もうすぐパスポートの有効期限が切れそうだけど、期限前にパスポートを新しく作れるかな。
このようにパスポートの有効期限はまだきていない人でも、パスポートを新しくしたい人もいると思います。
例えば、タイだと、入国に必要な条件が「パスポートの有効期限が6カ月以上」なので、パスポートの有効期限が3カ月残っていたとしても入国することができません。
そのような人は、パスポートが有効期限内であってもパスポートを新しいものに切り替えることができます。
この記事では、有効期限内にあるパスポートを新しいパスポートに切り替えたい人向けに
- パスポートの切り替えにかかる日数・費用
- パスポートの切り替えに必要な書類
- パスポートの切り替え申請手続きの流れ
などについて実体験をもとに説明していきます。
パスポートの切り替え手続きに難しいことはないので、必要な人は参考にしてください。
2023年3月27日からパスポートの切り替えに関してはオンライン申請できるようになりました。
パスポートの切り替え申請について
まず、有効期限内のパスポートを新しいパスポートに切り替える「パスポート切り替え手続き」についての基本的な情報を紹介します。
パスポートの切り替え手続きをすると、有効期限内のパスポートは無効になり、パスポート番号が新しくなります。
そのため、
- 語学留学のための「留学ビザ」
- ワーキングホリデーのための「ワーキングホリデービザ」
- その他仕事などで海外に駐在するための「ビジネスビザ」
などのビザを取得後にパスポート切り替え手続きをすると、ビザに紐付いているパスポート番号が全て変わってしまうので、また別の手続きをする必要が出てきます。
パスポートの切り替えできる期間はいつから?
パスポートの切り替え申請は、現在持っているパスポートの有効期限が1年未満になるとできます。
パスポートの切り替え申請をした場合、残りの有効期限は全て切り捨てられるので注意してください。
また、パスポートの切り替え手続きはネットではできず、各都道府県のパスポートセンターに行く必要があります。
2023年3月27日以降はオンライン申請もできるようになりました。
パスポートの切り替え手続きは、本人が行けない場合は、代理人でもできます。
ただし、切り替え手続き後のパスポートの受け取りは本人が行く必要があります。
パスポートの切り替え後に古いパスポートはどうなるのか
「パスポートの切り替えをするってことは、今持っているパスポートはどうなるんだろう」と疑問がある人もいると思います。
思い出として、今まで入出国スタンプが押されたパスポートを手元に残したいですよね。
しかし、その点は安心してください。
パスポートを切り替えても、古いパスポートも手元に置いておくことができます。
パスポートの切り替えにあたり、現在有効なパスポートは一時的に返納しなければいけません。
しかし、新しく発給されたパスポートを受け取る時に、古いパスポートも返してくれます。
パスポートの切り替えにかかる日数
パスポートの切り替え手続きにかかる日数は「発行日から土、日、祝日は含まない5日間」です。
そのため、通常「約1週間」でパスポートを受け取ることができます。
ただし、年末年始やゴールデンウィークなどの連休などの連休時には、祝日を挟むので1週間以上かかります。
また、提出した証明写真に不備が見つかったりすると、再提出になるので、この場合も1週間以上かかる場合もあります。
パスポートの切り替えにかかる費用
パスポートの切り替えにかかる費用は、10年用と5年用で違います。
また年齢でも変わります。
パスポートの切り替えにかかる料金は以下の通りです。
収入印紙 | 証紙 | 合計 | |
10年用パスポート | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
5年パスポート (12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
5年パスポート (12歳未満) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
パスポートの切り替え手続きに必要な書類
パスポートの切り替えに必要なものは以下の5つです。
- 一般旅券発給申請書
- 写真1枚
- 現在持っているパスポート
- 住民票(人による)
- パスポート切り替え申請費用(パスポート受取時に必要)
一般旅券発給申請書
一般旅券発給申請書とは、パスポートの切り替えるための必要事項を書いて、パスポートの切替時に提出するものです。
一般旅券発給申請書は、
- ネットからダウンロード
- パスポートセンターの窓口
で手に入れることができますが、どちらでもかまいません。
記入には5分ぐらいで終わるので、時間がない人以外は、パスポートセンターの窓口に置いてあるものを取って記入すればいいと思います。
一般旅券発給申請書には
- 10年用のパスポート
- 5年用のパスポート
の2種類あるので、希望する方を取るように気をつけてください。
パスポート用の写真
パスポートの写真は、国際基準で定められているので、規約をしっかり守ったものを用意しましょう。
パスポートの切り替え申請時に提出する写真はそのままパスポートに転写され、またパスポートを作り直すときまで同じ写真です。
パスポート用の写真の基準は以下の通りです。
- 縦4.5cm × 横3.5cm(ふちなし)
- 提出日から6ヶ月以内に撮影したもの
- 正面を向いているもの
- 無帽
- 無背景
パスポート用の写真は街中にある証明写真機で撮影することができます。
800円ぐらいです。
また、パスポートの切り替え申請ができる場所にはたいていパスポート用の写真を撮影できる機械もあるので、当日撮影してもいいですね。
住民票
パスポートの切り替え手続きを申請する場所に住所がある人は、住基ネットにより住所の確認ができるため、住民票は必要ありません。
そのため、住民票がある場所と、パスポートの切り替え申請をする場所が異なる場合のみ、住民票を用意するようにしましょう。
提出する住民票にも以下の規定を守ったものを用意してください。
- 申請日から6ヶ月以内に発行されたもの
- 個人番号(マイナンバー)の記載がないもの
パスポートの切り替え申請から受け取るまでの流れ
それでは、どのようにパスポートの切り替え申請をしていくかを順番に説明していきます。
パスポートセンターで必要書類を提出する
本人または代理人が最寄りの都道府県のパスポートセンターに行きましょう。
「一般旅券発給申請書」をネットからダウンロードしてプリントアウト指定いない人は、パスポートセンターにあるものを取り、必要事項を記入します。
証明写真は、窓口で切って貼ってくれるのでそのままでOKです。
必要なものを持ち、窓口に行きます。
そして、「切り替え申請」することを伝え、
- 一般旅券発給申請書
- 写真1枚
- 現在持っているパスポート
- 住民票(人による)
を提出します。
記入漏れや写真のサイズのチェックされ、問題がなければ、「旅券申請受理票」という1枚の紙を渡されます。
この「旅券申請受理票」が新しいパスポートを受け取る時に必要になるので無くさないように保管しましょう。
その後、受け取り日の注意事項などを説明されます。
この時受け取り場所を指定しますが、その後に変更することはできません。
新しいパスポートを受け取る
「旅券申請受理票」に書かれている交付受取日提出は代理人でもできますが、パスポートの受け取りは「本人のみ」となっているので、パスポートの名義人本人が行きましょう。
「旅券申請受理票」の裏に、パスポートの切り替えの印紙を貼る場所があるので、パスポートセンターにある機械で、
- 収入印紙
- 県証紙
を購入し、受け取り用紙と一緒に窓口へ持っていきます。
窓口では、
- 出来上がったパスポートの内容の確認
- パスポートの内部にあるICチップの情報の確認
が行われ、問題なければ、新しいパスポートと古いパスポートを受け取ります。
発行日から6ヶ月以内に受け取らなかった場合、新しく発行されたパスポートは無効になります。
パスポートの切り替え申請まとめ
パスポートの切り替え申請についてまとめました。
航空券サイトなどに登録している場合、そのままだと、次に予約する時に古いパスポート情報で予約が行われるので、新しいパスポートの情報に更新するようにしましょう。