この記事では
- 自主隔離の対象者へ伝えたいこと
- 自主隔離の対象じゃない人へ伝えたいこと
などを書いていきます。
この記事の対象者は「今現在海外にいる人で、帰国予定の人」です。
自主隔離の対象国からだけの帰国者だけでなく、対象外の人も読んでみてください。
自主隔離対象の人へ伝えたいこと

現在日本に帰国した場合は、14日間隔離が要請されています。
自主隔離にかかる宿泊施設の料金などは全て自己負担。
自主隔離中の費用も全て自己負担なので、経済的にかなり厳しい人もいると思います。
LCCは次々と運休しているので、帰国するのはフラッグキャリアの人がほとんど。
その上、14日間のホテル代となると高額ですよね。
ホテルに2週間となると何万ももします。
そのため、自主隔離しようと思っていても、金銭的にできない人もたくさんいると思います。
そうなると、普通に公共交通機関を使う人も当然出てきます。

お金ないよ。
空港から近い宿は高いし…
個人的に「自主隔離していない人はかなり多い」と予想してます。
もしかして真面目に守ってる人なんてほんの一部かもしれません。
「要請」であって「強制」ではないですし、空港でサインするだけで、空港から出た後の行動は特にチェックはされませんからね。
なので、SNSで情報発信しない限り特定されることはないでしょう。
それでも、この記事を読んだ人は自主隔離してくれると嬉しいです。


自主隔離の対象じゃない人も自主隔離がおすすめ


現在は、入国拒否対象地域からの入国者のみ自主隔離が要請されますが、対象外の人も基本的に日本への帰国者は自主隔離した方がいいと思います。
なぜなら、帰国時に自分が感染していなくても、日本の空港で感染する可能性が非常に高いからです。
メンタリストDaiGoさんが帰国した時に受けた検疫の様子をYoutubeで語っています。
ウイルスから守るための検疫場所が逆にウイルスに感染しやすい環境となっていることが分かります。
自分がいくら渡航先の国でコロナウイルスに気をつけていても、日本で感染するのは避けたいですね。
日本は現在、トランジットを禁止していないので、北米やヨーロッパへの飛行機のトランジット場所となっています。
現在僕が宿泊しているドミトリー部屋にいるカナダ人も、4月中に日本経由でカナダに帰国すると言ってました。
ヨーロッパ圏の考えでは、マスクは重症患者が付けるもので、予防に付けるという意識があまりありません。
そのため、マスクを付けていない人も。
今の状況を考えて、コロナ対策のためにちゃんとマスクしている人もいますが、マスクに慣れていない人は、嫌がってしない人もたくさんいます。
空港は
- いろんな国から
- 様々な国出身の人が
- 同じ場所
に集まることになります。
そして、空港のウイルス対策はちゃんとできているとは言えない。
したがって、日本の空港で感染する確率が高いのです。
3月30日には、帰国者の中に20人のコロナウイルスに感染者が確認されました。
そのうち
- 2人はせきや味覚障害などの症状があり
- 18人は無症状
だったということです。
ということは「隣にいる咳もしていない人が感染者」ということもあり得るんですね。
したがって、自分が帰国する時点で感染していなくても、様々な国からの帰国者と一緒の場所にいることになる日本の空港で感染する可能性が高いということを覚えておいていてください。
帰国後にすぐに実家に帰らないことが大事【帰国者全員】


最後にお伝えするのは、すぐに実家に帰らない大切さについてです。
- 自主隔離する場所として「自宅」を選んだ人
- 自主隔離対象外の国から帰国した人
の中には、帰国後にそのまま実家に帰る人も多いと思います。
ただ、実家に人がいるのであれば、すぐに帰らないようにしましょう。
なぜなら、あなたがコロナウィルスに感染している可能性があり、実家にいる人にウイルスをうつしてしまう可能性があるからです。
先ほど説明したように空港で感染する可能性はもちろん、隔離対象外の人は空港からの移動手段で感染する可能性も。
今はどこに感染者がいるか分かりません。



特に人口が多い東京や大阪には、症状が出てないだけの感染者がたくさんいるだろうね。
日本では東京を中心に感染者の増加が止まりません。
毎日新規感染者数が過去更新を繰り返しています。
東京や大阪などの大都市はもちろん、移動規制が解除されている今、地方のどこかでもドカーンと爆発的に広がる可能性もあります。
実家に誰もいないのであれば、すぐに帰るのもいいのですが、自分の家族がいる場合は、自分が原因で感染させる可能性が高いのです。
実際にコロナウィルスの感染が多いイタリアでは、首都から実家に帰ることによって、親などに感染が拡大して死亡する人が多かったようです。
前例があるものなので、同じような失敗をしないようにしましょう。
高齢者がいる実家に帰る人は特に要注意
帰国後すぐに実家に帰らない方がいい理由を説明しましたが、特に実家に両親や祖父母がいる人は特にだめです。
なぜなら、今回の新型コロナウイルスは、感染者が60歳以上の人になると、一気に死亡率が上がるとされているから。
3月末には志村けんさんも新型コロナウイルスの影響で亡くなってしまいましたね。
先日なくなった志村けんさんは、お金があるので、医療設備に問題はなかったでしょう。
呼吸器の参考写真みたけど、すごかったです。
感染が発覚して、適切な治療を受けたにもかかわらず2週間ほどでなくなったわけです。
たばこを1日2箱吸うようなヘビースモーカーで、肺がもともとよくなかったという理由もありますが、コロナに感染した高齢者は死亡率が高いです。
ということで、できるだけ帰国して14日間は、どこかに引きこもり、その後に実家に帰ることをおすすめします。
自宅時間が増えた今だからこそ、家でやれることはたくさんありますよ。


自主隔離する宿泊施設や予約方法について


自主隔離先のホテルですが、日本の宿泊施設は外国人観光客の減少により、通常時よりも安い金額で宿泊できる宿も増えています。
普通に「Booking.com」や「Agoda」で予約しても安いですし、「
帰国まで2週間を切っているのであれば「直前予約」「最新セール」を使ってみてください。
また、民泊の「Airbnb」を利用するのもおすすめです。
しかも今なら、例えば成田空港に到着した人などは、Go To トラベルキャンペーンを利用してお得に宿泊することもできます。
自主隔離先の「宿泊ホテル」や「予約サイト」については「自主隔離のホテルのお得な予約方法」という記事に詳しくまとめているので、参考にしてください。


無理に帰国する必要はない
最後に、日本に無理に帰らなくていいという話を。
今現在、海外にいる人の中でも、日本に帰らないことを選択する人もいます。
日本はこれから感染者が増えていくのはほぼ確実なので、しっかり対策をした国であればそこに留まる方がいいかもしれません。
僕は今タイにいますが、このままタイにいたいですね。
ただ、9月26日までに出国しないといけないと決まっているので、仕方なく帰国しないといけません。
海外にいる人は、滞在国のビザの確認だけはしておきましょう。
ビザは個人の力ではどうにもできませんし、最悪その国の罰則を受ける可能性もあります。
延長手続きをしなくても自動延長するようになっていたり、ビザの期限を越えて滞在しても罰金がないくになどもありますが、基本的に外国人旅行者である以上ビザの期限は大事です。
コロナウィルス状況下の帰国後の行動にまとめ
今現在海外にいる人は、自主隔離の要請が出ている人だけでなく、対象外の国から帰国した人もできるだけ1人で引きこもるようにしましょう。
そうしないと、取り返しのつかないことになってしまう可能性も。
「すぐに実家に帰らない」という行動があなたの大切な人を守るのです。



