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スペイン巡礼開始前日に出発地点であるサン=ジャン=ピエ=ド=ポルですべきこと

スペイン巡礼前に何をすればいいのかな?

巡礼を始める前にすべきことがあります。

それは巡礼に必要なものを手に入れることです。

また、巡礼に必要のない荷物を最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラに郵送することも人によっては必要です。

一番人気のあるフランスの道の出発視点であるサン=ジャン=ピエ=ド=ポルから歩くことを想定して、手続きについて説明していきます。

目次

クレンデンシャルを入手する

巡礼者として認められるようにするためには専用の証明書が必要になります。

その証明書は「クレンデンシャル」といい、巡礼者用の事務所で手に入れることができます。

そのの巡礼事務所は坂の上の方にあります。
巡礼事務所の場所

営業時間は意外と長いです。
一日に2回の休憩があります。

営業時間は

  • 7:30~13:00
  • 14:30~20:00
  • 21:30~22:30

の3つの時間に分かれています。

夜に着くバスで到着してもそのまま巡礼事務所に行き、クレンデンシャルを手に入れることができます。

クレンデンシャルを手に入れた後、それを提示することで巡礼者用の宿「アルベルゲ」に宿泊することができます。

巡礼事務所には何人かのスタッフが並んでいます。

人によって担当言語が決まっているので、自分の理解できる言語の担当のところに行きましょう。

ほとんどの人は「英語」だと思いますが、他に「スペイン語」と「フランス語」の人がいました。

席に座った後に、スタッフに巡礼についての説明を受けます。

クレンデンシャルの他に

  • 巡礼のルートとモデルプランを書いた紙
  • ルート沿いにあるアルベルゲの情報を書いた紙

がもらえます。

この二つはとても役に立つので、なくさないようにしましょう。

これらを手に入れれば、翌朝から巡礼を開始することができるようになります。

サン=ジャン=ピエ=ド=ポルの街は小さいけど、街並みが綺麗な街だから、巡礼開始を一日ずらしてゆっくりするのもおすすめ!

貝を入手する

貝。
それは巡礼者のシンボルです。

巡礼者は絶対に貝殻をつけなければいけないという決まりはありませんが、全員つけています。

お土産屋さんなどでは2€ぐらいで販売していますが、巡礼事務所では寄付で貝殻を入手することができます。

事務所の奥に貝殻がたくさん入った箱があるので、自分が気に入った色や形をしたものを取り、備え付けられいる箱に自分がふさわしいと思う金額をいれましょう。

貝殻はいくつとっても大丈夫ですが、1個か2個つけるのが一般的!

アルベルゲにチェックインする

巡礼で必要なものを手に入れたら、アルベルゲにチェックインしましょう。
チェックインの時にクレンデンシャルを提示すれば、宿泊料金が安くなるところがほとんどです。

巡礼事務所には、サン=ジャン=ピエ=ド=ポルのアルベルゲが全て載っているリストがあるので、参考にしましょう。

サン=ジャン=ピエ=ド=ポルの宿「Gîte Le Chemin vers l’Etoile」

僕が到着日に宿泊した宿は、スペイン巡礼のスタート地点の街となるサン=ジャン=ピエ=ド=ポルにある「Gîte Le Chemin vers l’Etoile」という宿になります。

安く泊まれるオススメの宿です。

巡礼事務所がある坂の下にあります。
なので、重たい荷物を持って坂を上る必要がありません。

また、パンプローナからのバスを降りた場所からも近かったです。
地図

2段ベッドが8台ありました。

チェックインの時にシーツと枕カバーを渡されます。
トイレとシャワーはいくつかあるので、込み合うことはありませんでした。
長机が置かれたスペースがあります。

有料の朝食があります。
提供時間は5時から9時までなので、朝早く巡礼を開始したい人にもぴったりです。

僕は頼みませんでしたが、たった1ユーロなので頼んでみてもいいかもしれません。

Gîte Le Chemin vers l’Etoileは僕がネットで調べたときはサンジャンの安宿の中で最安値でした。
そして、僕が宿泊した時は満室でした。

夏前後の巡礼シーズンに行く人でなおかつ、サンジャンに着くのが夕方以降になりそうな人は一泊目の宿として予約することをオススメします。

必要ない荷物をサンティアゴ・デ・コンポステーラに送る

巡礼者にとって荷物の重さは重要です。

長期旅行者は巡礼に必要のないものをたくさん持っているでしょう。

それらの巡礼に必要のない荷物を出発地のサンジャン・ピエ・ド・ポルから最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラに送ることができます。

巡礼事務所の少し下にある会社が荷物の輸送を取り扱っています。

荷物は段ボールに入れる必要はなく、バッグやスーツケースのまま郵送することができるよ!

料金は70€と表示されていますが、僕は25ℓのサブバッグを送ったところ50€でした。

大きなスーツケースを送った友達は70€、僕より小さなバッグを送った友達は35€でした。

かなり目分量で決めている感じがありました。

ここで荷物を郵送すると、受取は「Hostal La Salle」という宿になります。

またこの郵送サービスを使うと、この宿の宿泊料金が一晩のみ20%オフになります。
僕自身も宿泊しましたが、いい宿だったと思います。

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郵便局からも郵送できる

僕が事前にネットで調べたところ、郵便局でも荷物の郵送はできるのですが、段ボールを用意するか、6€払って段ボールを購入する必要があります。

また、サンティアゴ・デ・コンポステーラの郵便局で局留めできる日数は30日間までらしく、予定以上の日数なのでこの選択肢は使いませんでした。

30日以上かかる予定でなおかつ郵便局を使いたい人は、一度にサンティアゴ・デ・コンポステーラに送らず、2回に分けて郵送すればこの方法でも安く済むかもしれません。

おわりに

巡礼の始まる前にすべきことである「必要なものを手に入れること」と「いらない荷物を郵送すること」のやり方を理解してもらえたと思います。

やることは簡単なので、この記事を参考にして巡礼の準備に役立ててください。

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