見ると、スカイバスの切符売り場があります。たいていはスカイバスも停車しています。
窓口に行き、片道(One Way)または、往復(Round Trip)かどうかを伝え料金を支払います。料金の支払いは現金またはクレジットカードです。
料金を支払うと、スカイバスのチケットを受け取ることができます。
乗車する
チケットを購入した後は、チケット売り場から少し奥にある搭乗レーンに並びましょう。
チケットのバーコード部分を読み取る機械を持った人が来るので、チケットを手に持っておきます。チェックされた後は捨てて大丈夫です。
車内のWi-Fi設備について
スカイバスにはWi-Fi設備がついています。
しかし、僕が利用した時には最初の5分ぐらいしか使えませんでした。それも、1回だけでなく2回もです。
Wi-Fi電波は飛んでいたのですが、全く動かなくなってしまいました。
なので、スカイバスのWi-Fiにはあまり期待しないようにしましょう。
メルボルン空港ではフリーWi-Fiが使えるので、Wi-Fiをどうしても使いたい人は空港で済まておいたほうが安心です。
サザンクロス駅に到着した後
サザンクロス駅に到着した後は、ほとんどの人が宿に移動すると思います。
僕はメルボルン1日目にはサザンクロス駅から歩いてすぐのキングストリートバックパッカーズに宿泊しました。
サザンクロス駅から歩いて4分なので、メルボルン宿泊1日目にはオススメです。
サザンクロス駅から離れた場所にある宿に泊まる場合は、タクシーまたは上で紹介したフリーシャトルバスの他に、トラムが便利です。
トラムとはメルボルンを走っている路面電車のことです。
トラムは市内中心部の地域は全て無料になっており、サザンクロス駅もその無料トラムゾーンに入っているので、市内の中心部に向かうトラムを無料で利用することができます。
到着地であるサザンクロス駅の場所
メルボルン市内からメルボルン空港への行き方
空港からサザンクロス駅に降りた場所から少し離れた場所にチケット売り場があります(上の写真)。
ハングリージャックスの近くです。
チケットを購入した後は空港から来た時と同じです。
渋滞に注意
最初にスカイバスは空港とサザンクロス駅まで約40分で結ぶと書きましたが、それはあくまで渋滞がない場合の時間です。
僕自身、時間に余裕をもってサザンクロス駅を出発したにもかかわらず、出発後すぐに渋滞に巻き込まれました。
高速道路のはずなのに、バスは止まったり、動いたりを繰り返しました。
結局到着まで1時間以上かかり、かなり焦った思い出があります。
僕が乗車したのは16時すぎと、まだそれほど遅くない時間帯にもかかわらず長い渋滞が発生していました。
バスという交通手段である以上、到着時間が渋滞に左右されるのは仕方ありません。
市内から空港に行くときは渋滞のことを想定して、余裕をもって出発するようにしましょう。
おわりに
スカイバスは一般の旅行客にとってかなり便利な移動手段です。
ぜひ、スカイバスを使ってメルボルン観光を楽しんでください。