バンコクからチェンマイへ鉄道を使っての移動方法について

バンコクからチェンマイへは鉄道を利用することで快適に移動することができます。

今回は実体験を交えながらバンコクからチェンマイへの鉄道を使っての移動について説明していきます。

記事を読めば、バンコクへの鉄道駅への行き方、チケットの購入方法、移動の様子、チェンマイに着いた後の移動が理解することができるでしょう。

チェンマイへ快適に移動をしたいと思っている人は参考にしてください。

バンコクからチェンマイへの3つの移動手段

バンコクからチェンマイへ移動する場合、以下の3種類の移動手段があります。

それぞれの移動方法について解説します。

チェンマイへ飛行機で移動する

飛行機を使った移動は、バスや鉄道移動と比べて、時間が大幅に短縮できるのが1番のメリットです。

しかし飛行機移動である以上、値段がそれなりにかかります。

ただ、LCCの発達により、安い時期だと5,000円以下で飛べることもあります。

とにかく時間を節約したい人向けの移動手段です。

チェンマイへバスで移動する

でも、やはり陸路移動の方が安く移動することができることが多いので、バックパッカーや時間に余裕のある旅行者は「バス」か「鉄道」での移動が一般的です。

何よりもお金を節約したい人向けの移動手段です。

バスを使った移動になると、大きく分けてに二種類のバスがあります。

カオサン通りを発着する格安バス

1つは主にバックパッカー旅行者向けの格安バス。

カオサン通りから出ている格安バスに乗ると、約400〜500バーツくらいで移動できます。

基本的に夜行バスで、チェンマイのバスターミナル以外で降ろされることが多いです。

バンコク北バスターミナルを発着する普通のバス

もう一つは同じバス移動でも、バンコクの北バスターミナルから出ているバス。

こちらはタイ人旅行者の利用が多いです。

値段は高くなりますが、しっかりとしたサービスのある綺麗なバスでの移動が可能です。

具体的には、食事が付いていたり、深く倒れるリクライニングが付いているので、格安バスよりも快適に移動することができます。

チェンマイへ鉄道で移動する

そして今回紹介する「鉄道」を使っての移動は、格安バスよりかは値段は高くなりますが、リラックス度が全然違い、快適に移動することができます。

バスと同じぐらい時間はかかりますが、バス移動と違い、いつでも動き回れますし、完全に横になって寝ることもできます。

カーテンも付いているので、ゆっくりすることもできます。

バンコクからチェンマイに安く行こうとする人はバスを利用する人が多いですが、僕は断然電車での移動をオススメします。

バンコクからチェンマイまでの鉄道移動について

バンコクの鉄道駅の場所とアクセス

バンコクからチェンマイへ行く鉄道は、バンコクのメインの鉄道駅「Hua Lamphong（フアランポーン）」駅から出発します。

カオサン通りからは約4km離れています。

鉄道駅「Hua Lamphong駅」の場所

Hua Lamphong駅まで一番便利な移動方法は、MRT（地下鉄）を利用して「Hua Lamphong」駅まで行く方法です。

駅に着いた後、地上に出れば、鉄道駅のHua Lamphong駅まで徒歩1分です。

MRT「Hua Lamphong駅」の場所

バンコクからチェンマイへの鉄道の時刻表

チェンマイへの便は1日5便あり、そのうち4便は夜行電車です。
それぞれの出発時間と到着時間は下の通りです。

便	鉄道番号	タイプ	出発時間	到着時間	所要時間
①	7	Special Express	08:30	19:30	13時間
②	109	Rapid	13:45	04:05	14時間20分
③	9		18:10	07:15	13時間5分
④	13	Special Express	19:35	08:40	13時間5分
⑤	51	Express	22:00	12:10	14時間10分

この時刻表は2020年時点のものです。
変更している場合があるので、タイ鉄道の公式ホームページを一応確認しておくことをオススメします。

※ページが表示された後に、Originの箇所を「Bangkok」、Destinationの箇所を「Chiang Mai」と選択して「Check」をクリックすると、時刻表が表示されます。

参考 タイ鉄道の公式サイト（英語・タイ語）

駅の選択肢はアルファベット順に並んでいますが、「Bangkok」の選択肢はアルファベット順関係なく、1番上にあります。

チェンマイへの乗車料金

夜行電車は寝台電車になっており、出発直後は普通の座席なのですが、途中で旅行者が寝るためのベッドになり、上のベッドと下のベッドに分かれます。

注意してほしいのは、上と下で料金が違うということです。
上のベッドの方が安く、下のベッドの方は少し高くなります。

僕が乗った19:35発のエアコン車2等席料金は上のベッド席が791バーツ、下ベッド席が881バーツです。

上のベッドだと、はしごを使って上らないといけないことや、荷物棚が上にあることなどの影響で上のベッド料金の方が安いのだと思います。

そして僕が思う料金が違う一番の理由は、上のベッドには窓が無いのに対して、下のベッドには窓が付いてため、外の景色を楽しむことができるからでしょう。

バンコクからチェンマイ行きの鉄道チケットの購入について

鉄道の切符は、Hua Lamphon駅のメイン入口からそのまま入った時に、正面に見えるチケット売り場で購入することができます。

窓口に行って、目的地と乗りたい便の出発時間を伝えるだけでチケットを購入することができます。

チケットを買うためには、パスポートが必要なので、すぐ取り出せるようしておきましょう。

チケットの購入は現金以外にも、クレジットカードでも支払うことができます。

電車出発まで駅でできること

駅構内の1階にはフードコートがあり、2階にはカフェがあります。
早く駅に着いた人はそこでゆっくり時間を過ごすことができます。

また駅のすぐ近くにセブンイレブンがあるので、電車内で食べるものや飲み物を買い込んでおくと節約にもなりますし、鉄道移動も楽しくなるのでオススメです。

注意したいのは、駅構内にあるトイレは有料ということです。
一度の利用には3バーツかかります。

電車は特別な理由がない限り、時間通りに出発するので遅れないよう気を付けてください。

電車は何両もあるので、時間に余裕を持って乗り込めるようにしておきましょう。

タイで見れる不思議な光景

タイでは朝の8時と夕方6時にはタイの国王に敬意や感謝を伝えるため1分間だけ音楽が流れます。

その1分間にタイ人は座っている人もみんな立ち上がり、全てのタイ人の動きが止まる様子を見ることができます。

タイの国内であってもどこでも見れるものではありませんが、鉄道駅ではしっかりと見ることができます。

この1分間の間はたとえ外国人旅行者であっても、立って動かないようにしましょう。

タイ鉄道内設備・移動の流れについて

電車内は中央に通路があり、両脇に座席があります。

電車は出発直後は一人一席です。自分の切符に書いてある番号のところに座ります。
ベッドの上の段の人と、下の段の人とで向かい合う形の席になっています。

出発してしばらくすると、切符を確認する人が来ますので、すぐに出せるようにしておきましょう。

ベッドメイキング

出発して1時間半位経った頃、ベッドメイキングしてくれます。

下ベッドは椅子を崩し、上ベッドは鍵のようなもので開け、寝る場所を作ってくれます。

綺麗にベッドメイキングする手さばきは見ていてプロフェッショナルを感じます。

ベッド1つずつにカーテンが付いており、プライバシーは守られます。

チェンマイに到着した後にすること

夜行電車に乗ってバンコクからチェンマイに移動すれば、翌朝チェンマイに到着します。

チェンマイの鉄道駅に到着したあとは、無料の地図をもらい、中心部に移動しましょう。

無料の地図をもらおう

駅構内にある「TOURIST INFORMATION」と書かれたところに行けば、チェンマイとバンコクの地図が一緒になったものを無料でもらえます。

無料ですし、役に立つのでもらっておきましょう。

チェンマイ中心部へ移動しよう

チェンマイの鉄道駅はチェンマイの中心部より約3km離れています。

そのため、何らかの交通手段を利用して、チェンマイ中心部に移動しましょう。

チェンマイ駅を出ると、乗り合いトラッックのソンテオや、トゥクトゥクがたくさん停まっています。
それらに乗ることで市内へ10分ほどで行くことができます。

中心部まで歩いていくこともできますが、荷物を持って3km歩くのは相当疲れるので、体力のある人以外はオススメしません。

チェンマイ市内への移動はGrabがオススメ

チェンマイの鉄道駅からチェンマイ市内まで移動するなら、「Grab」がおすすめです。

Grabとは、Uberと同じ民間の人の車をタクシー代わりに使えるサービスです。

以前はタイにもUberが利用できましたが、現在は撤退しているため、Grabを使いましょう。

料金もあらかじめ決まっているので、ぼったくられる可能性は0です。
支払いはクレジットカードか、現金払いのどちらでもOKです。

チェンマイの鉄道駅の場所

バンコクからチェンマイへ鉄道を使っての移動方法まとめ

バンコクからチェンマイへ鉄道を使っての移動方法について解説しました。

安いバスでの移動をする人が多いですが、個人的には鉄道を使っての移動をオススメします。

バスよりも値段が高いですが、カーテンで作られた半個室のスペースでくつろぐこともできますし、ちゃんと横になって寝れるので、翌日の疲れが全く違ってきます。

そして何より「旅している感」を感じることができます。

ぜひ、鉄道を使っての移動を体験してみてください。