2015年12月、ミャンマーからタイへと陸路入国しました。
この記事では、ミャンマーのキンプンからタイとの国境の街ミャワディへの移動とミャンマーの出国について説明します。
ミャンマーからタイへの陸路入国の概要
3つの交通手段を使い、キンプンからタイとの国境の街であるミャワディへと向かいました。
300km弱の移動です。
ルートは以下の地図のようになります。
費用
キンプンからミャワディへの移動は、ホテルの受付で予約しました。
料金は16,000チャット。
一応キンプンのバスターミナルの近くで聞きこみをしましたが、同じ料金でした。
キンプンからチャイトー
バイク(7:15〜7:40)
出発予定時間は7:30だったものの、7:15にホテルを出発しました。
車で移動だと思っていたのですが、迎えにきたのはなんとバイクタクシー!
バックパックはドライバーが前に抱え、僕はサブバックを背負って後ろに乗りました。
ちょっとの移動だと思っていたのが、となり町のチャイトーまで行きました。
半袖だったので、寒かったです。
降ろされた場所
チャイトーからパアンへの移動
乗り合いトラック(8:30〜11:40)
チャイトーに到着し、バスが停まっている場所で降ろされました。バイクタクシーのおっちゃんが、そこにいる人に「このこはミャワディに行くから」みたいなことを伝えて、「ここで待ってて」と言ってバイクに乗ってどっかに行きました。
しばらくした後、バス会社のおじさん?が来て、「ついてきて」と言われました。
そのおじさんは、道に停まっている乗合タクシーなどに声をかけていました。そして乗り合いトラックに乗って移動することを伝えられました。
バスだと思っていたのに、まさかの乗り合いトラック。
これは、もともとバス移動だったのが変更されたのか、もとからこういう移動だったのかはわかりません(チャイトーからミャワディへのバスは確実に存在します)。
乗り合いトラックは、窓もファンももちろんエアコンも無い上、椅子が木製で硬く座り心地は良くないです。
でも、トラック移動を意外と楽しめました。
バスのように窓を通さず、人々の暮らしを見ることができました。
モノがないなかでのんびり暮らしている人々。
小さな商店などしかないものの、そこに住んでいる人たちは自分たちの時間を過ごしていました。
こういう田舎の暮らしを自分の目で見れてよかったと思います。
たぶんバス移動なら、本や動画を見たり、寝ていたと思います。
仮に外を見たとしても、そこにはガラス一枚隔てていたし、ずっと眺めることはなかったと思います。
のどかな風景が続きます。
そして驚いたのが、何もないど田舎なのに、パゴダだけはどこにでもあったことです。それも、小さいものから、大きく金ピカの豪華なものまで。
道路は舗装されており、快適な移動でした。
途中で、後ろに乗っていた集金係の人にこの乗合トラックはいくらなのか聞きましたが、全く英語が伝わりませんでした。
パアンに近づくと変わった形の山がたくさん現れてきました。
パアンからミャワディへの移動
シェアタクシー(8:30〜11:40)
乗合トラックがパアンの街に着いて、車から降りました。集金係のおっちゃんとドライバーが前に停まっていた普通車の人に向かって何やら話していました。
そして、僕の荷物はその車に乗せられ、この車でミャワディに行くことが分かりました。
車内は僕を含め、ドライバーと大人5人と小さな子供1人。ミャンマー人同士はたまに何やら話して盛り上がっていますが、僕はミャンマー語を全然話せないし、向こうも英語が話せなかったので、話に乗れなかったです。
でも、グループで旅行しているようで楽しい雰囲気は味わえました。昼の2時頃に昼食休憩がありました。
僕は、いくつかのカレーの中から1つ選び、ご飯と野菜のおかずを食べました。
料金は2000チャットでした。
その後再び車でミャワディへと向かいました。
ミャンマーの中では右ハンドルの車がほとんどなので、右車線からの追い越しの際はものすごくヒヤヒヤします。
昔は一車線だけのボコボコ道だったそうだけど、舗装された二車線の道になっていました。
途中で一人が降り、他の人もミャワディの街で降り、最後に僕だけ残り、国境の前まで車で行きました。
ミャンマー出国手続き
ゲートの右側にある「Departure」と書かれたドアに入ります(近くに案内してくれる人がいます)。
中に入って、出国カードをもらい、必要事項を記入してパスポートと一緒に提出。
その後、写真を撮られて、無事出国手続き完了です。
今回の移動について
今回は3つの交通手段を使って国境に着きましたが、バスだと追い越ししづらいため、確実にもっと時間がかかっていたと思います。
1年前ぐらいに書かれている旅行記と現在と全然違う状況になっていました。
以前は道が狭かったために、偶数日と奇数日でキンプンからミャワディ方面への通行、ミャワディからキンプン方面への通行が交互に変わっていたようです。
しかし、現在では道路は舗装されており、片側1車線の2車線の道路が伸びています。
場所によっては、狭いところもありますが、何箇所かで道路工事が行われていたため、今後はますます道路は広がっていくと思います。
何年かしたら、4車線になるかもしれません。
まだメジャーな国境越えではありませんが、今後この国境越えをする人は増えていくと思います。
また、旅人だけでなく、たくさんのモノや人の行き来が盛んになり、ミャンマーの発展につながっていくだろうと感じました。
ミャンマーを出国してから、タイに入国し、バンコクまで行くことについて知りたい方は下の記事を読んでください。