トコジラミ(南京虫)に刺されるの嫌だなぁ。
何か対策できることないかな?
そんな疑問にお答えします。
僕自身、長年のバックパッカー旅で、南京虫の被害に遭った回数は数知れず。
そんな僕が南京虫の被害に遭わないための南京虫対策を紹介したいと思います。
南京虫対策として一番大切なのが「宿選び」です。
南京虫の被害に一番遭うのは間違いなく宿なので、それを事前に見極めて避ければいいのです。
南京虫の行動の特徴などを参考にすることで、100%ではないですが南京虫がいそうな宿が分かります。
宿泊予約サイトには、部屋の中の写真が掲載されているので、それらを参考にすることである程度宿を選別することができます。
さらに写真だけでなく、宿泊料金や口コミなどたくさんの指標があります。
では、
- どのような宿を避けるべきなのか
- どこをチェックすればいいか
- どういうベッドがいいのか
- 寝袋を使うことも有効
ということについて具体的に説明していきます。
記事をちゃんと読んで、南京虫の被害に遭う確率が低くしてください。
南京虫の特性などの情報については下の記事にまとめています。
宿の見た目をチェックしてトコジラミ(南京虫)対策。バックパッカーが見るべき宿のポイント!
宿を予約する時に使う「Booking.com」や「Agoda」に掲載されている写真である程度南京虫がいそうな宿を避けることができます。
できるだけ避けたい宿のポイントは以下の3つです。
- 木造建築の宿
- 汚い宿
- 窓の無い・日の当たらない部屋
木造建築の宿
南京虫は鉄筋コンクリート造りの宿よりも、圧倒的に木造造りの宿にいます。
木造建築でできた宿だと
- 壁
- 床
- 天井
など南京虫が住める環境がいたるところにあるからです。
また、木造の宿は昔からの世界中で普及していた建築方法なので、築年数が長い可能性が高いです。
そういった古い宿は、時間的に今までに南京虫が運ばれてきた可能性が高いので、新しい宿と比べて南京虫がいる可能性も高くなります。
汚い宿
南京虫は、いつも掃除がされている清潔な宿よりも汚い宿に住んでいる可能性が高いです。
それは、宿がちゃんと掃除しているかの指標になるからです。
定期的に掃除をしていれば、南京虫も駆除されますし、シーツなどもこまめに洗っているのであれば、南京虫は自然といなくなります。
したがって、汚い宿よりもできるだけ綺麗な宿を選びましょう。
宿泊予約サイトに掲載されている宿の写真を参考にしたいのですが、宿泊予約サイトにアップされている写真は宿側が選んだものなので、完全に信頼することはできません
宿はできるだけ綺麗な写真をアップするために、一眼レフで撮影して、フォトショップなどで加工していることがあります。
そのため、掲載されている写真から汚さが伝わってくる宿は相当汚いことが予想されるのでやめておきましょう。
宿の名前でググると、宿泊した人がアップしているブログ記事などが見つかるので、それらの写真を参考にしましょう。
個人ブロガーの写真は加工されていなのが普通なので信頼できます。
予約サイトの口コミもチェックしておこう!
窓の無い・日の当たらない部屋
南京虫は高温と乾燥が苦手で、気温が25℃前後、湿度が60~85%の環境が一番動きが活発なります。
つまり、そういう状態にならない部屋を選ぶことが大切です。
宿泊予約サイトの写真を見て、宿泊する部屋はできるだけ窓があり、日当たりのいい部屋を選びましょう。
窓がないと換気も不十分になりがちなので、綺麗な空気も入ってきません。
その結果、部屋の中に湿気がある南京虫が好きな環境になります。
南京虫は寒いところが苦手とされており、冬の時期は比較的に被害に遭うことは少ないのですが、冬でもずっと窓を閉め切っている部屋は危ないです。
また、南京虫は明るいところが嫌いで、暗いところが大好きな虫です。
そのため薄暗い部屋は避け、日光が差し込む明るい部屋を選択しましょう。
宿に着いた後バックパッカーの人はベッドをチェックしてトコジラミ(南京虫)対策
ベッドは南京虫の被害に一番あう可能性の高い場所。
南京虫の被害にあうのは、就寝時が圧倒的に多いからです。
木製ベッドだと、そのベッドに南京虫が住み着いている可能性があります。
また、寝ている時に床を伝って登ってくる可能性も高い。
なので、宿に着いたら、ベッドの裏などをチェックするようにしましょう。
運が良ければ、南京虫を発見することができ、駆除したり、ベッドを移動することができます。
木製ベッドよりアルミ製ベッドの方が安全
もしベッドを選べるのであれば木製のベッドよりアルミ製のベッドがおすすめ。
アルミでできたベッドは木製のベッドよりも南京虫がいない可能性が高いです。
それには以下の2つの理由があります。
- アルミ製のベッドに南京虫が住み着いている可能性が低い
- アルミ製ベッドに簡単に登ることができない
南京虫はよく木製ベッドに住み着いています。
木製ベッドだと、ベッドの裏面、ベッドの柱など隠れるところがたくさんあるからです。
アルミ製ベッドだと、マットレスの裏などにいることはありますが、ベッド自体を住処にしている可能性はほぼないです。
木と南京虫は色も似ているので見つけづらいよね。
また2つ目の理由ですが、南京虫はアルミ製ベッドに簡単に登ることができません。
木でできたベッドだと、ひっかかりがあるので簡単に登ることができますが、表面がツルツルしたところを上れないので、アルミでできたベッドには下からは自力で登ることができないからです。
ですが、床から登れないだけで壁からジャンプしたり、誰かのバッグや服についてそのベッドの上に行くことが考えられるのでアルミ製だからと言って100%安全とは言えません。
それでもアルミ製のベッドよりも木造ベッドの方が南京虫が多い可能性は高くなるので、できるだけ避けましょう。
宿泊料金チェックでトコジラミ(南京虫)対策!地域の最安値のバックパッカー向けの宿は避けよう
バックパッカーだと、宿泊料金をできるだけ抑えるために、宿泊予約サイトで宿を探すときに「料金が安い順番」にする人が多いと思います。
ただ、料金の安い宿を予約するのには注意が必要です。
宿泊料金が高ければ絶対に安全とは言えませんが、安ければ安いほど、被害にあう可能性は高くなるからです。
宿泊しようとしている地域の宿泊料金が安いとコスト的には嬉しいですが、南京虫のリスクは高くなります。
「宿が安い=クオリティの低い宿」とは言い切れませんが、基本的に宿は値段相応です。
値段が高いほど設備が綺麗だったり、掃除が行き届いていることが多いです。
地域最安値の宿に泊まる宿泊者はほとんどがバックパッカー。
そして、最安値の宿に泊まるのはお金の節約のため。
最安値の宿に宿泊するバックパッカーは、他の国や地域でも最安値の宿に宿泊している可能性が非常に高いです。
そうやって安い宿を渡り歩いてきたバックパッカーは、同じようなレベルの宿にしか宿泊していないので南京虫を運んでいる可能性が高いです。
つまり、地域最安値の価格帯の旅行者が南京虫をぐるぐると持ち運んでいるのです。
そのため、宿泊費を節約したい人でも、地域最安値の宿は避けた方がいいです。
バックパッカーができる寝袋を使ったトコジラミ(南京虫)対策
バックパッカーの人は、寝袋を使って寝ることも南京虫対策の1つです。
体が寝袋に包まれるので、南京虫に簡単に噛まれなくなります。
ただし、寝袋を使ったからといって、100%防げるというものではありません。
南京虫が肌に到達するまでの時間がかかることで、刺されるまでの時間が稼ぐことができ、結果として刺されるリスクが低くなるということです。
寝袋を使っても、寝たベッドに南京虫がいれば、短時間で寝袋の中に入ってくるでしょう。
ただ、寝袋がない状態よりかは確実に、南京虫に刺されるリスクは低くなるのは間違いありません。
南京虫だけじゃなく、蚊やダニに刺されるのも防ぐことができるね。
荷物が増えてしまいますが、心配な人は持っていきましょう。
長期旅行者の人は、南京虫が多い地域に入る前に寝袋を購入する人も多いですね。
防寒機能などを考えると高くなりますが、南京虫対策としての寝袋であれば安いものでOK。
2,000円ぐらいからありますね。
短期旅行の人は虫除けスプレーもあるといいです。
上記のスキンベープは、蚊だけでなく、トコジラミ(南京虫)、ノミ、ダニ、マダニに対しても有効です。
バックパッカーのトコジラミ(南京虫)対策まとめ
南京虫の被害に遭う確率の高い宿の特徴は分かってもらいましたか?
宿泊予約サイトをうまく活用して、できるだけ南京虫の被害にあわないように気をつけてください。
この記事を読んで南京虫の被害にある人が少しでも減ることを願います。