Googleマップを自由にカスタマイズできる「マイマップ」について解説してきます。
この記事で解説していくのは次のとおりです。
- マイマップでできること
- マイマップの作成方法
- マイマップの共有方法
- マイマップの削除方法
- マイマップのアプリ
この記事を読めば、マイマップを作成し、特定の誰かやネット上に共有することもできるようになります。
自分の旅行のルート作りに役立ててみてください。
マイマップを使えば自分だけのGoogleマップができる
マイマップとは、Googleが提供している「Googleマップを使って、自由に地図を作成することができるサービス」です。
マイマップを使えば、下のような地図を作成することができます。
これは僕が世界一周をした時のルートです。
見て分かる通り、国ごとに目印が付いていて、ルートが表示されているのがわかると思います。
つまり、マイマップを使えば、以下のことができます。
- マーカーを設置できる
- ルートを作成することができる
また、こうやってブログに埋め込めこむことで、誰でも見れるようにすることもできます。
自由に地図を作ることができることで、自分以外の誰が見ても、直感的に行った場所やルートが伝わります。
文字で国を羅列するより断然分かりやすいですよね。
友達と旅行する場合だと、事前にマイマップで地図を作成して、共有することで、「こういうルートでここに行くんだな」と分かります。
また、お互い編集できるようにしておけば、気になった場所などを追加したりもできます。
マイマップのスマホアプリについて
マイマップをスマホで使い人のためにアプリはあるのか気になりますよね。
ですが、2021年現在は「iPhone」と「Android」どちらもアプリはありません。
以前はAndroid用のマイマップのアプリがありました。
Googleが開発している純正アプリなので、パソコンと同じような操作が可能で便利だったのですが、現在は削除されています。
そのため、スマホでマイマップを作成する場合は、アプリではなく、ブラウザから作成しましょう。
作成した地図は、「Googleマップ」または「MAPS.ME」のアプリで見ることはできます。
マイマップをGoogleマップで表示させる方法はこの記事の最後に、マイマップをMaps.Meで使う方法については別の記事にまとめているので参考にしてください。
マイマップの作成方法
つづいて
- AndroidユーザーよりiPhoneユーザーの方が多い
- 画面が大きくてルートを作成しやすい
という理由で、この記事ではパソコンの画面での使い方を解説していきます。
まずはマイマップにアクセスします。
公式マイマップ
大きく表示されている「利用を開始」をクリックすると、マイマップの画面に進みます。
作成した地図が表示されます。
新しく地図を作成するためには、「新しい地図を作成」をクリックします。
左に表示されている地図名のところをクリックすると、「地図のタイトルと説明を編集」と表示されます。
「地図タイトル」の場所に地図の名前、「説明」のところに簡単な説明を書き込みましょう。
マイマップにマーカーを作成する
自分が作成したマップ上にマーカーを設置することができます。
まずは、マーカーを設置したい
- 国
- 街
- 観光名所
- レストラン
などを検索バーに名前を入れて、検索します。
または直接地図で表示して、クリックします。
その場所の詳細画面が表示され、そこに表示されている「+地図に追加」を押すと、マーカーが作成されます。
検索しても表示されない場所(Googleマップ上に登録されていない場所)にマーカーを設置することもあると思います。
その場合は、検索バーの下にある「(マーカーのボタン)」をクリックしましょう。
カーソルが「+」になるので、マーカーを設置したい場所にカーソルを移動させ、クリックすると、そこにマーカーが設置されます。
デフォルトでは、赤いピンのマークで表示されます。
マーカー名と詳細情報を変更する
「(ペンのマーク)」をクリックすると、マイマップ上に表示される「名前」と「説明」を編集することができます。
Googleマップに登録されている場所は、「Googleマップからの詳細情報」として、施設の住所や口コミの点数が表示されますが、「削除」をクリックすることで非表示にすることができます。
色やアイコンの種類を変更する
マイマップでは、色とアイコンの形を変更することができます。
まずは、変更する場所の赤いピンを選択します。
次に、「(ペンキマーク)」をクリックしましょう。
色の変更は、「色」という場所に表示されているカラーパレットから選択します。
アイコンはたくさんの種類があります。
ジャンルごとに分かれているので、場所にふさわしいものを選択しましょう。
マーカーの削除
「(ゴミ箱のマーク)」をクリックすると、作成していたマーカーが削除されます。
削除後すぐだと、「元に戻す」をクリックすることで、削除したマーカーが復活します。
マイマップでルートを作成する
マイマップのルートの作成方法について解説していきます。
まずは、検索バーの下にある「(線で繋がっているマーク)」をクリックし、以下の4つの種類から好きなものを選択します。
- ラインやシェイプを追加
- 運転ルートを追加
- 自転車ルートを追加
- 徒歩ルートを追加
「ラインやシェイプを追加」をクリックすると、クリックした場所を結ぶ直線で表示されます。
この際は、道などは一切無視されます。
その他の
- 運転ルート
- 自転車ルート
- 徒歩ルート
の選択肢だと、通る場所をクリックしていくと、道に合わせて自動的にルートが作成されます。
交通手段によってルートが若干変わるので、注意してください。
マイマップの共有方法
マイマップは自分だけでなく、他の誰かに共有することもできます。
アクセスできる人を設定すれば、「特定の人」だけ「SNSの誰か」なども選択でき便利です。
マイマップの共有方法は主に2つあります。
- マイマップのリンクで共有する
- マイマップを埋め込んで共有する
マイマップのリンクで共有する
画面左側にある「 共有」ボタンを押しましょう。
すると、「共有設定」というウィンドウが開きます。
「共有するリンク」のところにマイマップのリンクがあります。
このリンクを共有したい相手に送信すればOKです。
受け取った場合は、パソコンの場合は、マイマップが開きます。
スマホの場合は、「Google Drive」か「Chroom」のどちらかで開くか選択できます。
リンクの下には
- Gmail
のアイコンがあり、これらだとボタン一つで共有画面に行くことができます。
アクセスできるユーザーの設定
「アクセスできるユーザー」の「変更」を押すと、マイマップを共有できる範囲を設定することができます。
選択肢は以下の3つです。
- オン – ウェブ上で一般公開
- オン – リンクを知っている全員
- オフ – 特定のユーザー
それぞれの選択肢を詳しく説明すると次のようになります。
「オン – ウェブ上で一般公開」にしておくと、誰でも見れる状態になります。
「ブログ」に埋め込む時などに使います。
アクセスの場所は「閲覧者」にしておきましょう。
「編集者」にしていると、マイマップを勝手に改造される可能性があります。
「オン – リンクを知っている全員」にしておくと、直接リンクからアクセスした人全員が見れるようになります。
メールやSNS上で共有したい時はオンにします。
この他にもLINEなどでリンクを送ったりするときも「オン – リンクを知っている全員」にしておきましょう。
初期設定ではこちらになっています。
マイマップを共有したい人を選んで、その人達だけ見れるようにすることができます。
下にある招待のところで、Googleのユーザー名やメールアドレスを使って追加します。
マイマップを埋め込んで共有する
自分のサイトやブログに埋め込みたいときは、「(メニューボタン)」を押してメニューを開き、「自分のサイトに埋め込む」を選択します。
するとHTMLコードが出力されるので、コードをコピーして、貼り付けたい場所にペーストしましょう。
レスポンシブサイズなので、スマホで見ると、自動的に画面幅に合わせて小さくなります。
マイマップの削除方法
「(メニューボタン)」を押し、メニューバーの「ゴミ箱に移動」を選択すると、開いているマイマップが削除されます。
マイマップのリンクをクリックしても何も表示されなくなり、サイトに埋め込んだマイマップの部分も何も表示されなくなります。
マイマップをGoogleマップで使う方法
マイマップはGoogleマップのアプリでも表示することができます。
使い方も簡単なので、箇条書きで説明します。
- スマホ・タブレットでGoogleマップを開く
- メニューバーから「マイプレイス」を選択
- 1番左にある「マップ」を選択
自分が作成したマイマップ一覧が表示されるので、地図に反映させたいマップを選択しましょう。
Googleマップ上にマイマップが表示されます。
Googleマップではマイマップを表示することはできますが、編集することはできません。
まとめ:マイマップを使って旅行に活用しよう
マイマップの使い方について説明しました。
自分だけの地図を作ることができ、使える場面はたくさんあります。
ぜひ、マイマップを上手く利用して、旅行の際などに活用してみてください。