もうすぐ帰国だけど、航空券をそろそろ買わなきゃ。
注意しておくべきことはあるかな?
新型コロナウイルスの影響で、状況がコロコロ変わる今、たくさんの駐在員や留学生が日本への帰国を考えていると思います。
そんな現在海外にいる人達へに向けて「帰国便の航空券の購入」について押さえておきたいことポイントを3つ紹介します。
そのポイントとは
- LCCよりフラッグキャリアを利用しよう
- 帰国便の航空券は「航空会社」から直接購入するのがおすすめ
- 帰国便と国内線のチケットを一緒に買わないほうがいい
の3つです。
では、それぞれのポイントについて解説していきます。
現在海外にいて帰国を考えている人は、帰国の際に参考にしてください。
帰国便はLCCよりフラッグキャリアを利用しよう
まず1つ目のポイントですが、日本への帰国便はできるだけフラッグキャリアを利用するようにしましょう。
フラッグキャリアとは、国を代表する航空会社のことです。
日本でいうと「JAL」や「ANA」。
隣の韓国だと「大韓航空」ですね。
じゃあ、なんでフラッグキャリアの方がいいかといえば、フラッグキャリアは航空会社自体が潰れる可能性が低いからです。
今回の新型コロナウイルスの影響で観光業界は大ダメージ。
特にできるだけ多くの人を乗せて、たくさん飛ばすほど儲かる航空業界では、人の移動が制限されている今、いつどの航空会社が潰れるか分かりません。
上の写真は僕が3月末にバンコクのドンムアン空港で撮影した写真。
実際にフライトのキャンセルが相次いでいますね。
フラッグキャリアでも潰れる可能性はありますが、LCCより可能性は低いです。
すぐに潰れることはないですが、フライトがキャンセルされた後、返金される前に潰れることなどは避けたいですよね。
また、乗車人数が少ないとLCCはすぐにキャンセルしてくるところが多いですが、フラッグキャリアは基本的に予定通り飛行機を飛ばします。
帰国便の航空券は「航空会社」から直接購入するのがおすすめ
海外から日本への航空券を探す時に「スカイスキャナー」などを航空券比較サイトを利用する人が多いと思います。
1つのサイトだけで、どの航空会社が飛ばしているのかが見れるのかが便利なので、そうやって探すこと自体はいいことです。
ただ、そのまま航空券の購入をするに当たっては注意が必要。
それは、聞いたことのない海外の代理店を通して購入しないことです。
特に評価が低い代理店からは絶対に買わないようにしましょう。
上記のフライトをまとめると以下のようになります。
- Gotogate:67,818円
- Mytrip:70,730円
- Travelgenio:76,378円
- Travel2Be:76,378円
- 日本航空 (JAL) 航空会社:81,580円
- サプライス:82,070円
この中で購入するのなら、
- 日本航空
- サプライス
がおすすめです。
逆に避けたいのは
- Gotogate
- Mytrip
- Travelgenio
- Travel2Be
から航空券を購入すること。
料金だけ比較すると、代理店ほど料金が安いですが、今の状況では目先の航空券の安さだけを見てはいけません。
今の状況ではいきなり国の入国基準が変わり、減便、フライトのキャンセルがたびたび起こります。
Twitterで海外にいる人をチェックしていますが、結構な数の人がフライトをキャンセルされていますね。
フライトをキャンセルされたら、振替手続きやキャンセルによる返金手続きが必要。
そのときに、スムーズに手続きができるように、航空会社または日本の代理店の方がいいのです。
航空会社から直接購入するのがおすすめの理由
まず航空会社のサイトから購入した場合、手続きの際に航空会社と直接手続きをすることができます。
これが、どこかの代理店を経由していると、「自分→代理店→航空会社」となるので、いろいろ面倒くさいのです。
特に今の状況だと、振替やキャンセルが相次いでいるため、代理店の方も忙しく対応に追われているでしょう。
そのため、時間がよりかかる可能性が高いです。
僕自身もタイライオンエアーのフライトをキャンセルされました。
毎日すごい数の人の問い合わせに対応しているのか、返金まで数ヶ月かかりました。
「スカイスキャナー」に限っていうと、各代理店はユーザーによる評価が表示されています。
低評価のものは手続きが難しかったり、対応がひどかったりするので絶対に使わないようにしましょう。
このような点で、返金手続きがスムーズに行く可能性が高いです。
日本語で手続きできる可能性が高い
次に、言語の問題です。
手続きができるために日本語の方がいいですよね。
日本航空より上は「日本語の問合せ窓口なし」と書かれています。
逆に、「日本航空」と「サプライス」は何も書かれてないので、日本語での問い合わせに対応しているということ。
日本語に対応していないということは、ほとんどの場合は英語になるから手続きが面倒になってしまうよ。
日本への帰国便は日本語サポートがある場合が多いですが、海外の代理店サイトだと、英語でやりとりすることになります。
僕が過去に取った航空券では、メールでの問い合わせは不可で、英語で電話しないといけないところもありました。
このように、返金の際に日本語で手続きできたほうが楽なのです。
したがって、基本的に海外の代理店を経由して航空券を購入するのはやめておきましょう。
航空会社から直接購入するのもいいですが、日本のHISが運営している「
サプライスに限って言うと、キャンセルサポートという制度もあるので、万が一の場合も安心です。
帰国便と国内線のチケットを一緒に買わないほうがいい
現在のコロナウイルスが拡大中の現在、帰国便と国内線のチケットを買わないようにしましょう。
なぜなら、国内線のチケットが無駄になってしまう可能性が高いからです。
海外のほとんどの国から日本に帰国した場合、14日間の自主隔離が要請されます。
この自主隔離の中には、公共交通機関の利用の禁止も含まれています。
つまり、日本に帰国した後に乗る国内線に乗ることも禁止されるということです。
例えば、
- バンコクから羽田
- 羽田から関空
という航空券を一度に購入していても、羽田に到着した時点で誓約書にサインした時点で、その後の「羽田から関空」までの飛行機に乗れなくなります。
ということで、日本に帰国する際に、帰国便と国内線のチケットを一緒に買わないようにしましょう。
このことを知らずに、国内線のチケットを無駄にしてしまう人をTwitter上でたびたび見かけるね。
新幹線や国内線の航空券は自主隔離後の便を取るようにしよう。
今だと、Go To トラベルキャンペーンもやっているので、自宅が遠方の人は、自主隔離終了後にも、交通機関と宿泊を一緒にしてGo To トラベルキャンペーンを適用させましょう!
日本に帰国するときの空港は成田か羽田がおすすめ
現在日本国内の空港で国際線の乗り入れを受け入れているのは
- 羽田空港
- 成田空港
- 関西空港
の3つです。
ほとんどの国際線は羽田空港と成田空港に集中しており、関西空港行きの航空機は限られています。
関西空港までの便を取れる人で、西日本に自宅がある人の中には、以下のような人もいると思います。
関西空港まで帰国して、空港付近で自主隔離し、自宅へ移動しようかな。
ただ、お金や手間を節約したいのであれば、関西空港はおすすめしません。
なぜなら、関西空港はシャトルバスがないからです。
そして、関西空港から歩いて移動することができません。
そうなると、関西空港に到着した人は迎えの車が来ない人以外は、ハイヤーまたはレンタカーを利用する必要があり、お金と手間がかかります。
逆に、羽田空港と成田空港は、毎日主要ホテルまでシャトルバスが出ています。
また、公共交通機関は利用できませんが、歩いて向かうことも可能です。
「お金や手間がかかってもいい」「大人数で移動する」のであればいいですが、「お金を節約したい」、「1人で移動する」という人は、できるだけ関西空港は避けましょう。
帰国便の購入について気をつけたい3つのことまとめ
今海外にいる人に向けて、帰国便の航空券の購入について紹介しました。
この記事で紹介した3つのポイントを意識して航空券を買うようにしてください。
また、海外にいる間は最新情報を常に手に入れるために、日本の外務省が提供している「たびレジ」に登録しましょう。
たびレジとは、外務省が提供しているサービスで、登録していると、メールやサイトで、登録地の地域の最新情報を受け取ることができます。
現地の日本人大使館からメールが来るので、間違った情報はありませんし、緊急の場合もすぐにメールや電話で知らせてくれます。
利用は完全に無料で、登録自体もすぐに終わるので、まだ登録していない人は、すぐに登録してみてください。
たびレジの登録方法についてはまた別の記事にまとめています。