この記事では、ネパールのカトマンズでインドビザを取得する方法を紹介します。
ネパールから隣の国インドに陸路で行く人は多いでしょう。
しかし、インドに入国するためには、ビザの取得が必要です。
そこで、今回は、ネパールでインドビザをどのようにして取得すればいいかを説明していきます。
ネパールでインドビザ取得することについて
ネパールでインドビザを取得しようとする場合、カトマンズにあるビザセンターに行かなくてはいけません。
日本だと、東京と大阪にビザセンターがあり、郵送サービスもありますが、ネパールにはカトマンズ一箇所しかありません。
さらに、ビザ取得までには、最低でも3回インドビザセンターに行く必要があります。
それぞれ行く理由はそれぞれ次の通りです。
- 1回目:必要書類を提出して、ビザ取得手続きを始めるため
- 2回目:パスポートを預けるため
- 3回目:パスポートを受け取るため
ネパールのカトマンズでインドビザ取得のために事前に準備するもの
インドビザを取得するために、ビザセンターに行く前に準備するものがあります。それは、以下のものです。
- パスポート(有効期限6カ月以上)
- 申請料金:1550ルピー(2015年10月現在の値段)
- 申請用紙(オンライン申請したものを印刷したもの)
- 証明写真(5cm×5cm・背景は白)
- パスポートのコピー(以下のものを1部ずつ)
- 顔写真のページ
- ネパールビザのページ
- 以前取得したインドビザのページ(以前にインドに行ったことある人のみ)
- インドの出入国のスタンプのあるページ(以前にインドに行ったことある人のみ)
(注)③と④は同じ見開きページにあることが多いです。
コピーした時に③と④が一枚でコピーできた場合は、わざわざ1枚ずつコピーを取る必要はありません。
カトマンズのビザセンターに行く前にしておくべきこと
インドビザセンターに行く前にしておくべきことがあります。
それは「オンライン申請」をして、「印刷」することです。
オンライン申請とは、ネット上でインドビザの申請フォームに申請者の情報など必要事項を入力し、ネットの中で申請することを指します。
オンライン申請は、ビザセンターで申請する前日までにしなくてはいけません。
印刷は申請当日でも大丈夫だそうです。
オンライン申請を始める方は、インドビザの公式ホームページから始めてください。
入力はすべて英語で行われますが、落ち着いてすれば誰でもできます。
オンライン申請については、過去に記事を書いているのでそちらを参照してください。
オンライン申請が完了して、印刷したものに、2箇所にパスポートと同じサインをする箇所があるので忘れないようにしましょう。
インドビザのオンライン申請時はこまめに保存することが大事
オンライン申請の入力途中に、ネットが切れたりしたら、最初からやり直しです。
日本と違い、ネパールではネット環境が悪い場所が多く、計画停電もあります。
また、ネット環境がよかったとしても、入力に時間がかかりすぎると、やり直しになります。
オンライン申請では、途中で保存して、後で途中から続きから再開できるので、こまめに保存することをオススメします。
インドビザに必要なものを揃えれるお店
インドビザに必要な「証明写真」、「パスポートのコピー」、「オンライン申請したものを印刷したもの」などは、インドビザセンターの両隣にある店で揃えることができます。
奥側の方が、見た目ががきれいで広いでが、僕は手前のお店をオススメします。
証明写真は200ルピーで用意してくれます。
インドビザ用の写真はもちろん、他のサイズも作ってくれます。
僕は3.5×4.5の写真を頼み、8枚分プリントしてくれました。
インドビザ用の写真だと確か4枚だったと思います。
さらに、オンライン申請を代わりにしてくれるサービスを300ルピーでしています。
ここでオンライン申請を頼み、印刷したとしても、オンライン申請は前日までにしたものでなくてはならないので、再度次の日以降に行かなくてはいけません。
自分でオンライン申請しているものを印刷する場合は、USBなどにデータを入れて持っていけば大丈夫です。
USBなどを持ってない人は、店のパソコンで自分の申し込み番号を入力することで、店でデータを読み込むことができると思います。
僕自身、プリントは奥側の店でしたので、手前の店で行っているのかは分かりません。
ちなみに、奥側の店では、コピーが10ルピー、印刷が25ルピー、証明写真は250ルピーなので、手前の店の方が経済的です。
なお、僕は上の店で印刷をしましたが、カトマンズで宿泊していた宿「Hotel Travelers Home」で無料でしてくれます。
インドビザ申請書の印刷について
申請用紙の印刷が薄いと指摘を受けました(僕もそう思っていて、印刷を頼んだ店の人に言いましたが、大丈夫だと言われてました)。
もう一度印刷してこいと言われるかと思いましたが、ビザセンターのパソコンで新しく印刷してくれました。
もしかしたら、たまたま優しい人だったので印刷してくれただけかもしれないので、印刷は文字のはっきりしているものを用意しましょう。
それでは次から、実際にインド大使館に行って、ビザ申請から受け取りまでの三段階について説明していきます。
ネパールのカトマンズにあるインドビザセンターの場所と行き方
インドビザセンターは、外国人旅行者が集まるタメル地区の中心地からだと、歩いて約20分くらいの場所にあります。
場所も分かりやすいので迷うことは無いと思います。
そして、下の写真の分かれ道で、左に曲がります。
カトマンズのインドビザセンターの場所
インドビザセンター1回目:必要書類を提出して、ビザ取得手続きを始める
1回目にビザセンターに行く場合は、午前中に行きましょう。
受付は平日の9:30〜12:00のみです。
ビザセンターの門はいつも閉まっています。休みかと思いますが、門に小さなドアが着いて、そこから入ることができます。
本来なら機械を操作して、番号札を発券するらしいですが、それらしき機械は動いていませんでした。
カウンターが前にあり、椅子がたくさん並んでいるので、座って番号を呼ばれるまで待ちます。
この待機場所は、屋根はありますが、屋外なので、寒い日には防寒対策が必要になります。
自分の番号を呼ばれたら、カウンターに行って、申請用紙と写真とパスポートを提出します。
申請書を確認された後は、となりのカウンターに行って申請料金1550ルピーを払います。
次回来る日付をスタンプで押されているので、確認しておきましょう。
普通は、4営業日後になります。
待ち時間について
他の人のブログなどを見ると、1年前ぐらいまでは、受付開始時間の前に行っても2時間待ちという状況だったそうですが、2015年10月現在は全然違います。
僕の場合(2015年10月)
- 1回目
9:40到着、番号札「30」。
待ち時間25分。 - 2回目
10:00到着、番号札「15」。
待ち時間15分。 - 3回目
16:30到着、番号札なし。
待ち時間なし。
受付開始時間以降に行ったのにも関わらず、30分も待ちませんでした。
10月はネパールの観光シーズンなのですが、やはり地震以降観光客が激減しているようです。
しかし、また観光客が増えていくと思うので、待ち時間は長くなるかもしれません。
インドビザセンター2回目:パスポートを預ける
2回目にビザセンターに行く目的は、「ビザの種類を確認すること」と、「パスポートを預けること」です。
1回目にもらったレシートに押されたスタンプの日時の9:30〜12:00の間にビザセンターに行きます。
1回目と同じように番号札をもらい、呼ばれるまで待ちます。
番号を呼ばれたら、カウンターに行き、前回もらったレシートとパスポートを提出します。
この時、自分がもらえるビザの種類と有効期間を教えられます。
カトマンズで取る場合は、ほとんどの場合、「3カ月のシングルビザ」になります。
僕も一応オンライン申請の時に6カ月のマルチビザを選択しましたが、3カ月のシングルビザでした。
異議がある場合は、ここでカウンターの人に言ってください。
そして、レシートの裏に新しく日時が書かれたスタンプを押され、返却されます。
その日時は、預けたパスポートを受け取る日時を示しています。1営業日か2営業日で受け取れます。
受取りの時間帯は、口頭で伝えてくれます。
基本的には、夕方です。僕は、「16時〜17時の間」と言われましたが、17時頃と言われた人もいます。
インドビザセンター3回目:パスポートを受け取る
3回目にビザセンターに行く目的は、「インドビザが貼り付けられたパスポートを受取ること」です。
ビザセンターの敷地に入り、レシートをカウンターで提出します。
すぐにパスポートを受け取れます。一応、名前や有効期限などを確認した方がいいと思います。
ネパールのカトマンズでのインドビザ取得まとめ
ネパールのカトマンズでインドビザをどうやって取得するのかを紹介しました。
3回もビザセンターに通うのは面倒くさいですが、やること自体は簡単です。
ネパールでは、ビザを申請して、取得するまで時間がかかります。
僕自身は、9日に申請して、16日受取りで、最短の8日間で取得できましたが、ミスなどがあれば、再提出を求められる場合もあります。
きちんと計画して、早めに申請をすることをお勧めします。15日間ビザで入国している人は特にです。